弁護士として事務所を開業する際に、意外と見落とされがちなのが「電話対応の体制」です。
代表番号の取得、スタッフによる一次対応、通話履歴の管理などは、クライアントとの信頼関係を築くうえで欠かせない要素です。

本記事は、新規開業時の電話環境をスムーズに整えたい方に向けて、通話録音や履歴共有といった弁護士事務所に必要な電話対応を、クラウド電話でどのように実現できるのかをわかりやすく解説します。

弁護士事務所の電話対応でよくある課題とは？

弁護士事務所を立ち上げる際、「とりあえず固定電話を契約すれば十分」と考える方も多いかもしれません。しかし実際の運用に入ると、以下のような電話対応に関する課題が浮き彫りになることが少なくありません。

番号が変わると信頼性に影響。将来的な移転時のリスク

固定電話番号は、地域性や信頼性の面で有利ですが、将来的に事務所を移転する場合、番号が変わってしまう可能性があります。これは、長年築いたクライアントとの信頼関係や、広告・名刺・Webなどの広報物に大きく影響するリスクです。

対応履歴を残せない。スタッフ間での情報共有が困難

従来の電話では「誰が・いつ・どのような対応をしたか」の記録を残す仕組みがなく、スタッフ間の情報共有が困難になりがちです。その結果、対応の食い違いや伝達ミスが発生しやすく、業務効率やクライアント対応の質にも影響を及ぼします。

受付スタッフの対応がブラックボックス化しやすい

受付や事務スタッフが一次対応を行った時「誰が・どのように対応したのか」が記録に残らないと、ミスやクレームが発生した際に、状況の把握や検証が難しくなります。

通話内容の確認ができない。証拠保全やトラブル対応に不安

弁護士業務では、依頼者とのやり取りがそのまま重要な記録や証拠になり得ます。万が一のトラブル時や、対応内容を見直したい場合に、通話内容を確認できない環境では安心して業務を進められません。

クラウド電話なら、代表番号も通話履歴も一元管理

従来の固定電話では難しかった「柔軟な運用」や「履歴の管理」も、クラウド電話を活用すればスムーズに実現できます。 複数のスタッフが電話対応に関わり、通話内容の記録や証拠保全が求められる弁護士事務所にとって、クラウド電話は非常に有効な手段です。

クラウド電話の仕組みとは？

クラウド電話とは、インターネット回線を利用して通話を行う仕組みです。専用の電話回線や工事は不要で、スマホやPCに専用アプリを入れるだけで、すぐに利用を開始できます。

主な特長：

• 工事不要、即日～数日で利用開始
• 番号ポータビリティに対応（現在の番号を引き継げる）
• スマホやPCでどこでも代表電話番号で発着信が可能

代表番号（03・06など）をスマホやPCで運用可能

事務所として信頼感のある市外局番（03・06など）を取得し、以下のような運用が可能になります。

利用シーン	使用機器	備考
事務所での受付	PCソフトフォンまたは固定IP電話機	代表番号で着信／発信
弁護士の外出時	スマートフォンアプリ	同じ番号で発着信・内線連携も可能
在宅勤務や分室	ノートPC＋アプリ	場所を選ばす通話・内線が可能

通話履歴や通話録音はスタッフ間で簡単に共有

クラウド電話では、通話履歴や録音データがクラウド上に保存されます。これにより、電話対応の内容をチーム全体で共有・確認することが可能になります。

メリット：

• 「誰が、いつ、誰と、どんな会話をしたか」を後から確認可能
• 音声データをスタッフ間で共有でき、対応の引き継ぎがスムーズに
• クレーム対応やトラブル時の証拠保全にも有効

たとえば、法律相談の初回受付内容を録音しておき、担当弁護士が事前に確認することで、業務の属人化を防ぎつつ、クライアントに対して適切な対応が可能になります。

固定電話とクラウド電話の比較

項目	従来の固定電話	クラウド電話
工事	必要	不要
通話履歴	基本的に残らない、または残せる項目に限りがある	自動で記録・保存でき、残せる項目も多い
通話録音	専用設備や機器が必要	標準機能として搭載されているサービスが多い
運用場所	電話機のある場所に限られる	スマホやPCで場所を選ばず事務所番号をそのまま使用可能

このように、クラウド電話は「代表番号の信頼性」と「柔軟な運用・記録性」を両立できる、新しい電話の形です。
次章では、こうしたクラウド電話の中でも特におすすめの「Widefone」について、詳しくご紹介します。

電話対応を効率化し、事務所全体の業務をスムーズにする「Widefone」

法人向け多機能クラウド電話・アプリ「Widefone（ワイドフォン）」は、弁護士事務所の運用に適した機能を備えたクラウド型の電話システムです。

スタッフ間の連携や顧客対応の履歴管理、事務所移転時の柔軟な対応など、弁護士事務所の業務に欠かせない電話機能を、オールインワンで提供します。

1. 通話録音で「クライアント対応」と「引き継ぎ」をサポート

弁護士業務では、電話でのやり取りが証拠保全や対応記録として重要になることがあります。Widefonは、すべての通話を自動録音・保存でき、後から内容を確認したり共有したりするのも簡単です。

メリット：

• クライアントとのやり取りを簡単に記録
• 応対ミスや「言った・言わない」トラブルの回避
• スタッフ間での情報共有や業務引き継ぎがスムーズに

2. 代表番号で“チーム対応”が可能に

複数人で運営する弁護士事務所では、代表番号にかかってきた電話をチームで効率よく対応できる体制が重要です。Widefoneなら、受付スタッフが一次対応し、担当弁護士へ内線転送することも簡単に行えます。

主な機能一覧：

• 代表番号での発着信（03・06などの固定電話番号に対応）
• 着信方法の選択（一斉着信・順次転送など、運用に合わせて設定可能）
• 内線通話・転送機能（アプリ間でスタッフ同士の連携もスムーズ）
• 自動音声応答（IVR）（不在時や受付振り分けに活用）

3. クラウド上の電話帳で連絡先を一元管理

Widefoneには、顧客情報を一元管理できる「クラウド電話帳」機能も備わっています。スタッフの入れ替わりや退職時も、顧客情報がクラウド上に残っているため、業務引き継ぎがスムーズに行えます。

主なメリット：

• クライアント情報をスタッフ全員で共有
• 担当の入れ替え・退職時もスムーズに引き継ぎ
• アプリ上からすぐに発信・確認が可能

4. 移転や増員にも柔軟に対応

Widefoneは物理的な電話回線に依存しないため、開業後の拡張にも柔軟に対応できます。
事務所の移転時も番号変更の心配がなく、スタッフの増員や支店の追加にもスムーズに対応できます。

主なメリット：

• 移転しても同じ電話番号を継続利用（番号ポータビリティ対応）
• スタッフの追加時は内線番号を設定するだけ
• 分室・支店との内線通話もアプリで実現可能

導入の流れとコスト感：開業準備中でもすぐに始められる

クラウド電話「Widefone」は、工事や機器の準備が不要で、開業直前でもすぐに利用を開始できます。
手続きはオンラインで完結し、費用も従来の固定電話に比べてお手軽です。

申し込みから利用開始までの流れ

1. お問い合わせ・お見積り・・・ご質問やお見積りの依頼がございましたら、フォームまたは電話でお気軽にご相談ください
2. ご利用お申し込み・・・お申込みフォームからご連絡ください。折り返し、お申し込み書をメール送付いたします
3. 証明書類のご提出・・・法人の証明書類(履歴事項証明書など)と、ご担当者様の本人確認書類（免許証など）をメールでご提出いただきます※
4. サービスご利用開始・・・書類をご提出いただきましたら、3営業日を目安に「サービス開通済みご案内」をメール送信しています。スマホアプリをダウンロードいただき、記載の情報でログインいただければサービスをご利用開始いただけます

法人向け多機能クラウド電話・アプリ「Widefone」お問い合わせ・お申込みフォームはこちら

お電話でのお問い合わせはこちら
「Widefone」お客様相談センター：03-5829-3965

※Widefoneは法人やビジネス用途のお客様を対象としたサービスです。開業前のお客様は、個別の審査・確認をしております。お問い合わせ時にご相談ください。

コスト比較 ― 固定電話よりリーズナブル

項目	従来の固定電話	Widefone（クラウド電話）
初期費用	約5,000円～10,000円以上（工事費含む）	1,200円（＋番号開通費2,000円）
月額基本料	約2,000円～3,000円	1,200円（固定電話番号の場合）※
機器・端末購入	電話機や配線などが必要	不要
履歴管理・通話録音	別途機器やサービス契約が必要	履歴管理は標準機能、通話録音はオプション選択可

※050番号の場合、初期費用・月額基本料ともに900円です

端末も工事も不要だから、開業直前でも間に合う

• スマホやPCにアプリをインストールするだけですぐに通話開始
• 工事・配線・機器の設置は一切不要
• 事務所契約前でも、仮オフィスや在宅での先行利用が可能

開業準備で慌ただしい時期だからこそ、工事不要ですぐに使える電話サービスは、心強い味方になります。業務に専念するためにも、信頼性と柔軟性を兼ね備えたクラウド電話の導入を、ぜひ検討してみてください。

まとめ ― 弁護士事務所の電話体制を効率化するならWidefone

弁護士事務所の電話体制には、「クライアントからの信頼性」「通話記録による証拠保全」「スタッフ間のチーム対応」「外出時の柔軟な運用」といった複数の課題が伴います。

これらを一つひとつ整備するには時間もコストもかかりますが、Widefoneならこれらすべてを、一つのクラウド電話サービスでまかなえます。

• 固定電話番号（03・06など）で信頼性を確保
• 通話録音や履歴管理で対応の「見える化」
• チームでの内線連携やIVR（自動音声応答）で業務効率化
• スマホ・PCで場所を問わず事務所番号を利用可能

工事不要・短期間で導入できるのも開業準備中の事務所にとって大きなメリットです。
まずは無料相談・トライアルから、実際の使い心地を体験してみてください。