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【機能改善のお知らせ】通話履歴の表示項目を追加、およびCSV出力機能を追加

【機能改善のお知らせ】通話履歴の表示項目を追加、およびCSV出力機能を追加

平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

Widefoneでは、管理画面の通話履歴表示とデータ出力に関する機能改善を行いました。
なお、今回追加した機能はWidefoneの標準機能として提供しており、ご利用に別途費用はかかりません。

通話履歴の表示項目を追加

Widefoneの管理画面の通話履歴表示では、発着信の電話番号、発着信(外線・内線)の通話種別、開始と終了時刻、通話の長さなど、通話履歴の管理に便利な情報をご確認いただけます。

今回の機能改善では、その一つ「成立判断」の項目を追加いたしました。成立判断とは、会話が成立したかどうかなど通話状況のステータスで、今回の追加によって下記表の項目をご確認いただけるようになりました。

成立判断の項目 説明
応答成功 発信側と着信側で通話が成立した場合
着信中断 着信側が電話に出る前に発信者側が電話を切った場合
着信不可(通話中)(※) 代表着信側の全員が通話中であり、誰も電話に出なかった場合
応答なし 全員が電話に出なかった場合
回線混雑 「発信中断」「着信不可(通話中)」「応答無し」以外の原因で通話が成立できなかった場合
回線未接続 ネットワーク切断、または着信側の端末に電源が入っていない場合
自動応答 IVR(自動音声応答機能)を利用中の場合
情報なし 上記のステータス以外の場合

(※)代表(一斉/リレー)着信機能をご利用の場合

  • 着信側が複数であり全員が電話に出なかった場合は、「着信不可(通話中)」または「応答なし」となります。履歴一覧には1レコードのみ表示され、UID欄が空欄で表示されます。
  • 着信側が複数であり、誰かが電話に出た場合、「応答成功」となります。履歴一覧には電話に出たユーザーの1レコードのみ表示され、対象ユーザーはUIDで判断できます。電話に出ていないユーザーは表示されません。

CSV出力機能を追加

また、今回の機能改善によって上記の成立判断を始め、通話履歴画面から取得できるデータをCSVで出力いただけるようになりました。



Widefoneは「自社開発・自社運営」のため、お客様のニーズに応える小回りの利いた機能開発と提供を継続的に行っています。今回の機能改善も、お客様からいただいた声により実現いたしました。

お客様のビジネスニーズに応じた柔軟なサービスを提供することを目指すWidefoneは、お客様のフィードバックをもとに、今後もさらなる機能改善を進め、より一層価値のあるサービスを提供し、皆様の利便性向上に努めてまいります。


本件に関するお問合せは、下記までご連絡ください。

株式会社ワイドテック「Widefone」サービス運用担当
メール:widefone@widetec.com
お問合せフォーム:https://widefone.jp/contact/

カスタマーハラスメント対策の具体例とは?|電話のカスハラ対策には通話録音が効果的

ビジネスフォンお役立ち情報 > カスタマーハラスメント対策の具体例とは?|電話のカスハラ対策には通話録音が効果的

カスタマーハラスメント対策の具体例とは?|電話のカスハラ対策には通話録音が効果的

公開日:2024/09/05   更新日:2024/11/08

公開日:2024/09/05 更新日:2024/11/08

顧客からの不適切なクレームや不当な要求、暴言、威圧的な態度などは「カスタマーハラスメント(カスハラ)」と呼ばれ、オペレーターなど従業員の心理的負担を増やし、電話業務の効率低下や全体の生産性の悪化を引き起こす深刻な社会問題となっています。

カスハラはその深刻さと被害の広がりから、現状、社会全体での対策が急務とされており、東京都でもカスハラ防止条例の制定に向けた動きが進んでいます。企業としても、顧客対応における現場の悩みに応え、従業員を守る具体的な対策が求められています。

その一環として、通話録音システム自動録音機能を導入することで、電話業務におけるやり取りを記録し、顧客との要望やクレームの内容を共有しやすくすることが有効です。録音した通話内容を確認することで、迷惑電話への適切な対策が講じやすくなるほか、オペレーターが安心して対応できる環境が整い、カスハラ対応の質も向上します。本記事では、電話対応におけるカスタマーハラスメントの具体的な対策とその効果について解説します。

カスタマーハラスメント対策の具体例とは?|電話のカスハラ対策には通話録音が効果的

カスタマーハラスメントとは?

カスタマーハラスメント(カスハラ)とは、顧客がサービス提供者に対して不当な謝罪要求や罵声、暴言といった強迫的な発言や威圧的な行動を行うことにより、精神的・身体的に負担をかける行為を指します。特にサービス業や接客業で問題となり、職場環境の悪化や従業員の心身の健康に深刻な影響を及ぼします。

顧客の意見に丁寧に耳を傾けつつも、不当な要求や過剰な苦情のエスカレートが従業員に及ぼす影響を最小限に抑えるための体制整備といった春原対策が、企業にとって重要な課題となっています。

カスタマーハラスメントの具体例

カスハラの具体例として、以下のような言動が挙げられます。

  • 執拗で過度な要求: 商品やサービスに問題がないにもかかわらず、何度も同じ内容のクレームを執拗に繰り返し、従業員に過剰な対応を強いる行為
  • 人格否定の発言等の暴言: 対応した従業員に対して、「無能だ」といったような個人的な侮辱や罵倒を浴びせ、威圧的な態度を取る行為
  • 物理的な威嚇行為: 店舗やオフィスに押しかけ、机を叩いたり、近距離で怒鳴り声を上げたりするなど、身体的な威圧感を与える行為
  • 無理な謝罪や不合理な要求: 過剰に謝罪を要求し、対応者に精神的なプレッシャーを与えたり、特定の従業員を指名し、通常では対応できない不合理な要求をする行為
  • 法外な賠償やサービスの要求: 商品の瑕疵やサービスの問題に対し、過大な賠償金や無償サービスの提供をしつこく要求する行為

また、暴言や威圧的な行動が伴わなくても、明らかに解決が難しい問題でないにもかかわらず、長時間電話や対面で従業員を拘束し業務に支障をきたす行為も、従業員に心理的負担をもたらすカスハラの例として考えられます。

クレームとハラスメントの違い

クレームは企業のサービス改善のための提案やフィードバックであり、一方、ハラスメントは個人を攻撃する不適切な行為とされます。例えば、「商品が届かない」とのクレームは、問題の原因を調査し、サービス改善の機会にするべきですが、「対応が遅いのは担当者が無能だからだ」という発言は個人攻撃にあたりハラスメントに該当します。

企業はクレームをサービス品質向上のための機会ととらえ、顧客に適切な案内や回答を行うことが重要です。一方で、ハラスメントは従業員に精神的ダメージを与え、職場の雰囲気を悪化させるため、適切な管理と防止策を講じる必要があります。両者を適切に区別し、企業が健全に成長できるよう取り組むことが重要です。

カスハラが発生する理由

社会が急速に変化する中で、顧客からのサービスへの過度な期待や、インターネットでの悪評拡散のリスクやプレッシャーがカスタマーハラスメントの発生原因となることもあります。

電話やオンラインでの対応では、対面よりも匿名性が高く、顧客が電話越しに感情を抑えずに過激な発言や嫌がらせ行動を取りやすくなる傾向があります。顔が見えないことで、顧客が従業員に対する配慮を欠きやすくなるため、特に過酷な状況にさらされることがあります。

さらに、個人のストレス発散の矛先としてサービス業の従業員に向けられることがあります。特に自分の期待通りにいかないとき、怒りをぶつける対象として従業員が選ばれることがあります。

このようにカスハラの原因は複数あり、企業は複合的な対策が求められます。
カスハラに対する具体的な対応方法をご紹介する前に、東京都のカスハラを防ぐためのガイドラインについてみてみましょう。

東京都はカスタマーハラスメント防止条例の制定へ

東京都はカスタマーハラスメント防止条例の制定へ

東京都はカスタマーハラスメント(カスハラ)に対する問題の深刻化を受け、防止条例の制定を進めています。令和6年7月に産業労働局が発表した「東京都カスタマーハラスメント防止条例(仮称)の基本的考え方」では、企業や従業員をカスタマーハラスメントから守るための取り組みを強化する方針を示しており、主な内容は以下です。

東京都のカスハラの定義

カスハラを明確に定義し、その範囲を示すことで、企業がどのような行為をカスハラとみなすべきかを理解できるようにしています。これらは、企業がハラスメント行為に対して適切な対応を取るための基礎となります。

  • カスタマーハラスメント・・・顧客等から就業者に対する、著しい迷惑行為であり、就業環境を害するもの
  • 著しい迷惑行為・・・暴行、脅迫その他の違法な行為又は正当な理由がない過度な要求、暴言など不当な行為

従業員保護のための企業の責務

企業には、従業員をカスハラから守るための措置を講じる責任があるとされ、これに基づいて対策の強化が求められています。具体的には、従業員向けの教育やトレーニングの実施を通じて、カスハラを判断し適切に対処するスキルを強化することが重要です。また、ハラスメントの事実関係を正確に把握し、業務妨害にあたる行為を迅速に見極める対応力も求められます。

また、カスハラを受けた従業員が安心して働けるようにするために、ハラスメントの相談窓口の設置や、相談内容の秘密保持、適切な対応措置などの環境整備が求められています。

社会全体での取り組み

社会全体でカスハラを防止するための枠組み作りを進めることが必要であるとされています。そのため、東京都は企業や労働者、消費者に対して広く啓発活動を行い、カスハラの防止に向けた意識の向上を図るとしています。今後、ガイドラインに基づき、企業側もカスハラの定義を明確に理解し、モニタリング体制を整えることで、従業員のメンタルケアや働きやすい環境作りに取り組むことが期待されます。

ガイドラインによる明確な定義があることで、企業は一貫性のある対応を徹底できるため、従業員のメンタルケアにもつながり、組織全体でのカスハラ対策の強化が期待されます。ここからは、カスハラ対策の具体的対策をご紹介します。

カスタマーハラスメントに対する具体的な対策

カスタマーハラスメントに対する具体的な対策

近年、カスタマーハラスメント(カスハラ)の問題が深刻化しており、企業はこれに対する対策を強化する必要があります。ここでは、カスタマーハラスメントに対する具体的な対策について詳しく解説します。

対策(1)マニュアルの整備とトレーニング

カスハラを未然に・効果的に防ぐためには、まず社内での適切なトレーニング(教育)とマニュアル(ガイドライン)の整備といった事前対策が重要です。これにより従業員が自信を持ってスムーズに適切な対応が取れるようになります。

  • 明確な対応マニュアルの作成・・・どのような発言や行為がハラスメントに該当するか、またその場合の具体的な対応手順を明示した対応マニュアルを作成します。これにより、担当部署や従業員が一貫した対応を取ることができるように、ブランドイメージの保護にもつながります。
  • 従業員へのトレーニング・・・マニュアルを基に、カスハラに直面した際の対応や、適切な対処方法を実践するためのトレーニングを定期的に行います。従業員が自信を持って対応できるようになるため、顧客に対しても冷静かつ適切な対応ができます。

社内研修とガイドラインの整備は、従業員が自信を持って顧客対応できるようにするためにも不可欠です。研修を通じて適切な電話応対スキルやクレーム対応の技術を学ぶことで、企業全体の顧客満足度とサポート品質の向上に貢献します。研修やマニュアルは定期的にアナウンスし、全員が最新の対応方針を理解できるよう徹底することも重要です。

対策(2)社内体制の構築

カスハラ対策の事前対策として社内体制の構築を行い、組織全体で問題に取り組む姿勢を示すことで、従業員の安心感と企業の信頼性を高めることができます。

  • 段階的なエスカレーション体制の整備・・・特に悪質なカスハラに対しては、従業員が一人で対応するのではなく、上司や専門部署にエスカレーションする体制を整備します。必要に応じて、法的対応を検討することも含めた仕組みを作ることが重要です。
  • 従業員へメンタルヘルスケアの提供・・・カスハラに対応する従業員に対して、メンタルヘルスケアやカウンセリングサービスを提供することで、心理的な負担を軽減します。定期的なフォローアップも重要です。

これらの対応は、従業員のモチベーション向上にもつながり、結果として離職率の低下にも寄与します。社内体制の構築や整備は、企業がカスタマーハラスメント対策を実現し、従業員の働きやすさを向上させるための鍵となります。

対策(3)顧客へのルール説明

事前のルール説明はカスタマーハラスメントを防ぐために重要です。事前にルールを明確に説明することで、顧客に対する期待値を設定し、企業と顧客の間に明確なガイドラインを設けることができます。これにより、顧客が不適切な行動を取るリスクを減少させることができます。

明確に説明するルールとして、代表的なものはこちらです。

  • 返金ポリシー
  • クレーム対応のプロセス
  • 会話や通話録音の事前告知
  • ハラスメント行為に対する企業としての姿勢

また、必要に応じて、特に悪質なケースに対しては、顧問弁護士と連携し法的措置を検討することもルールとして設定しているケースも多くみられます。

対策(4)法的対応の準備

法的対処とクレーム対応のフローを明確に設定し公に明言するなど、企業が客観的で一貫した対応を取ることで、従業員の安全を守り、企業自身も無用なリスクを回避することができます。またこれらは、ハラスメント行動を抑制する効果も期待できます。

  • 企業内の法務部門と連携・・・企業は、法務部門や担当弁護士と連携し、ハラスメント対応のフローや手順を含む方針を策定し、対応方針を明確にします。これには、裁判例や判決に基づいた適切な対応指針が含まれていることが重要です。
  • 弁護士を通じた警察への通報手段の確立・・・実際にハラスメントが発生した際に、速やかに警察へ通報する手段を弁護士と連携して確立することで、トラブル発生時の迅速な対応が可能になります。法的に同意を得たうえでの対応や、正確な事実確認を通して、従業員の安全確保が図れます。

これらは実際にハラスメントが起きた際の迅速な対応に役立ちます。加えて、企業が積極的にこれらの対策を講じることで、健全な職場環境を維持し、従業員のモチベーションや生産性の向上にもつながります。

電話でカスハラが起こりやすい理由とその対策

電話でカスハラが起こりやすい理由とその対策

具体的なカスタマーハラスメント対策を見てきましたが、カスハラで特に注意したのは電話でのハラスメントです。電話でのコミュニケーションは、匿名性や心理的距離感が高いため、顧客が攻撃的な言動を取りやすくなります。またリアルタイムでのやり取りであるため、顧客が不満を感じた瞬間に、その感情を直接相手に伝えることができ、この即時的な反応が、相手を攻撃する行為に発展することがあります。

このため、企業は電話対応時に適切な対策を講じることが重要であり、その最も効果的な方法の一つが「通話録音」です。

電話の録音を活用したカスハラ対策の具体例

ハラスメント行為の証拠を確保し、適切な対応を取るために役立つため、「会話や電話の録音」は有効な手段です。録音された内容によって、ハラスメントが発生した際の具体的な状況を正確に把握でき、従業員を守るための重要な証拠となります。具体例を紹介します。

  • ハラスメント行為の証拠保全・・・ある顧客が従業員に対して繰り返し暴言を吐いたり、過剰な要求を行った場合、適切な利用目的で録音された録音データがその行為を裏付ける証拠として利用されます。これにより、企業は適切な対策を講じることができ、従業員を保護する根拠が得られます。
  • 顧客とのトラブル解決・・・顧客がサービス内容や契約条件について不満を持ち、クレームを申し立てた際、録音された通話内容を確認することで、双方の認識違いや誤解を解消し、適切な解決策を導き出すことができます。話し方のトーンや言葉遣いも確認できるため、事実に基づいた対応が可能です。
  • 内部教育とトレーニングの材料として活用・・・録音されたカスハラの事例を基に、従業員向けの研修を行い、適切な対応方法を学ばせることができます。実際の通話内容を使ったトレーニングにより、従業員はリアルな状況に基づく対応ノウハウを身につけ、カスハラに対する対応力を強化できます。

通話録音はカスハラの抑止力としても効果

顧客との電話の会話を録音することは、ハラスメント行為の証拠を確保するだけではなく、録音が行われていることを顧客に伝えることで、抑止効果も期待できます。

通話録音は、顧客による過激な言動や不当な要求を未然に防ぐ効果が期待でき、従業員が安心して業務に集中できる環境づくりにも貢献します。また、録音があることで、従業員も正確かつ適切な対応を心がける意識が高まり、全体の対応品質が向上します。

電話の録音(通話録音)の具体的な方法

通話録音の導入は、カスタマーハラスメント対策を始め、ビジネスにおけるサービス品質の向上や記録保持・コンプライアンス対策のために非常に有用で、近年、通話録音の重要性はますます高まっています。
通話録音の手法や技術、は以下のコラムでもご紹介していますが、その中から、通話録音ができるクラウドIPフォン「Widefone(ワイドフォン)」をご紹介します。
通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

通話録音ができるクラウドIPフォン「Widefone」

Widefoneは、スマホにアプリをインストールするだけで、手持ちの端末に仕事用の電話番号(050番号)が使えるようになるサービスです。初期費用・月額費用ともに900円の導入しやすさ、またWidefoneどうしなら無料で通話ができる、等のコストメリットの高さが特長です。

Widefoneの通話録音は、すべての通話(発信・着信とも)をクラウドに録音し、90日間保持できます。オプション(月額500円/ユーザー)でご提供しています。

録音した内容(音声)は、管理者が管理画面から再生・ダウンロードできる点がカスハラ対策として特に便利にご利用いただけます。
また、通話録音のダウンロードや削除の権限は、初期設定では管理者にのみ付与されますので、従業員のコンプライアンス管理の上でも有用です。

Widefoneはクラウドサービスのため、専用の設備や工事が不要で手軽に始められるのもメリットです。料金など詳細は以下のバナーよりご確認ください。

まとめとカスタマーハラスメント対策の重要性

本コラムでご紹介したカスハラに対する具体的なアプローチによって適切な対策を講じることで、従業員のメンタルヘルスを守り、健全な職場環境を維持することができます。また、企業としても、適切な対応を行うことで信頼を築き、顧客との健全な関係を維持することができます。カスハラ対策は、従業員を守るだけでなく、長期的には企業の成長と持続可能な経営にもつながるため、積極的に取り組むべき課題です。

また、企業はカスタマーハラスメント対策を継続的に見直し、改善していく必要があります。他企業の成功事例や最新の法令を参考にしながら、自社の対策をブラッシュアップしていくことにより、顧客満足度だけでなく、従業員の安全と健康を守ることができるでしょう。

※機能や価格は公開日時点の情報です

※価格は税抜表示です

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カスタマーハラスメント対策の具体例とは?|電話のカスハラ対策には通話録音が効果的

公開日:2024/09/05   更新日:2024/11/08

公開日:2024/09/05 更新日:2024/11/08

顧客からの不適切なクレームや不当な要求、暴言、威圧的な態度などは「カスタマーハラスメント(カスハラ)」と呼ばれ、オペレーターなど従業員の心理的負担を増やし、電話業務の効率低下や全体の生産性の悪化を引き起こす深刻な社会問題となっています。

カスハラはその深刻さと被害の広がりから、現状、社会全体での対策が急務とされており、東京都でもカスハラ防止条例の制定に向けた動きが進んでいます。企業としても、顧客対応における現場の悩みに応え、従業員を守る具体的な対策が求められています。

その一環として、通話録音システム自動録音機能を導入することで、電話業務におけるやり取りを記録し、顧客との要望やクレームの内容を共有しやすくすることが有効です。録音した通話内容を確認することで、迷惑電話への適切な対策が講じやすくなるほか、オペレーターが安心して対応できる環境が整い、カスハラ対応の質も向上します。本記事では、電話対応におけるカスタマーハラスメントの具体的な対策とその効果について解説します。

カスタマーハラスメント対策の具体例とは?|電話のカスハラ対策には通話録音が効果的

カスタマーハラスメントとは?

カスタマーハラスメント(カスハラ)とは、顧客がサービス提供者に対して不当な謝罪要求や罵声、暴言といった強迫的な発言や威圧的な行動を行うことにより、精神的・身体的に負担をかける行為を指します。特にサービス業や接客業で問題となり、職場環境の悪化や従業員の心身の健康に深刻な影響を及ぼします。

顧客の意見に丁寧に耳を傾けつつも、不当な要求や過剰な苦情のエスカレートが従業員に及ぼす影響を最小限に抑えるための体制整備といった春原対策が、企業にとって重要な課題となっています。

カスタマーハラスメントの具体例

カスハラの具体例として、以下のような言動が挙げられます。

  • 執拗で過度な要求: 商品やサービスに問題がないにもかかわらず、何度も同じ内容のクレームを執拗に繰り返し、従業員に過剰な対応を強いる行為
  • 人格否定の発言等の暴言: 対応した従業員に対して、「無能だ」といったような個人的な侮辱や罵倒を浴びせ、威圧的な態度を取る行為
  • 物理的な威嚇行為: 店舗やオフィスに押しかけ、机を叩いたり、近距離で怒鳴り声を上げたりするなど、身体的な威圧感を与える行為
  • 無理な謝罪や不合理な要求: 過剰に謝罪を要求し、対応者に精神的なプレッシャーを与えたり、特定の従業員を指名し、通常では対応できない不合理な要求をする行為
  • 法外な賠償やサービスの要求: 商品の瑕疵やサービスの問題に対し、過大な賠償金や無償サービスの提供をしつこく要求する行為

また、暴言や威圧的な行動が伴わなくても、明らかに解決が難しい問題でないにもかかわらず、長時間電話や対面で従業員を拘束し業務に支障をきたす行為も、従業員に心理的負担をもたらすカスハラの例として考えられます。

クレームとハラスメントの違い

クレームは企業のサービス改善のための提案やフィードバックであり、一方、ハラスメントは個人を攻撃する不適切な行為とされます。例えば、「商品が届かない」とのクレームは、問題の原因を調査し、サービス改善の機会にするべきですが、「対応が遅いのは担当者が無能だからだ」という発言は個人攻撃にあたりハラスメントに該当します。

企業はクレームをサービス品質向上のための機会ととらえ、顧客に適切な案内や回答を行うことが重要です。一方で、ハラスメントは従業員に精神的ダメージを与え、職場の雰囲気を悪化させるため、適切な管理と防止策を講じる必要があります。両者を適切に区別し、企業が健全に成長できるよう取り組むことが重要です。

カスハラが発生する理由

社会が急速に変化する中で、顧客からのサービスへの過度な期待や、インターネットでの悪評拡散のリスクやプレッシャーがカスタマーハラスメントの発生原因となることもあります。

電話やオンラインでの対応では、対面よりも匿名性が高く、顧客が電話越しに感情を抑えずに過激な発言や嫌がらせ行動を取りやすくなる傾向があります。顔が見えないことで、顧客が従業員に対する配慮を欠きやすくなるため、特に過酷な状況にさらされることがあります。

さらに、個人のストレス発散の矛先としてサービス業の従業員に向けられることがあります。特に自分の期待通りにいかないとき、怒りをぶつける対象として従業員が選ばれることがあります。

このようにカスハラの原因は複数あり、企業は複合的な対策が求められます。
カスハラに対する具体的な対応方法をご紹介する前に、東京都のカスハラを防ぐためのガイドラインについてみてみましょう。

東京都はカスタマーハラスメント防止条例の制定へ

東京都はカスタマーハラスメント防止条例の制定へ

東京都はカスタマーハラスメント(カスハラ)に対する問題の深刻化を受け、防止条例の制定を進めています。令和6年7月に産業労働局が発表した「東京都カスタマーハラスメント防止条例(仮称)の基本的考え方」では、企業や従業員をカスタマーハラスメントから守るための取り組みを強化する方針を示しており、主な内容は以下です。

東京都のカスハラの定義

カスハラを明確に定義し、その範囲を示すことで、企業がどのような行為をカスハラとみなすべきかを理解できるようにしています。これらは、企業がハラスメント行為に対して適切な対応を取るための基礎となります。

  • カスタマーハラスメント・・・顧客等から就業者に対する、著しい迷惑行為であり、就業環境を害するもの
  • 著しい迷惑行為・・・暴行、脅迫その他の違法な行為又は正当な理由がない過度な要求、暴言など不当な行為

従業員保護のための企業の責務

企業には、従業員をカスハラから守るための措置を講じる責任があるとされ、これに基づいて対策の強化が求められています。具体的には、従業員向けの教育やトレーニングの実施を通じて、カスハラを判断し適切に対処するスキルを強化することが重要です。また、ハラスメントの事実関係を正確に把握し、業務妨害にあたる行為を迅速に見極める対応力も求められます。

また、カスハラを受けた従業員が安心して働けるようにするために、ハラスメントの相談窓口の設置や、相談内容の秘密保持、適切な対応措置などの環境整備が求められています。

社会全体での取り組み

社会全体でカスハラを防止するための枠組み作りを進めることが必要であるとされています。そのため、東京都は企業や労働者、消費者に対して広く啓発活動を行い、カスハラの防止に向けた意識の向上を図るとしています。今後、ガイドラインに基づき、企業側もカスハラの定義を明確に理解し、モニタリング体制を整えることで、従業員のメンタルケアや働きやすい環境作りに取り組むことが期待されます。

ガイドラインによる明確な定義があることで、企業は一貫性のある対応を徹底できるため、従業員のメンタルケアにもつながり、組織全体でのカスハラ対策の強化が期待されます。ここからは、カスハラ対策の具体的対策をご紹介します。

カスタマーハラスメントに対する具体的な対策

カスタマーハラスメントに対する具体的な対策

近年、カスタマーハラスメント(カスハラ)の問題が深刻化しており、企業はこれに対する対策を強化する必要があります。ここでは、カスタマーハラスメントに対する具体的な対策について詳しく解説します。

対策(1)マニュアルの整備とトレーニング

カスハラを未然に・効果的に防ぐためには、まず社内での適切なトレーニング(教育)とマニュアル(ガイドライン)の整備といった事前対策が重要です。これにより従業員が自信を持ってスムーズに適切な対応が取れるようになります。

  • 明確な対応マニュアルの作成・・・どのような発言や行為がハラスメントに該当するか、またその場合の具体的な対応手順を明示した対応マニュアルを作成します。これにより、担当部署や従業員が一貫した対応を取ることができるように、ブランドイメージの保護にもつながります。
  • 従業員へのトレーニング・・・マニュアルを基に、カスハラに直面した際の対応や、適切な対処方法を実践するためのトレーニングを定期的に行います。従業員が自信を持って対応できるようになるため、顧客に対しても冷静かつ適切な対応ができます。

社内研修とガイドラインの整備は、従業員が自信を持って顧客対応できるようにするためにも不可欠です。研修を通じて適切な電話応対スキルやクレーム対応の技術を学ぶことで、企業全体の顧客満足度とサポート品質の向上に貢献します。研修やマニュアルは定期的にアナウンスし、全員が最新の対応方針を理解できるよう徹底することも重要です。

対策(2)社内体制の構築

カスハラ対策の事前対策として社内体制の構築を行い、組織全体で問題に取り組む姿勢を示すことで、従業員の安心感と企業の信頼性を高めることができます。

  • 段階的なエスカレーション体制の整備・・・特に悪質なカスハラに対しては、従業員が一人で対応するのではなく、上司や専門部署にエスカレーションする体制を整備します。必要に応じて、法的対応を検討することも含めた仕組みを作ることが重要です。
  • 従業員へメンタルヘルスケアの提供・・・カスハラに対応する従業員に対して、メンタルヘルスケアやカウンセリングサービスを提供することで、心理的な負担を軽減します。定期的なフォローアップも重要です。

これらの対応は、従業員のモチベーション向上にもつながり、結果として離職率の低下にも寄与します。社内体制の構築や整備は、企業がカスタマーハラスメント対策を実現し、従業員の働きやすさを向上させるための鍵となります。

対策(3)顧客へのルール説明

事前のルール説明はカスタマーハラスメントを防ぐために重要です。事前にルールを明確に説明することで、顧客に対する期待値を設定し、企業と顧客の間に明確なガイドラインを設けることができます。これにより、顧客が不適切な行動を取るリスクを減少させることができます。

明確に説明するルールとして、代表的なものはこちらです。

  • 返金ポリシー
  • クレーム対応のプロセス
  • 会話や通話録音の事前告知
  • ハラスメント行為に対する企業としての姿勢

また、必要に応じて、特に悪質なケースに対しては、顧問弁護士と連携し法的措置を検討することもルールとして設定しているケースも多くみられます。

対策(4)法的対応の準備

法的対処とクレーム対応のフローを明確に設定し公に明言するなど、企業が客観的で一貫した対応を取ることで、従業員の安全を守り、企業自身も無用なリスクを回避することができます。またこれらは、ハラスメント行動を抑制する効果も期待できます。

  • 企業内の法務部門と連携・・・企業は、法務部門や担当弁護士と連携し、ハラスメント対応のフローや手順を含む方針を策定し、対応方針を明確にします。これには、裁判例や判決に基づいた適切な対応指針が含まれていることが重要です。
  • 弁護士を通じた警察への通報手段の確立・・・実際にハラスメントが発生した際に、速やかに警察へ通報する手段を弁護士と連携して確立することで、トラブル発生時の迅速な対応が可能になります。法的に同意を得たうえでの対応や、正確な事実確認を通して、従業員の安全確保が図れます。

これらは実際にハラスメントが起きた際の迅速な対応に役立ちます。加えて、企業が積極的にこれらの対策を講じることで、健全な職場環境を維持し、従業員のモチベーションや生産性の向上にもつながります。

電話でカスハラが起こりやすい理由とその対策

電話でカスハラが起こりやすい理由とその対策

具体的なカスタマーハラスメント対策を見てきましたが、カスハラで特に注意したのは電話でのハラスメントです。電話でのコミュニケーションは、匿名性や心理的距離感が高いため、顧客が攻撃的な言動を取りやすくなります。またリアルタイムでのやり取りであるため、顧客が不満を感じた瞬間に、その感情を直接相手に伝えることができ、この即時的な反応が、相手を攻撃する行為に発展することがあります。

このため、企業は電話対応時に適切な対策を講じることが重要であり、その最も効果的な方法の一つが「通話録音」です。

電話の録音を活用したカスハラ対策の具体例

ハラスメント行為の証拠を確保し、適切な対応を取るために役立つため、「会話や電話の録音」は有効な手段です。録音された内容によって、ハラスメントが発生した際の具体的な状況を正確に把握でき、従業員を守るための重要な証拠となります。具体例を紹介します。

  • ハラスメント行為の証拠保全・・・ある顧客が従業員に対して繰り返し暴言を吐いたり、過剰な要求を行った場合、適切な利用目的で録音された録音データがその行為を裏付ける証拠として利用されます。これにより、企業は適切な対策を講じることができ、従業員を保護する根拠が得られます。
  • 顧客とのトラブル解決・・・顧客がサービス内容や契約条件について不満を持ち、クレームを申し立てた際、録音された通話内容を確認することで、双方の認識違いや誤解を解消し、適切な解決策を導き出すことができます。話し方のトーンや言葉遣いも確認できるため、事実に基づいた対応が可能です。
  • 内部教育とトレーニングの材料として活用・・・録音されたカスハラの事例を基に、従業員向けの研修を行い、適切な対応方法を学ばせることができます。実際の通話内容を使ったトレーニングにより、従業員はリアルな状況に基づく対応ノウハウを身につけ、カスハラに対する対応力を強化できます。

通話録音はカスハラの抑止力としても効果

顧客との電話の会話を録音することは、ハラスメント行為の証拠を確保するだけではなく、録音が行われていることを顧客に伝えることで、抑止効果も期待できます。

通話録音は、顧客による過激な言動や不当な要求を未然に防ぐ効果が期待でき、従業員が安心して業務に集中できる環境づくりにも貢献します。また、録音があることで、従業員も正確かつ適切な対応を心がける意識が高まり、全体の対応品質が向上します。

電話の録音(通話録音)の具体的な方法

通話録音の導入は、カスタマーハラスメント対策を始め、ビジネスにおけるサービス品質の向上や記録保持・コンプライアンス対策のために非常に有用で、近年、通話録音の重要性はますます高まっています。
通話録音の手法や技術、は以下のコラムでもご紹介していますが、その中から、通話録音ができるクラウドIPフォン「Widefone(ワイドフォン)」をご紹介します。
通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

通話録音ができるクラウドIPフォン「Widefone」

Widefoneは、スマホにアプリをインストールするだけで、手持ちの端末に仕事用の電話番号(050番号)が使えるようになるサービスです。初期費用・月額費用ともに900円の導入しやすさ、またWidefoneどうしなら無料で通話ができる、等のコストメリットの高さが特長です。

Widefoneの通話録音は、すべての通話(発信・着信とも)をクラウドに録音し、90日間保持できます。オプション(月額500円/ユーザー)でご提供しています。

録音した内容(音声)は、管理者が管理画面から再生・ダウンロードできる点がカスハラ対策として特に便利にご利用いただけます。
また、通話録音のダウンロードや削除の権限は、初期設定では管理者にのみ付与されますので、従業員のコンプライアンス管理の上でも有用です。

Widefoneはクラウドサービスのため、専用の設備や工事が不要で手軽に始められるのもメリットです。料金など詳細は以下のバナーよりご確認ください。

まとめとカスタマーハラスメント対策の重要性

本コラムでご紹介したカスハラに対する具体的なアプローチによって適切な対策を講じることで、従業員のメンタルヘルスを守り、健全な職場環境を維持することができます。また、企業としても、適切な対応を行うことで信頼を築き、顧客との健全な関係を維持することができます。カスハラ対策は、従業員を守るだけでなく、長期的には企業の成長と持続可能な経営にもつながるため、積極的に取り組むべき課題です。

また、企業はカスタマーハラスメント対策を継続的に見直し、改善していく必要があります。他企業の成功事例や最新の法令を参考にしながら、自社の対策をブラッシュアップしていくことにより、顧客満足度だけでなく、従業員の安全と健康を守ることができるでしょう。

※機能や価格は公開日時点の情報です

※価格は税抜表示です

固定電話にSMSを送る方法|IVRの活用で間接的に対応できるアイデアをご紹介

ビジネスフォンお役立ち情報 > 固定電話にSMSを送る方法|IVRの活用で間接的に対応できるアイデアをご紹介

固定電話にSMSを送る方法|IVRの活用で間接的に対応できるアイデアをご紹介

公開日:2024/08/27   更新日:2024/10/04

公開日:2024/08/27 更新日:2024/10/04

SMSは手軽なコミュニケーション手段として、ビジネスから個人利用まで多くのシーンで活用されています。メッセージを通話ではなくテキスト形式で伝えることができるため、例えば、詳細な情報や手順、WebサイトのURLなど複雑な文字列を伝えたいとき、SMSなら簡潔にまとめて送信でき、電話で口頭説明するよりも確実に伝わる可能性が高いです。

固定電話に直接的にSMSを送ることはできませんが、SMSは利便性の高いサービスのため、固定電話宛に送信したいというニーズは一定数あります。このコラムでは固定電話にSMSを送りたいと考えている方に向けて、間接的に対応できるアイデアをご紹介します。


固定電話にSMSを送る方法

はじめに:固定電話にSMSが送信できない基本的な理由

固定電話は音声通話に特化した通信手段であり、電話回線を通じて音声データを送受信します。一方、SMS(ショートメッセージサービス)はテキストメッセージを送受信するためのサービスであり、携帯電話のネットワークを介して行われます。

SMSは携帯電話やスマートフォンなどのモバイルデバイス向けに設計されたサービスで、これらのデバイスにはSMSを送受信するための専用のモジュールやプロトコルが内蔵されており、音声通話に加えて、データ通信やメッセージングなどさまざまなサービスを提供するように設計されています。

一方、固定電話は今から百数十年前に発明された、音声通話専用のアナログ回線から発展してきたものであり、インターネット回線に重畳されたIP電話(VoIP)が主流となった現在も、従来の電話との後方互換性を理由に、SMSの送受信機能は実装されていません。よって、固定電話でSMSを受信する手段はありません。


固定電話にSMSを送ることができないのは、根本的な理由として、固定電話にSMSの送受信機能が存在しないためです。しかし、以下にご紹介するように、固定電話にSMSを送りたいと考えるニーズが少なからず存在します。

固定電話にSMSを送りたいケース

固定電話にSMSを送りたいと考える場面は、いくつかの特定の状況やニーズが考えられます。そうしたシチュエーションをいくつか紹介します。

URLなど複雑な情報の提供

サポートセンターや店舗の受付電話などでは、お客様の問い合わせに対してオンラインマニュアルや地図と言ったURLを送信することが解決するシーンが多々あります。WebサイトのURLは文字列が多く、口頭による音声メッセージで正確に伝えることは難しく、このようなシーンでSMSによるテキストメッセージを送信したい場合があります。

営業時間外の連絡、予約確認

ビジネスの営業時間外に連絡を取りたいとき、SMSを固定電話に送ることで翌朝や営業開始時に気づいてもらえるようにしたいと考えることがあります。例えば、翌日の予約確認や緊急の業務連絡などを伝えたい場合です。企業のサポート窓口なども同様で、営業時間外の問い合わせに対し、SMSで状況を通知したり対応予定を知らせたりしたいと考えるケースがあります。

固定電話を利用するオフィスへの通知

特に店舗や個人事業主など少人数で商いをしているスモールオフィスでは、電話連絡の業務効率を向上させたいと考える傾向があります。例えば、固定電話を使用している取引先に納期の変更や業務に関する重要な連絡を、営業時間外に通知したいときにSMSを使いたいと思う場面があります。

固定電話しか持たない世帯へのキャンペーン通知

ダイレクトマーケティングやプロモーションの一環で、顧客データベースに固定電話番号しか登録されていない世帯に対して、キャンペーンやセールの情報をSMSで通知したいと考える、コンシューマ向け製品を製造や販売している企業のニーズもあります。


これらのケースでは、SMSが非常に便利で効率的な連絡手段として期待されますが、固定電話ではSMSを受信できないため、代替手段を検討する必要があります。例えば、音声メッセージサービスやFAXの送信、電子メールなどを利用することで、同様の目的を達成できる場合があります。

以降では、固定電話にSMSが送信できない時に考えられる代替手段についてご紹介します。

固定電話にSMSを送る方法

固定電話にテキストメッセージを送る方法

固定電話にSMSを送る方法は、一般的には直接SMSを受信できる機能が固定電話に備わっていないため、通常の方法ではできません。ですが、「SMSを送る」というその目的を「メッセージをテキストで伝える」と定義すると、いくつかの代替案を取ることができます。

その一つが、「FAXに変換して送信」です。
専用のサービスやソフトウェアを使って、テキストメッセージをFAXに変換して固定電話に接続されたFAX機に送信する方法です。この方法は、相手がFAXを受信できる環境にある場合に有効です。

また、企業やサポートセンターでの導入が進んでいる「IVR」を活用するのも一つの方法です。
以降で詳しくご案内します。

テキストでのコミュニケーションにIVRを活用する方法

IVRとは

IVR(Interactive Voice Response)とは、音声による自動応答システムのことです。IVRは、顧客からの電話に対して自動的に応答し、タッチトーン入力や音声認識を通じて情報を収集し、適切な対応を提供するシステムです。

例えば、銀行やクレジットカード会社のカスタマーサポートに電話をかけると、IVRシステムを通じて直接人間のオペレーターと話す前に口座情報の確認や残高照会などの操作を自動的に案内されます。これにより、問い合わせの多い内容や簡単な手続きに関しては自動化された応答で対応できるため、顧客は迅速かつ効率的に必要な情報を得ることができます。

以上のように、IVRシステムは企業の顧客サポート業務を自動化し、手動操作の負担を減らす役割を果たしています。これにより、顧客満足度の向上や業務の効率化を実現することができます。また、導入のコストも比較的低く済むため、中小企業から大企業まで広く利用されています。

IVRのSMS活用方法

IVRシステムは自動化されたプロセスを提供するため、多数の顧客からの問い合わせに迅速に対応することが可能ですが、IVR自体は音声通話を通じて情報提供や入力を受け付けるためのものであり、直接SMSを送信する機能は備えていません。

ですが、IVRとSMS送信システムを組み合わせることで、特定の条件下でSMSを送信することが可能です。たとえば、ユーザーがIVRに電話をかけて、特定の操作を行った場合、その結果としてSMSが自動送信されるように設定することができます。この機能を使えば、ユーザーにWebサイトのURLなど複雑な文字情報を含むSMSを送信することが可能です。

(運用の流れ例)

  • ユーザーがIVRに電話をかける・・・ユーザーが指定された電話番号にかけると、IVRシステムが応答し、「1」を押すと、キャンペーン情報をSMSで受け取る、「2」を押すとカスタマーサポートのURLを受け取る、といった選択肢が提示されます
  • IVRがSMS送信システムに指示を送る・・・ユーザーが選択した後、IVRシステムはバックエンドでSMS送信システムにAPIリクエストを送信し、ユーザーの携帯電話番号に指定されたURLを含むSMSを送信します。
  • ユーザーがSMSを受信する・・・ユーザーは、自分が選択した内容に応じたURLが記載されたSMSを受信し、それを利用してWebサイトにアクセスできます。

IVRを利用した固定電話への間接的なSMS送信方法

日本国内の移動体通信加入契約数(IoT向けなど携帯電話以外も含む)は2023年12月現在で2億1,888万件※、日本の総人口の2倍に迫る数値です。つまり、普段は主に固定電話を中心に利用している人も、ほとんどが社用や私物の携帯電話(スマートフォン・フィーチャーフォン)を所有していると考えてよいでしょう。

発信元の固定電話にSMSを直接送信しようとするのではなく、電話をかけてきた人が所有している携帯電話宛に送ればよいのです。

前述の方法では固定電話にSMSを送信することはできませんが、SMSを受信できるデバイス、つまり携帯電話の番号入力を促し、そこにSMSを送信することで、固定電話から電話をかけてきた人にも間接的にSMSを送信することができるようになります。

企業がデスク上にあるビジネスフォン(固定電話)からお問い合わせをし、その電話をかけた担当者の手持ちのモバイル端末(社用スマホ)宛にSMSを送信する、という運用が考えられます。
IVRシステムとSMS機能を効果的に組み合わせることで、ビジネスの効率化のみならず、顧客とのコミュニケーションを強化し、サービスの質を向上させることが可能です。各企業は、自社のニーズに合わせた最適なIVRシステムの導入を検討する価値があるでしょう。

※出典: 令和6年版 情報通信白書
(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/nd212270.html)

固定電話にSMSが間接的に送信できる「NEON IVR」

他社と比べて通話料が圧倒的にお得な「NEON IVR」は、企業や組織が顧客との電話対応を効率化するために提供されている高度な自動音声応答(IVR)システムです。

このサービスは、電話を通じて顧客からの問い合わせや手続きを自動化し、迅速かつ効率的に対応できるように設計されています。以下に「NEON IVR」の主な特徴とメリットを紹介します。

NEON IVR Webサイト

NEON IVR Webサイト:https://widefone.jp/lineup/neon-ivr/


主な特徴-指定番号へのSMS送信ができる

固定電話など、SMSを受信できない番号からの着信した時に、受信可能な電話番号(携帯電話番号)の入力ガイダンスに誘導の上、入力された番号宛にSMSを送信することができます。Web誘導をする場合には便利な短縮URLも利用できます。

このように、NEON IVRでは固定電話へのSMS送信を間接的に実現ができます。
SMS(ショートメッセージ)送信‐NEON IVR機能紹介

主な特徴-柔軟なカスタマイズと拡張性

NEON IVRは、企業のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズが可能です。シンプルな音声案内から複雑なメニュー構成まで、さまざまなシナリオに対応できるため、顧客に対して最適な対応が可能です。

同時に、NEON IVRは、企業の成長に合わせてシステムをスケールアップすることが可能です。シンプルな用途で小規模な導入から始まって、組織の成長とともに、NEON IVRのサービスや回線数を拡張しながら柔軟に対応できる設計がされています。

主な特徴-コストパフォーマンスが高い

自社050番号を保有し、国内通信キャリアと直接提携しているので、通話料・SMS送信料金が圧倒的にお得です。

加えて、NEON IVRの利用によって、定型的な問合せを自動化することで人件費やオペレーターの負担を大幅に削減することができます。お手頃なサービスの活用でリソースを最適化することができるため、コストパフォーマンスが高いと言えます。

まとめ:IVRの活用で固定電話にSMSを送信する間接的なアイデア

固定電話に直接SMSを送信することは技術的に不可能ですが、代替手段を活用することで、テキストメッセージを間接的に固定電話に伝えることができます。特に、IVR(自動音声応答システム)を組み合わせた方法は、効率的な解決策として注目されています。

さらに、FAXに変換して送信する方法や、音声メッセージを用いた通知も考えられます。これらの方法を組み合わせることで、固定電話しか持たない相手に対しても、メッセージを確実に伝えることができます。

IVRの柔軟な活用により、固定電話へのSMS送信という課題に対して、クリエイティブで効果的な解決策を提供することが可能です。本コラムでご紹介しました自動音声応答サービス「NEON IVR」にご興味がある場合は、お気軽にお問い合わせください。

また、お客様からの電話のIVR導入に関するお悩みに対して回答している「お悩み相談室」のコンテンツもあわせてご参考ください。IVRにおけるSMSの活用についてのヒントを得ていただけると考えます。

ビジネスフォンお悩み相談室
「固定電話からかけてきた人にもSMSを送りたい」



Widefoneお客様サポート担当 H

(Widefoneお客様サポート担当 S)

※機能や価格は公開日時点の情報です

※価格は税抜表示です

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ビジネスフォンお悩み相談室

固定電話にSMSを送る方法|IVRの活用で間接的に対応できるアイデアをご紹介

公開日:2024/08/27   更新日:2024/10/04

公開日:2024/08/27 更新日:2024/10/04

SMSは手軽なコミュニケーション手段として、ビジネスから個人利用まで多くのシーンで活用されています。メッセージを通話ではなくテキスト形式で伝えることができるため、例えば、詳細な情報や手順、WebサイトのURLなど複雑な文字列を伝えたいとき、SMSなら簡潔にまとめて送信でき、電話で口頭説明するよりも確実に伝わる可能性が高いです。

固定電話に直接的にSMSを送ることはできませんが、SMSは利便性の高いサービスのため、固定電話宛に送信したいというニーズは一定数あります。このコラムでは固定電話にSMSを送りたいと考えている方に向けて、間接的に対応できるアイデアをご紹介します。


固定電話にSMSを送る方法

はじめに:固定電話にSMSが送信できない基本的な理由

固定電話は音声通話に特化した通信手段であり、電話回線を通じて音声データを送受信します。一方、SMS(ショートメッセージサービス)はテキストメッセージを送受信するためのサービスであり、携帯電話のネットワークを介して行われます。

SMSは携帯電話やスマートフォンなどのモバイルデバイス向けに設計されたサービスで、これらのデバイスにはSMSを送受信するための専用のモジュールやプロトコルが内蔵されており、音声通話に加えて、データ通信やメッセージングなどさまざまなサービスを提供するように設計されています。

一方、固定電話は今から百数十年前に発明された、音声通話専用のアナログ回線から発展してきたものであり、インターネット回線に重畳されたIP電話(VoIP)が主流となった現在も、従来の電話との後方互換性を理由に、SMSの送受信機能は実装されていません。よって、固定電話でSMSを受信する手段はありません。


固定電話にSMSを送ることができないのは、根本的な理由として、固定電話にSMSの送受信機能が存在しないためです。しかし、以下にご紹介するように、固定電話にSMSを送りたいと考えるニーズが少なからず存在します。

固定電話にSMSを送りたいケース

固定電話にSMSを送りたいと考える場面は、いくつかの特定の状況やニーズが考えられます。そうしたシチュエーションをいくつか紹介します。

URLなど複雑な情報の提供

サポートセンターや店舗の受付電話などでは、お客様の問い合わせに対してオンラインマニュアルや地図と言ったURLを送信することが解決するシーンが多々あります。WebサイトのURLは文字列が多く、口頭による音声メッセージで正確に伝えることは難しく、このようなシーンでSMSによるテキストメッセージを送信したい場合があります。

営業時間外の連絡、予約確認

ビジネスの営業時間外に連絡を取りたいとき、SMSを固定電話に送ることで翌朝や営業開始時に気づいてもらえるようにしたいと考えることがあります。例えば、翌日の予約確認や緊急の業務連絡などを伝えたい場合です。企業のサポート窓口なども同様で、営業時間外の問い合わせに対し、SMSで状況を通知したり対応予定を知らせたりしたいと考えるケースがあります。

固定電話を利用するオフィスへの通知

特に店舗や個人事業主など少人数で商いをしているスモールオフィスでは、電話連絡の業務効率を向上させたいと考える傾向があります。例えば、固定電話を使用している取引先に納期の変更や業務に関する重要な連絡を、営業時間外に通知したいときにSMSを使いたいと思う場面があります。

固定電話しか持たない世帯へのキャンペーン通知

ダイレクトマーケティングやプロモーションの一環で、顧客データベースに固定電話番号しか登録されていない世帯に対して、キャンペーンやセールの情報をSMSで通知したいと考える、コンシューマ向け製品を製造や販売している企業のニーズもあります。


これらのケースでは、SMSが非常に便利で効率的な連絡手段として期待されますが、固定電話ではSMSを受信できないため、代替手段を検討する必要があります。例えば、音声メッセージサービスやFAXの送信、電子メールなどを利用することで、同様の目的を達成できる場合があります。

以降では、固定電話にSMSが送信できない時に考えられる代替手段についてご紹介します。

固定電話にSMSを送る方法

固定電話にテキストメッセージを送る方法

固定電話にSMSを送る方法は、一般的には直接SMSを受信できる機能が固定電話に備わっていないため、通常の方法ではできません。ですが、「SMSを送る」というその目的を「メッセージをテキストで伝える」と定義すると、いくつかの代替案を取ることができます。

その一つが、「FAXに変換して送信」です。
専用のサービスやソフトウェアを使って、テキストメッセージをFAXに変換して固定電話に接続されたFAX機に送信する方法です。この方法は、相手がFAXを受信できる環境にある場合に有効です。

また、企業やサポートセンターでの導入が進んでいる「IVR」を活用するのも一つの方法です。
以降で詳しくご案内します。

テキストでのコミュニケーションにIVRを活用する方法

IVRとは

IVR(Interactive Voice Response)とは、音声による自動応答システムのことです。IVRは、顧客からの電話に対して自動的に応答し、タッチトーン入力や音声認識を通じて情報を収集し、適切な対応を提供するシステムです。

例えば、銀行やクレジットカード会社のカスタマーサポートに電話をかけると、IVRシステムを通じて直接人間のオペレーターと話す前に口座情報の確認や残高照会などの操作を自動的に案内されます。これにより、問い合わせの多い内容や簡単な手続きに関しては自動化された応答で対応できるため、顧客は迅速かつ効率的に必要な情報を得ることができます。

以上のように、IVRシステムは企業の顧客サポート業務を自動化し、手動操作の負担を減らす役割を果たしています。これにより、顧客満足度の向上や業務の効率化を実現することができます。また、導入のコストも比較的低く済むため、中小企業から大企業まで広く利用されています。

IVRのSMS活用方法

IVRシステムは自動化されたプロセスを提供するため、多数の顧客からの問い合わせに迅速に対応することが可能ですが、IVR自体は音声通話を通じて情報提供や入力を受け付けるためのものであり、直接SMSを送信する機能は備えていません。

ですが、IVRとSMS送信システムを組み合わせることで、特定の条件下でSMSを送信することが可能です。たとえば、ユーザーがIVRに電話をかけて、特定の操作を行った場合、その結果としてSMSが自動送信されるように設定することができます。この機能を使えば、ユーザーにWebサイトのURLなど複雑な文字情報を含むSMSを送信することが可能です。

(運用の流れ例)

  • ユーザーがIVRに電話をかける・・・ユーザーが指定された電話番号にかけると、IVRシステムが応答し、「1」を押すと、キャンペーン情報をSMSで受け取る、「2」を押すとカスタマーサポートのURLを受け取る、といった選択肢が提示されます
  • IVRがSMS送信システムに指示を送る・・・ユーザーが選択した後、IVRシステムはバックエンドでSMS送信システムにAPIリクエストを送信し、ユーザーの携帯電話番号に指定されたURLを含むSMSを送信します。
  • ユーザーがSMSを受信する・・・ユーザーは、自分が選択した内容に応じたURLが記載されたSMSを受信し、それを利用してWebサイトにアクセスできます。

IVRを利用した固定電話への間接的なSMS送信方法

日本国内の移動体通信加入契約数(IoT向けなど携帯電話以外も含む)は2023年12月現在で2億1,888万件※、日本の総人口の2倍に迫る数値です。つまり、普段は主に固定電話を中心に利用している人も、ほとんどが社用や私物の携帯電話(スマートフォン・フィーチャーフォン)を所有していると考えてよいでしょう。

発信元の固定電話にSMSを直接送信しようとするのではなく、電話をかけてきた人が所有している携帯電話宛に送ればよいのです。

前述の方法では固定電話にSMSを送信することはできませんが、SMSを受信できるデバイス、つまり携帯電話の番号入力を促し、そこにSMSを送信することで、固定電話から電話をかけてきた人にも間接的にSMSを送信することができるようになります。

企業がデスク上にあるビジネスフォン(固定電話)からお問い合わせをし、その電話をかけた担当者の手持ちのモバイル端末(社用スマホ)宛にSMSを送信する、という運用が考えられます。
IVRシステムとSMS機能を効果的に組み合わせることで、ビジネスの効率化のみならず、顧客とのコミュニケーションを強化し、サービスの質を向上させることが可能です。各企業は、自社のニーズに合わせた最適なIVRシステムの導入を検討する価値があるでしょう。

※出典: 令和6年版 情報通信白書
(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/nd212270.html)

固定電話にSMSが間接的に送信できる「NEON IVR」

他社と比べて通話料が圧倒的にお得な「NEON IVR」は、企業や組織が顧客との電話対応を効率化するために提供されている高度な自動音声応答(IVR)システムです。

このサービスは、電話を通じて顧客からの問い合わせや手続きを自動化し、迅速かつ効率的に対応できるように設計されています。以下に「NEON IVR」の主な特徴とメリットを紹介します。

NEON IVR Webサイト

NEON IVR Webサイト:https://widefone.jp/lineup/neon-ivr/


主な特徴-指定番号へのSMS送信ができる

固定電話など、SMSを受信できない番号からの着信した時に、受信可能な電話番号(携帯電話番号)の入力ガイダンスに誘導の上、入力された番号宛にSMSを送信することができます。Web誘導をする場合には便利な短縮URLも利用できます。

このように、NEON IVRでは固定電話へのSMS送信を間接的に実現ができます。
SMS(ショートメッセージ)送信‐NEON IVR機能紹介

主な特徴-柔軟なカスタマイズと拡張性

NEON IVRは、企業のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズが可能です。シンプルな音声案内から複雑なメニュー構成まで、さまざまなシナリオに対応できるため、顧客に対して最適な対応が可能です。

同時に、NEON IVRは、企業の成長に合わせてシステムをスケールアップすることが可能です。シンプルな用途で小規模な導入から始まって、組織の成長とともに、NEON IVRのサービスや回線数を拡張しながら柔軟に対応できる設計がされています。

主な特徴-コストパフォーマンスが高い

自社050番号を保有し、国内通信キャリアと直接提携しているので、通話料・SMS送信料金が圧倒的にお得です。

加えて、NEON IVRの利用によって、定型的な問合せを自動化することで人件費やオペレーターの負担を大幅に削減することができます。お手頃なサービスの活用でリソースを最適化することができるため、コストパフォーマンスが高いと言えます。

まとめ:IVRの活用で固定電話にSMSを送信する間接的なアイデア

固定電話に直接SMSを送信することは技術的に不可能ですが、代替手段を活用することで、テキストメッセージを間接的に固定電話に伝えることができます。特に、IVR(自動音声応答システム)を組み合わせた方法は、効率的な解決策として注目されています。

さらに、FAXに変換して送信する方法や、音声メッセージを用いた通知も考えられます。これらの方法を組み合わせることで、固定電話しか持たない相手に対しても、メッセージを確実に伝えることができます。

IVRの柔軟な活用により、固定電話へのSMS送信という課題に対して、クリエイティブで効果的な解決策を提供することが可能です。本コラムでご紹介しました自動音声応答サービス「NEON IVR」にご興味がある場合は、お気軽にお問い合わせください。

また、お客様からの電話のIVR導入に関するお悩みに対して回答している「お悩み相談室」のコンテンツもあわせてご参考ください。IVRにおけるSMSの活用についてのヒントを得ていただけると考えます。

ビジネスフォンお悩み相談室
「固定電話からかけてきた人にもSMSを送りたい」



Widefoneお客様サポート担当 H

(Widefoneお客様サポート担当 S)

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※価格は税抜表示です

通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

ビジネスフォンお役立ち情報 > 通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

公開日:2024/08/13   更新日:2024/09/17

公開日:2024/08/13 更新日:2024/09/17

クラウドIPフォン「Widefone(ワイドフォン)」のオプション機能「全通話録音」は、発信・着信ともに全ての通話をクラウドに録音し、90日間保存ができるサービスで、お客様からのご要望を基に機能開発を行った人気の機能です。

通話録音の導入は、ビジネスにおけるサービス品質の向上や法的トラブルの回避のために非常に有用で、近年、固定電話やスマートフォンを利用した通話録音の重要性はますます高まっています。

本コラムでは、固定電話やスマートフォンを使用して通話を録音するための方法や、法的な留意点について包括的に解説します。通話録音・電話録音の導入検討にお役立てください。


(2024年9月17日追記)iOS 18では、新たに通話録音機能が標準搭載されました。この機能により、ユーザーは外部アプリを使わずにiPhoneで通話を録音できるようになっています。従来、iPhoneでは通話録音がサポートされていなかったため、サードパーティ製のアプリや外部デバイスを利用する必要がありましたが、iOS 18の導入により、このプロセスがシンプルで統合されたものとなりました。本ページでは「スマートフォンを利用した録音方法」の項目で、従来の方法と共にご紹介します。


通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

通話録音が必要とされる理由

通話録音は、情報の正確性を保ち、業務や個人の信頼性を向上させる手段として欠かせないため、ビジネスから個人利用まで幅広いシーンでその重要性が増しています。特にビジネスシーンにおいては、顧客対応やクレーム処理、契約の履行確認など多岐にわたる用途で活用され、その効果は絶大です。個人利用においても、重要な会話の記録や法的証拠の保全に役立つため、適切な管理と利用が求められます。

ビジネスでの記録保持・コンプライアンス

ビジネスにおいて通話録音は重要な記録保持手段です。通話録音を活用することで、口頭での合意や取引内容を明確に記録することができます。これにより、後々の誤解やトラブルを防止するのに大いに役立ちます。

例えば、顧客との契約内容や指示が録音されていれば、後から「言った・言わなかった」の問題が発生した際にも確実な証拠として使用できます。特に、クレーム対応や重要な決定を伴う通話内容を記録することで、取引の透明性と信頼性を高めることが可能です。また、録音データを再確認することで、業務の効率化も図ることができます。
また、顧客対応などにおいて不適切な発言がなかったかどうかを確認できるコンプライアンスの用途でも役立ちます。

結果として、通話録音はビジネスの信頼性と効率性を向上させる重要なツールとなります。録音データを適切に管理し、必要な場面で活用することで、ビジネスプロセス全体の品質向上とトラブル回避に大きな効果をもたらします。

個人的な用途

通話録音は個人的な用途でも非常に役立ちます。重要な情報や会話を記録しておくことで、後から確認したい時に非常に便利であり、また、万が一のトラブルにも備えることができます。

たとえば、通話中に伝えられた重要な連絡先や住所、会話の内容を記録しておけば、後で忘れた場合でも安心です。日常の管理やトラブル対応においても非常に有用です。たとえば、自宅の修理業者との打ち合わせ内容や、医師の診察結果などを記録しておくことで、必要な対処や再確認が容易になります。

また、家族や友人との大切な会話を記録しておくことで、後で振り返りたい思い出としても保存できます。このように、個人的な通話録音は、さまざまな場面で日常生活をサポートし、便利で有益なツールとなっています。

通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

通話録音の手法と技術解説

ビジネスから個人用途まで幅広く利用されている通話録音ですが、その録音方法と技術は多岐にわたります。本セクションでは、様々なデバイスと手法を用いた通話録音の方法について詳しく解説します。

スマートフォンを利用した録音方法

ビジネスシーンでのスマートフォン利用は一般的になり、電話通話の録音ニーズも常時あります。スマートフォンを利用した通話録音の方法は、直接スマホ本体で録音する方法と、アプリや外部デバイスなど別途サービスを利用する方法です。ここでは、iPhoneとAndroidそれぞれの通話録音の方法をご紹介します。

iPhoneでの録音方法(iOS 17以前)

iPhoneでの通話録音は、専用アプリや外部デバイスを使用することで可能です。iPhone自体には通話録音機能が標準搭載されていないため、外部のツールやソフトウェア、アプリケーション(アプリ)が必要となります。

もう一つの方法として、外部デバイスを利用することも選択できます。iPhoneに接続する専用のICレコーダーや、Bluetoothヘッドセットを使った録音装置が利用できます。これにより、物理的にも録音を行うことが可能です。この方法は、アプリのインストールが不要なため、特定のセキュリティ対策が求められる場面でも有効です。

iOS18では通話録音機能が標準搭載に(2024年9月17日追記)

Apple社が提供する独自のAI「Apple Intelligence」の機能の一つとして、通話録音が利用できるようになります。

主な特徴としては、通話中の画面に録音ボタンが表示され、ワンタップで録音を開始できることや、文字起こしの要約も生成できることです。また、録音データはiPhoneの内部ストレージに安全に保存されます。

なお、米国の一部の州など、録音には相手方の同意が法的に必要な場合があるため、録音機能が起動されると通知が通話相手にも表示され、透明性を確保しています。

Androidでの録音方法

Androidスマートフォンで通話を録音する方法には、複数の選択肢が、代表的な方法として、Google Playストアで提供されている通話録音アプリの利用があります。Google Playストアで提供されている通話録音アプリは、通話の自動録音やクラウドへのバックアップ、録音ファイルのフォルダ整理など多機能で使いやすいものが多数あります。

次に、最近の一部のAndroidスマートフォンには内蔵録音機能が搭載されている場合があります。例えば、GoogleのPixelシリーズやSamsungのGalaxyシリーズでは、通話画面に録音ボタンが表示されることがあり、これをタップするだけで通話が録音されます。この内蔵機能はアプリのインストールが不要で、システムに最適化されているため、信頼性と安定性が高いのが特徴です。


スマートフォンで通話を録音する場合、アプリをインストールするだけで、通話を録音できるという手軽さは、多くのユーザーにとって大きな魅力ですiPhone用とAndroid用それぞれのアプリが多く存在しており、直感的な操作で録音が可能です。ただし、無料版では録音時間や機能に制限がある場合が多く、ビジネス用途での長時間録音には不向きかもしれません。利用目的に応じた最適な選択を心掛けることで、通話録音の効果を最大限に引き出すことができます。

固定電話や専用録音機器を使った録音法

固定電話や専用録音機器を使用することで、高品質で安定した通話録音が可能です。固定電話や専用録音機器は、スマートフォンや他のモバイルデバイスとは異なり、特に長時間の録音や業務用途に適しています。これにより、重要なビジネス会話や個人との重要なコミュニケーションを確実に記録できます。

外部デバイスを使った録音方法

通話録音に外部デバイスを使用することで、録音データの管理や保存が容易になり、音質も向上します。具体的には、USB接続の録音機器やハードディスクレコーダーなどを使用すると、通話内容を高品質で録音・保存できます。また、これらのデバイスは長時間の録音にも対応可能です。

固定電話に接続するUSB録音機器やハードディスクを使用すれば、通話内容が自動的にデジタルファイルとして保存されるため、後からの再生や確認がスムーズに行えます。これらのデバイスは長時間の録音にも対応でき、通話録音の効率を大幅に向上させる手段として非常に有効で、コールセンターや顧客対応の現場で特に重宝されており、クレーム対策や品質管理の一環としても利用されています。

外部デバイスを使った録音方法には以下のメリットもあります。

  • 大容量の録音データを長期間にわたって保存することが可能
  • 録音データのバックアップやアーカイブが容易になる
  • クラウドとの連携など複数の管理手法を選択可能
  • データの暗号化やアクセス制御によるセキュリティ対策の適用

ビジネスフォンシステムを利用した録音

ビジネスフォンシステムを使用すると、企業全体で一貫した通話録音が可能になります。ビジネスフォンシステムは、多くの場合、中央管理されており、全社的な録音管理が容易になるためです。これにより、トラブル発生時に必要な通話記録を迅速に提供できます。

例えば、カスタマーサービス部門で発生する顧客とのトラブルを解決する際に、録音された通話記録を利用して事実確認が行えます。また、品質管理やトレーニング素材としての活用が促進されます。顧客とのやり取りが記録されることで、問題が発生した場合に迅速かつ的確な対応が可能となり、顧客満足度の向上にも寄与します。

ビジネスフォンシステムを導入することで、通話録音管理が効率化され、企業の信頼性と業務効率が向上します。録音データは一元管理されるため、必要な情報をスムーズに引き出すことができ、業務プロセスが円滑に進行します。これにより、全社的なコンプライアンスの徹底や、重要なビジネス情報の確実な保存が実現します。

通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

通話録音ができるクラウドIPフォン「Widefone」

クラウドIPフォン「Widefone」の通話録音は、オプションサービス「全通話録音」として提供をしています。内線番号ごとに、すべての通話(発信・着信とも)をクラウドに録音し、90日間保持できます。

録音に関する情報は、通話を行った端末からだけではなく、管理者が管理画面から確認できる点など、コンプライアンス用途を目的とした使い方ができる点が、ビジネスにおいて特に便利にご利用いただけます。

Widefone全通話録音機能-管理画面でできること(抜粋)

  • 録音状況を一覧で確認・・・通話相手の電話番号(内線番号)、着信・発信のどちらか、開始・終了時刻など
  • 録音履歴の検索
  • 通話録音の再生
  • データのダウンロード保存・削除※
  • 自動削除予定日時の確認・・・90日の保存期間満了とともに自動的に削除されます

※初期状態ではユーザーによる通話録音の無効化、録音ファイルの削除ができません
※ユーザーによるダウンロードや削除は、管理者権限で許可・禁止の設定ができます

「Widefone」の録音機能は、会話の中で重要な内容を見逃すことなく記録するための大変便利なツールです。録音データは自動的にクラウド上に保存され、データの安全な保管が確保されます。また、必要に応じて録音データを簡単に検索・再生でき、業務の質を向上させるための強力なサポートとなります。

    

以下のページでは、お客様の課題を解決する全通話録音の使い方について解説しています。合わせてご参考ください。

顧客サービスにおける通話録音の活用事例

ビジネスにおいて通話録音は重要なツールとなっており、その結果として顧客サービスの品質向上や業務効率化、顧客満足度の向上やコンプライアンス遵守に成功しています。
以下では、ビジネスシーンにおいて実際にどのような形で通話録音が役立つのか、その具体例を解説していきます。

記録保持

通話録音は、ビジネスでの記録保持と品質管理に極めて重要です。通話録音の主な役割の一つは、顧客とのやり取りを正確に記録することで、後にトラブルが発生した際に参照でき、迅速かつ適切な対応が可能となるためです。例えば、クレーム対応時に録音を再生することで、顧客との約束や発言を確認でき、問題解決がスムーズに進みます。

品質管理

また、通話録音は品質管理にも役立ちます。顧客対応の質を向上させるために、通話録音を活用し、記録保持と品質管理を徹底することで、顧客対応の質を大幅に強化することができるのです。例えば、通話録音を定期的にチェックすることで、オペレーターの対応の良し悪しを分析し、必要なトレーニングや改善点を特定することが可能となります。

トレーニング素材としての利用

さらに、品質管理の一環として、通話録音を使用し、新入社員のトレーニング素材として活用することもできます。実際の通話内容を分析し、従業員が改善すべきポイントや成功事例を具体的に把握することで、職場のトレーニング効率を大幅に向上させることができます。

トレーニング素材としての利用は、カスタマーサポート部門で多く用いられています。通話録音を使用して経験豊富なスタッフの良い対応例や、改善が必要な悪い対応例を学ぶことで、従業員の教育に役立てています。

通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

ビジネスにおける通話録音の注意点

通話録音には、法的および倫理的な注意点が存在します。通話録音は、ビジネスの品質管理や顧客サービスの強化に役立つ一方で、顧客との信頼関係を損なうリスクを伴います。そのため、法的規制や企業ポリシーに従って適切に管理することが必要です。

記録として通話録音を利用する際には、従業員や顧客に事前に同意を得ることが必須です。録音が無断で行われた場合、法的なトラブルや信頼の損失を引き起こす可能性が高まります。さらに、録音データの保存期間やアクセス権限を設定し、データが不正に利用されないように制御することも重要です。例えば、録音データが必要以上に長期間保存されたり、第三者が容易にアクセスできる状態になったりすると、プライバシーの侵害となり得ます。

ビジネスにおける通話録音は、法的なルールと倫理規範を遵守しながら注意深く運用することで、その効果を最大限に引き出せます。しっかりとした運用ポリシーを策定し、全社員に徹底することで、通話録音のメリットを活かすとともに不要なリスクを回避することができます。


まとめ

通話録音を実施する際には、法的側面やプライバシー保護のガイドラインに従い、データの安全な管理を心掛けましょう。具体的には、録音データの暗号化やアクセス制御を確実に行うことが重要です。また、通話相手の同意を得ることも必須事項で、これによりプライバシー保護とコンプライアンスを保持することができます。適切な録音方法やデバイスを選択し、業務や個人のニーズに合わせて活用することが求められます。

今後は、クラウドベースのIPフォンや録音アプリの進化により、より高度で効率的な通話録音が可能となるでしょう。これに対応するためには、最新の技術や法的要件を常にチェックし、適応していくことが求められます。新しいデバイスやアプリケーションの導入を検討し、定期的なアップデートや運用ポリシーの見直しを行いましょう。これにより、通話録音の利点を最大限に活かし、効果的に活用することができます。


通話録音ができるクラウドサービスをお探しの場合には、クラウドIPフォン「Widefone」をご検討ください。初期費用・月額基本料ともに900円のシンプルなワンプラン・ワンプライスでご提供、専用の設備や工事が不要で手軽に始められるのもメリットです。


※機能や価格は公開日時点の情報です

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ビジネスフォンお悩み相談室 > 通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

ビジネスフォンお悩み相談室

通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

公開日:2024/08/13   更新日:2024/09/17

公開日:2024/08/13 更新日:2024/09/17

クラウドIPフォン「Widefone(ワイドフォン)」のオプション機能「全通話録音」は、発信・着信ともに全ての通話をクラウドに録音し、90日間保存ができるサービスで、お客様からのご要望を基に機能開発を行った人気の機能です。

通話録音の導入は、ビジネスにおけるサービス品質の向上や法的トラブルの回避のために非常に有用で、近年、固定電話やスマートフォンを利用した通話録音の重要性はますます高まっています。

本コラムでは、固定電話やスマートフォンを使用して通話を録音するための方法や、法的な留意点について包括的に解説します。通話録音・電話録音の導入検討にお役立てください。


(2024年9月17日追記)iOS 18では、新たに通話録音機能が標準搭載されました。この機能により、ユーザーは外部アプリを使わずにiPhoneで通話を録音できるようになっています。従来、iPhoneでは通話録音がサポートされていなかったため、サードパーティ製のアプリや外部デバイスを利用する必要がありましたが、iOS 18の導入により、このプロセスがシンプルで統合されたものとなりました。本ページでは「スマートフォンを利用した録音方法」の項目で、従来の方法と共にご紹介します。


通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

通話録音が必要とされる理由

通話録音は、情報の正確性を保ち、業務や個人の信頼性を向上させる手段として欠かせないため、ビジネスから個人利用まで幅広いシーンでその重要性が増しています。特にビジネスシーンにおいては、顧客対応やクレーム処理、契約の履行確認など多岐にわたる用途で活用され、その効果は絶大です。個人利用においても、重要な会話の記録や法的証拠の保全に役立つため、適切な管理と利用が求められます。

ビジネスでの記録保持・コンプライアンス

ビジネスにおいて通話録音は重要な記録保持手段です。通話録音を活用することで、口頭での合意や取引内容を明確に記録することができます。これにより、後々の誤解やトラブルを防止するのに大いに役立ちます。

例えば、顧客との契約内容や指示が録音されていれば、後から「言った・言わなかった」の問題が発生した際にも確実な証拠として使用できます。特に、クレーム対応や重要な決定を伴う通話内容を記録することで、取引の透明性と信頼性を高めることが可能です。また、録音データを再確認することで、業務の効率化も図ることができます。
また、顧客対応などにおいて不適切な発言がなかったかどうかを確認できるコンプライアンスの用途でも役立ちます。

結果として、通話録音はビジネスの信頼性と効率性を向上させる重要なツールとなります。録音データを適切に管理し、必要な場面で活用することで、ビジネスプロセス全体の品質向上とトラブル回避に大きな効果をもたらします。

個人的な用途

通話録音は個人的な用途でも非常に役立ちます。重要な情報や会話を記録しておくことで、後から確認したい時に非常に便利であり、また、万が一のトラブルにも備えることができます。

たとえば、通話中に伝えられた重要な連絡先や住所、会話の内容を記録しておけば、後で忘れた場合でも安心です。日常の管理やトラブル対応においても非常に有用です。たとえば、自宅の修理業者との打ち合わせ内容や、医師の診察結果などを記録しておくことで、必要な対処や再確認が容易になります。

また、家族や友人との大切な会話を記録しておくことで、後で振り返りたい思い出としても保存できます。このように、個人的な通話録音は、さまざまな場面で日常生活をサポートし、便利で有益なツールとなっています。

通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

通話録音の手法と技術解説

ビジネスから個人用途まで幅広く利用されている通話録音ですが、その録音方法と技術は多岐にわたります。本セクションでは、様々なデバイスと手法を用いた通話録音の方法について詳しく解説します。

スマートフォンを利用した録音方法

ビジネスシーンでのスマートフォン利用は一般的になり、電話通話の録音ニーズも常時あります。スマートフォンを利用した通話録音の方法は、直接スマホ本体で録音する方法と、アプリや外部デバイスなど別途サービスを利用する方法です。ここでは、iPhoneとAndroidそれぞれの通話録音の方法をご紹介します。

iPhoneでの録音方法(iOS 17以前)

iPhoneでの通話録音は、専用アプリや外部デバイスを使用することで可能です。iPhone自体には通話録音機能が標準搭載されていないため、外部のツールやソフトウェア、アプリケーション(アプリ)が必要となります。

もう一つの方法として、外部デバイスを利用することも選択できます。iPhoneに接続する専用のICレコーダーや、Bluetoothヘッドセットを使った録音装置が利用できます。これにより、物理的にも録音を行うことが可能です。この方法は、アプリのインストールが不要なため、特定のセキュリティ対策が求められる場面でも有効です。

iOS18では通話録音機能が標準搭載に(2024年9月17日追記)

Apple社が提供する独自のAI「Apple Intelligence」の機能の一つとして、通話録音が利用できるようになります。

主な特徴としては、通話中の画面に録音ボタンが表示され、ワンタップで録音を開始できることや、文字起こしの要約も生成できることです。また、録音データはiPhoneの内部ストレージに安全に保存されます。

なお、米国の一部の州など、録音には相手方の同意が法的に必要な場合があるため、録音機能が起動されると通知が通話相手にも表示され、透明性を確保しています。

Androidでの録音方法

Androidスマートフォンで通話を録音する方法には、複数の選択肢が、代表的な方法として、Google Playストアで提供されている通話録音アプリの利用があります。Google Playストアで提供されている通話録音アプリは、通話の自動録音やクラウドへのバックアップ、録音ファイルのフォルダ整理など多機能で使いやすいものが多数あります。

次に、最近の一部のAndroidスマートフォンには内蔵録音機能が搭載されている場合があります。例えば、GoogleのPixelシリーズやSamsungのGalaxyシリーズでは、通話画面に録音ボタンが表示されることがあり、これをタップするだけで通話が録音されます。この内蔵機能はアプリのインストールが不要で、システムに最適化されているため、信頼性と安定性が高いのが特徴です。


スマートフォンで通話を録音する場合、アプリをインストールするだけで、通話を録音できるという手軽さは、多くのユーザーにとって大きな魅力ですiPhone用とAndroid用それぞれのアプリが多く存在しており、直感的な操作で録音が可能です。ただし、無料版では録音時間や機能に制限がある場合が多く、ビジネス用途での長時間録音には不向きかもしれません。利用目的に応じた最適な選択を心掛けることで、通話録音の効果を最大限に引き出すことができます。

固定電話や専用録音機器を使った録音法

固定電話や専用録音機器を使用することで、高品質で安定した通話録音が可能です。固定電話や専用録音機器は、スマートフォンや他のモバイルデバイスとは異なり、特に長時間の録音や業務用途に適しています。これにより、重要なビジネス会話や個人との重要なコミュニケーションを確実に記録できます。

外部デバイスを使った録音方法

通話録音に外部デバイスを使用することで、録音データの管理や保存が容易になり、音質も向上します。具体的には、USB接続の録音機器やハードディスクレコーダーなどを使用すると、通話内容を高品質で録音・保存できます。また、これらのデバイスは長時間の録音にも対応可能です。

固定電話に接続するUSB録音機器やハードディスクを使用すれば、通話内容が自動的にデジタルファイルとして保存されるため、後からの再生や確認がスムーズに行えます。これらのデバイスは長時間の録音にも対応でき、通話録音の効率を大幅に向上させる手段として非常に有効で、コールセンターや顧客対応の現場で特に重宝されており、クレーム対策や品質管理の一環としても利用されています。

外部デバイスを使った録音方法には以下のメリットもあります。

  • 大容量の録音データを長期間にわたって保存することが可能
  • 録音データのバックアップやアーカイブが容易になる
  • クラウドとの連携など複数の管理手法を選択可能
  • データの暗号化やアクセス制御によるセキュリティ対策の適用

ビジネスフォンシステムを利用した録音

ビジネスフォンシステムを使用すると、企業全体で一貫した通話録音が可能になります。ビジネスフォンシステムは、多くの場合、中央管理されており、全社的な録音管理が容易になるためです。これにより、トラブル発生時に必要な通話記録を迅速に提供できます。

例えば、カスタマーサービス部門で発生する顧客とのトラブルを解決する際に、録音された通話記録を利用して事実確認が行えます。また、品質管理やトレーニング素材としての活用が促進されます。顧客とのやり取りが記録されることで、問題が発生した場合に迅速かつ的確な対応が可能となり、顧客満足度の向上にも寄与します。

ビジネスフォンシステムを導入することで、通話録音管理が効率化され、企業の信頼性と業務効率が向上します。録音データは一元管理されるため、必要な情報をスムーズに引き出すことができ、業務プロセスが円滑に進行します。これにより、全社的なコンプライアンスの徹底や、重要なビジネス情報の確実な保存が実現します。

通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

通話録音ができるクラウドIPフォン「Widefone」

クラウドIPフォン「Widefone」の通話録音は、オプションサービス「全通話録音」として提供をしています。内線番号ごとに、すべての通話(発信・着信とも)をクラウドに録音し、90日間保持できます。

録音に関する情報は、通話を行った端末からだけではなく、管理者が管理画面から確認できる点など、コンプライアンス用途を目的とした使い方ができる点が、ビジネスにおいて特に便利にご利用いただけます。

Widefone全通話録音機能-管理画面でできること(抜粋)

  • 録音状況を一覧で確認・・・通話相手の電話番号(内線番号)、着信・発信のどちらか、開始・終了時刻など
  • 録音履歴の検索
  • 通話録音の再生
  • データのダウンロード保存・削除※
  • 自動削除予定日時の確認・・・90日の保存期間満了とともに自動的に削除されます

※初期状態ではユーザーによる通話録音の無効化、録音ファイルの削除ができません
※ユーザーによるダウンロードや削除は、管理者権限で許可・禁止の設定ができます

「Widefone」の録音機能は、会話の中で重要な内容を見逃すことなく記録するための大変便利なツールです。録音データは自動的にクラウド上に保存され、データの安全な保管が確保されます。また、必要に応じて録音データを簡単に検索・再生でき、業務の質を向上させるための強力なサポートとなります。

    

以下のページでは、お客様の課題を解決する全通話録音の使い方について解説しています。合わせてご参考ください。

顧客サービスにおける通話録音の活用事例

ビジネスにおいて通話録音は重要なツールとなっており、その結果として顧客サービスの品質向上や業務効率化、顧客満足度の向上やコンプライアンス遵守に成功しています。
以下では、ビジネスシーンにおいて実際にどのような形で通話録音が役立つのか、その具体例を解説していきます。

記録保持

通話録音は、ビジネスでの記録保持と品質管理に極めて重要です。通話録音の主な役割の一つは、顧客とのやり取りを正確に記録することで、後にトラブルが発生した際に参照でき、迅速かつ適切な対応が可能となるためです。例えば、クレーム対応時に録音を再生することで、顧客との約束や発言を確認でき、問題解決がスムーズに進みます。

品質管理

また、通話録音は品質管理にも役立ちます。顧客対応の質を向上させるために、通話録音を活用し、記録保持と品質管理を徹底することで、顧客対応の質を大幅に強化することができるのです。例えば、通話録音を定期的にチェックすることで、オペレーターの対応の良し悪しを分析し、必要なトレーニングや改善点を特定することが可能となります。

トレーニング素材としての利用

さらに、品質管理の一環として、通話録音を使用し、新入社員のトレーニング素材として活用することもできます。実際の通話内容を分析し、従業員が改善すべきポイントや成功事例を具体的に把握することで、職場のトレーニング効率を大幅に向上させることができます。

トレーニング素材としての利用は、カスタマーサポート部門で多く用いられています。通話録音を使用して経験豊富なスタッフの良い対応例や、改善が必要な悪い対応例を学ぶことで、従業員の教育に役立てています。

通話録音・電話録音の包括ガイド|仕事で使う固定電話やスマートフォンの録音方法まとめ

ビジネスにおける通話録音の注意点

通話録音には、法的および倫理的な注意点が存在します。通話録音は、ビジネスの品質管理や顧客サービスの強化に役立つ一方で、顧客との信頼関係を損なうリスクを伴います。そのため、法的規制や企業ポリシーに従って適切に管理することが必要です。

記録として通話録音を利用する際には、従業員や顧客に事前に同意を得ることが必須です。録音が無断で行われた場合、法的なトラブルや信頼の損失を引き起こす可能性が高まります。さらに、録音データの保存期間やアクセス権限を設定し、データが不正に利用されないように制御することも重要です。例えば、録音データが必要以上に長期間保存されたり、第三者が容易にアクセスできる状態になったりすると、プライバシーの侵害となり得ます。

ビジネスにおける通話録音は、法的なルールと倫理規範を遵守しながら注意深く運用することで、その効果を最大限に引き出せます。しっかりとした運用ポリシーを策定し、全社員に徹底することで、通話録音のメリットを活かすとともに不要なリスクを回避することができます。


まとめ

通話録音を実施する際には、法的側面やプライバシー保護のガイドラインに従い、データの安全な管理を心掛けましょう。具体的には、録音データの暗号化やアクセス制御を確実に行うことが重要です。また、通話相手の同意を得ることも必須事項で、これによりプライバシー保護とコンプライアンスを保持することができます。適切な録音方法やデバイスを選択し、業務や個人のニーズに合わせて活用することが求められます。

今後は、クラウドベースのIPフォンや録音アプリの進化により、より高度で効率的な通話録音が可能となるでしょう。これに対応するためには、最新の技術や法的要件を常にチェックし、適応していくことが求められます。新しいデバイスやアプリケーションの導入を検討し、定期的なアップデートや運用ポリシーの見直しを行いましょう。これにより、通話録音の利点を最大限に活かし、効果的に活用することができます。


通話録音ができるクラウドサービスをお探しの場合には、クラウドIPフォン「Widefone」をご検討ください。初期費用・月額基本料ともに900円のシンプルなワンプラン・ワンプライスでご提供、専用の設備や工事が不要で手軽に始められるのもメリットです。


※機能や価格は公開日時点の情報です

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個人携帯を仕事に使いたくない!社用端末が配布されないときの対応策を紹介

ビジネスフォンお役立ち情報 > 個人携帯を仕事に使いたくない!社用端末が配布されないときの対応策を紹介

個人携帯を仕事に使いたくない!社用端末が配布されないときの対応策を紹介

公開日:2024/07/29   更新日:2024/10/04

公開日:2024/07/29 更新日:2024/10/04

テレワークの拡大や勤務形態の多様化が進んでいる昨今、会社から社用端末を支給されている人もいれば、個人携帯を仕事に使っている人もいます。個人携帯を業務利用せざるを得ない状況の人の中には、「できれば、個人携帯を仕事で使いたくない」と感じる人も増えているようです。

本記事では、個人携帯を仕事に使いたくない理由や、社用携帯が配布されないときの解決策を紹介します。個人携帯をストレスなく仕事に活用したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

個人携帯の業務利用に関する情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説


個人携帯を仕事に使いたくない!社用端末が配布されないときの対応策を紹介

個人携帯を仕事に使いたくない人が増えた背景

個人携帯を仕事に使いたくない人が増えた背景として、以下の2つが考えられます。

リモートワークの増加

新型コロナウイルスの流行以降、テレワークを導入した企業は増えたものの、一方でコスト面の問題や他の環境整備に追われ電話のDX化が追い付かず「緊急事態なのでひとまず個人携帯を業務利用してほしい」と従業員に納得してもらう企業も多かったはずです。

コロナ禍がある程度落ち着いてからもテレワーク体制を継続する企業は少なくありませんが、個人携帯の業務利用問題は未解決のまま放置されているケースもあり、不満を抱く従業員が増えていると考えられます。

個人携帯の機能向上

もうひとつの背景として、個人が所有する携帯電話がいわゆるガラケーからスマホに代わり、ビジネスチャットやデータの送受信、クラウド上での作業など、便利な機能が増えたため、自然と業務利用される機会が増えたことが挙げられます。

それに伴い、従業員が個人の裁量で私用端末やソフトウェアを業務に使う「シャドーIT」が問題視されています。例えば個人用で作ったオンラインストレージサービスに社内資料をアップロードした場合もシャドーITにあたります。

個人携帯を仕事に使いたくない理由

個人携帯を仕事に使いたくないといわれる主な理由として、電話番号をクライアントに知られたくないという意見が挙げられます。個人携帯を業務使用すると、クライアントなどの仕事相手に自分の電話番号を知られることになります。プライベートな付き合いを強要されてしまうのではないかと、恐怖や嫌悪感を抱く人は少なくありません。

また、営業時間外にかかってくると公私混同になるという意見もあります。個人携帯を業務利用すると、営業時間外や休日に仕事の電話やメールが入ってくることになり、仕事とプライベートの線引きが難しく、ストレスを感じる人も多いようです。

個人携帯を仕事に使いたくないときの対処法・解決策

個人携帯を仕事に使いたくないときの対処法として、以下の2つをご紹介します。

  1. 連絡手段をなるべくメールやチャットツールにする
  2. 公私を分けながら個人携帯で対応できるツールを導入する

1. 連絡手段をなるべくメールやチャットツールにする

電話番号をクライアントに知られたくない人は、メールもしくはSlackやChatworkといったビジネス専用チャットツールを活用しましょう。電話番号や連絡先を伝えなくても、組織や名前がわかれば連絡を取ることができ、物理的に離れた人同士でも情報やデータを簡単に共有できます。

ビジネス専用のツールを用いて音声通話やビデオ会議も行うこともできるので、公私をしっかり区別できるのが大きなメリットです。

2. 公私を分けながら個人携帯で対応できるツールを導入する

近年、勤務形態の多様化やテレワークの拡大、スマートフォン保有率の上昇に伴い、モバイルデバイス利用に適した業務用アプリやクラウドサービスも増加しています。

中には公私混同することなく個人携帯を業務利用できる機能が充実したツールもあるため、それらを導入することで問題解決を図りましょう。

個人携帯でも公私を分けて受電・架電できるサービス

個人携帯でも公私を分けて受電・架電できるおすすめのサービスをご紹介します。

電話転送サービス

電話転送サービスは、携帯キャリアが提供する電話転送サービスを使って、1台の電話への着信をもう1台に転送するサービスです。転送元の電話はどこにあっても転送できるため、携帯を2台持ち歩く必要がありません。

転送元の携帯のキャリアの電話転送サービスを利用するため、転送元から転送先への通話料は自己負担となり、かかってきた電話でも転送すれば通話料の負担が発生する点には注意が必要です。

また、転送先から折り返す場合に通知されるのは転送先の電話番号となります。私用の携帯に転送している場合は注意が必要でしょう。

電話アプリ

従業員が個人的に所有しているスマートフォンなどのデバイスを業務使用することを「BYOD」といいます。インストールすることで私用スマホを法人向けBYODフォンとして活用できる電話アプリ「Widefone(ワイドフォン)」を利用すれば、個人携帯を使用しながらしっかり公私を分けて受電・架電することが可能です。

Widefoneでは私物スマホに仕事用の050電話番号を与えられるため、プライベートの電話番号をクライアントに知られずに済みます。折り返す場合もアプリからそのまま折り返せば、通知されるのは仕事用の050電話番号です。

また、着信を受け付けない時間帯を設定でき、ガイダンス音声を流すことが可能な「時間外スケジュール機能」もあるため、営業時間外や休日に電話を取る必要がありません。

<関連コンテンツ>

仕事に個人携帯を使うなら電話アプリがおすすめ

従業員側が個人携帯を業務利用したくないと思っていても、企業側のコスト負担や環境整備の問題から、個人携帯を業務利用せざるを得ない状況が続くケースもあります。そんなときは電話アプリを利用し、公私をしっかり分けて電話受信・架電できるよう対策することで、ストレスなく安全に個人携帯を業務活用しましょう。

手軽に導入できコスパが高く、かつ機能も充実した電話アプリをお探しなら、ぜひ「Widefone」をご検討ください。Widefoneの利用料や通話料は、自動的に契約者(会社・管理者)に請求されるので、通話料精算の手間は不要です。

今なら、5番号または10番号単位で割引する「マルチパック」を提供しています。5番号単位一括でお申込みいただくと、初期費用・月額料金ともに13%、10番号なら16%が、なんと「永年」割引されます。

マルチパックの詳細はこちらからご覧いただけます。ぜひご参考ください。
【期間限定】5台、10台ならより安く!「マルチパック」を提供開始



個人携帯を仕事に使いたくない!社用端末が配布されないときの対応策を紹介

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※価格は税抜表示です

ビジネスフォンお悩み相談室 > 個人携帯を仕事に使いたくない!社用端末が配布されないときの対応策を紹介

ビジネスフォンお悩み相談室

個人携帯を仕事に使いたくない!社用端末が配布されないときの対応策を紹介

公開日:2024/07/29   更新日:2024/10/04

公開日:2024/07/29 更新日:2024/10/04

テレワークの拡大や勤務形態の多様化が進んでいる昨今、会社から社用端末を支給されている人もいれば、個人携帯を仕事に使っている人もいます。個人携帯を業務利用せざるを得ない状況の人の中には、「できれば、個人携帯を仕事で使いたくない」と感じる人も増えているようです。

本記事では、個人携帯を仕事に使いたくない理由や、社用携帯が配布されないときの解決策を紹介します。個人携帯をストレスなく仕事に活用したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

個人携帯の業務利用に関する情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説


個人携帯を仕事に使いたくない!社用端末が配布されないときの対応策を紹介

個人携帯を仕事に使いたくない人が増えた背景

個人携帯を仕事に使いたくない人が増えた背景として、以下の2つが考えられます。

リモートワークの増加

新型コロナウイルスの流行以降、テレワークを導入した企業は増えたものの、一方でコスト面の問題や他の環境整備に追われ電話のDX化が追い付かず「緊急事態なのでひとまず個人携帯を業務利用してほしい」と従業員に納得してもらう企業も多かったはずです。

コロナ禍がある程度落ち着いてからもテレワーク体制を継続する企業は少なくありませんが、個人携帯の業務利用問題は未解決のまま放置されているケースもあり、不満を抱く従業員が増えていると考えられます。

個人携帯の機能向上

もうひとつの背景として、個人が所有する携帯電話がいわゆるガラケーからスマホに代わり、ビジネスチャットやデータの送受信、クラウド上での作業など、便利な機能が増えたため、自然と業務利用される機会が増えたことが挙げられます。

それに伴い、従業員が個人の裁量で私用端末やソフトウェアを業務に使う「シャドーIT」が問題視されています。例えば個人用で作ったオンラインストレージサービスに社内資料をアップロードした場合もシャドーITにあたります。

個人携帯を仕事に使いたくない理由

個人携帯を仕事に使いたくないといわれる主な理由として、電話番号をクライアントに知られたくないという意見が挙げられます。個人携帯を業務使用すると、クライアントなどの仕事相手に自分の電話番号を知られることになります。プライベートな付き合いを強要されてしまうのではないかと、恐怖や嫌悪感を抱く人は少なくありません。

また、営業時間外にかかってくると公私混同になるという意見もあります。個人携帯を業務利用すると、営業時間外や休日に仕事の電話やメールが入ってくることになり、仕事とプライベートの線引きが難しく、ストレスを感じる人も多いようです。

個人携帯を仕事に使いたくないときの対処法・解決策

個人携帯を仕事に使いたくないときの対処法として、以下の2つをご紹介します。

  1. 連絡手段をなるべくメールやチャットツールにする
  2. 公私を分けながら個人携帯で対応できるツールを導入する

1. 連絡手段をなるべくメールやチャットツールにする

電話番号をクライアントに知られたくない人は、メールもしくはSlackやChatworkといったビジネス専用チャットツールを活用しましょう。電話番号や連絡先を伝えなくても、組織や名前がわかれば連絡を取ることができ、物理的に離れた人同士でも情報やデータを簡単に共有できます。

ビジネス専用のツールを用いて音声通話やビデオ会議も行うこともできるので、公私をしっかり区別できるのが大きなメリットです。

2. 公私を分けながら個人携帯で対応できるツールを導入する

近年、勤務形態の多様化やテレワークの拡大、スマートフォン保有率の上昇に伴い、モバイルデバイス利用に適した業務用アプリやクラウドサービスも増加しています。

中には公私混同することなく個人携帯を業務利用できる機能が充実したツールもあるため、それらを導入することで問題解決を図りましょう。

個人携帯でも公私を分けて受電・架電できるサービス

個人携帯でも公私を分けて受電・架電できるおすすめのサービスをご紹介します。

電話転送サービス

電話転送サービスは、携帯キャリアが提供する電話転送サービスを使って、1台の電話への着信をもう1台に転送するサービスです。転送元の電話はどこにあっても転送できるため、携帯を2台持ち歩く必要がありません。

転送元の携帯のキャリアの電話転送サービスを利用するため、転送元から転送先への通話料は自己負担となり、かかってきた電話でも転送すれば通話料の負担が発生する点には注意が必要です。

また、転送先から折り返す場合に通知されるのは転送先の電話番号となります。私用の携帯に転送している場合は注意が必要でしょう。

電話アプリ

従業員が個人的に所有しているスマートフォンなどのデバイスを業務使用することを「BYOD」といいます。インストールすることで私用スマホを法人向けBYODフォンとして活用できる電話アプリ「Widefone(ワイドフォン)」を利用すれば、個人携帯を使用しながらしっかり公私を分けて受電・架電することが可能です。

Widefoneでは私物スマホに仕事用の050電話番号を与えられるため、プライベートの電話番号をクライアントに知られずに済みます。折り返す場合もアプリからそのまま折り返せば、通知されるのは仕事用の050電話番号です。

また、着信を受け付けない時間帯を設定でき、ガイダンス音声を流すことが可能な「時間外スケジュール機能」もあるため、営業時間外や休日に電話を取る必要がありません。

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仕事に個人携帯を使うなら電話アプリがおすすめ

従業員側が個人携帯を業務利用したくないと思っていても、企業側のコスト負担や環境整備の問題から、個人携帯を業務利用せざるを得ない状況が続くケースもあります。そんなときは電話アプリを利用し、公私をしっかり分けて電話受信・架電できるよう対策することで、ストレスなく安全に個人携帯を業務活用しましょう。

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個人携帯を仕事に使いたくない!社用端末が配布されないときの対応策を紹介

※機能や価格は公開日時点の情報です
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会社用携帯と個人携帯の2台持ちは面倒?持ち運びや1台にまとめる方法を紹介

ビジネスフォンお役立ち情報 > 会社用携帯と個人携帯の2台持ちは面倒?持ち運びや1台にまとめる方法を紹介

会社用携帯と個人携帯の2台持ちは面倒?持ち運びや1台にまとめる方法を紹介

公開日:2024/07/29   更新日:2024/08/14

公開日:2024/07/29 更新日:2024/08/14

会社から社用スマホや携帯が支給されている場合、仕事中は常に会社用とプライベート用の2台を持ち歩かなくてはなりません。「スマホの2台持ちは意外と面倒……」と感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、スマホ2台持ちのメリット・デメリットや、面倒な2台持ちを解決する電話転送サービスを紹介します。仕事とプライベートで番号を使い分けたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

個人携帯の業務利用に関する情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説


会社用携帯と個人携帯の2台持ちは面倒?持ち運びや1台にまとめる方法を紹介

面倒な会社用携帯2台持ちの解決方法

会社用と個人用携帯の2台持ちを解決するには、以下の3つの方法があります。

  1. 電話転送サービスを利用する
  2. デュアルSIM対応機種を利用する
  3. BYODを導入する

1. 電話転送サービスを利用する

1つ目は、電話転送サービスを使って、1台の電話への着信をもう1台に転送するという方法です。転送元の電話がどこにあっても転送できるため、常に2台を持ち歩く必要はありません。

この方法では、転送元の携帯のキャリアの電話転送サービスを利用することになります。転送元から転送先への通話料は自己負担となるため、かかってきた電話でも転送すれば通話料の負担が発生します。

2. デュアルSIM対応機種を利用する

2つ目は、1台のスマホにSIMカードを2枚装着して2つの電話番号や料金プランを利用する「デュアルSIM」という機能を利用する方法です。

SIMカードには、電話番号・利用者情報・識別番号など携帯電話会社と契約した情報が記録されています。それを2枚差し込むことで、スマホ1台で2台持ちと同様の使い分けができます。
ただし、デュアルSIM対応した機種でないとできない方法です。

3.BYODを導入する

3つ目は、従業員の個人携帯に社用番号を追加してBYODフォンとして業務利用する方法です。

Widefone(ワイドフォン)」は、従業員の私物スマホに仕事用の050電話番号を付けられるサービスです。初期費用も月額基本料も1番号あたり900円という安さで利用できます。

複雑な設定が不要で、従業員の個人スマートフォンに専用のアプリをインストール・設定するだけという手軽さが魅力です。

通話料金はWidefone同士であれば無料で、従業員間の通話は内線感覚で利用できます。それ以外の電話番号宛であっても、通話料は大手キャリア・格安スマホ各社と比較しても業界最安値水準という圧倒的な安さを誇ります。また、WidefoneにはオプションでIVR機能を付けることも可能で、会社の代表やお問い合わせの番号(050番号)としても便利に活用することもできます。Widefoneの内線IVRは、豊富な機能を月額1,500円という安価で利用できる点も魅力の一つです。

携帯・スマホ2台持ちのメリット・デメリット

携帯・スマホ2台持ちのメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。

社用・個人用を分ける2台持ちのメリット

主なメリットとして以下の2つが挙げられます。

業務とプライベートを分けられる

業務とプライベートをしっかり切り替えることができるのが1番のメリットです。

私用携帯を業務利用していると、業務時間外でも取引先から連絡が来る可能性もあり、気になって落ち着かないと感じる人もいるでしょう。社用携帯を使用していれば、こうしたストレスを感じることなく、業務時間外も安心して過ごすことができます。

取引先に電話番号を知られない

私用携帯を業務利用する場合、自分のプライベートな電話番号を取引先や顧客などの仕事関係者に教えなければならず、プライベートな付き合いを求められてしまうのではないかと不安になるかもしれません。

社用と個人用の2台持ちであれば顧客にプライベートの連絡先を知られずに済み、個人情報漏洩の心配もなくなります。

社用・個人用を分ける2台持ちのデメリット

主なデメリットとして以下の2つが挙げられます。

持ち運びが重い・かさばる

近年は6インチを超える大画面のモデルや大容量バッテリー搭載の200g前後のモデルもあり、スマホ2台分の重さとなるとそれなりの重量があります。また、カバンの中はもちろん、机の上でも2台分の場所を取ってしまう点はデメリットです。

2台分の充電や管理が必要

スマホは電池の消費が早く、毎日充電している人も多いでしょう。社用と個人用の2台持ちをしていると、普段から2台分のバッテリー残量を気にしなければなりません。また、社用と個人用の機種が違う場合、出張などの際は充電器を2つ持ち歩く必要も生じます。

さらに、スマホを2台持っていると、失くしたり家や会社に忘れてしまったりするリスクも高くなり、管理が大変です。保存したデータについても、メモや写真がどちらのスマホに保存されているか把握しておかなければなりません。


会社用携帯と個人携帯の2台持ちは面倒?持ち運びや1台にまとめる方法を紹介

スマホが2台ある場合の持ち運びはどうする?

スマホが2台ある場合、ポケットが小さく2台一緒に持てなかったり、2台一緒にカバンに入れることで傷が付いたり熱がこもったりと、持ち運びでのトラブルに苦労するケースは少なくありません。

また、「個人用はポケットに、会社用はカバンに」などと分けて収納していて、いざ外出先で社用携帯に電話がかかってくると取り出すのに手間取ることもあるでしょう。こうした管理が面倒で机の上に出しっぱなしにして、ついつい置き忘れるような事態も考えられます。対策として、2台持ち対応のポーチやスマホケースを使用するといった工夫も必要です。

近年は耐衝撃性があり大画面モデルのスマホにも対応した2台収納用ポーチも販売されています。ショルダーストラップやカラビナが付いたカジュアルなタイプはもちろん、ビジネスシーンに便利なベルト掛けタイプもあるため、スマホ2台持ちの際の持ち運び方法に悩んでいる方は検討してみるとよいでしょう。

会社用と私用の2台持ちが面倒ならBYODで解決!

会社用携帯、私用携帯の2台持ちにはメリット、デメリットの両方があります。

電話転送サービスなどを利用すれば、2台持ちをしなくても仕事とプライベートの番号は分けられます。電話対応だけなら1台にまとめた方が、面倒さがなくなるといえるでしょう。

手軽に導入できコスパの高いBYODフォンのサービスをお探しなら、ぜひ「Widefone」をご検討ください。今なら、5番号または10番号単位で割引する「マルチパック」を提供しています。5番号単位一括でお申込みいただくと、初期費用・月額料金ともに13%、10番号なら16%が、なんと「永年」割引されます。

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会社用携帯と個人携帯の2台持ちは面倒?持ち運びや1台にまとめる方法を紹介

公開日:2024/07/29   更新日:2024/08/14

公開日:2024/07/29 更新日:2024/08/14

会社から社用スマホや携帯が支給されている場合、仕事中は常に会社用とプライベート用の2台を持ち歩かなくてはなりません。「スマホの2台持ちは意外と面倒……」と感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、スマホ2台持ちのメリット・デメリットや、面倒な2台持ちを解決する電話転送サービスを紹介します。仕事とプライベートで番号を使い分けたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

個人携帯の業務利用に関する情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説


会社用携帯と個人携帯の2台持ちは面倒?持ち運びや1台にまとめる方法を紹介

面倒な会社用携帯2台持ちの解決方法

会社用と個人用携帯の2台持ちを解決するには、以下の3つの方法があります。

  1. 電話転送サービスを利用する
  2. デュアルSIM対応機種を利用する
  3. BYODを導入する

1. 電話転送サービスを利用する

1つ目は、電話転送サービスを使って、1台の電話への着信をもう1台に転送するという方法です。転送元の電話がどこにあっても転送できるため、常に2台を持ち歩く必要はありません。

この方法では、転送元の携帯のキャリアの電話転送サービスを利用することになります。転送元から転送先への通話料は自己負担となるため、かかってきた電話でも転送すれば通話料の負担が発生します。

2. デュアルSIM対応機種を利用する

2つ目は、1台のスマホにSIMカードを2枚装着して2つの電話番号や料金プランを利用する「デュアルSIM」という機能を利用する方法です。

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携帯・スマホ2台持ちのメリット・デメリット

携帯・スマホ2台持ちのメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。

社用・個人用を分ける2台持ちのメリット

主なメリットとして以下の2つが挙げられます。

業務とプライベートを分けられる

業務とプライベートをしっかり切り替えることができるのが1番のメリットです。

私用携帯を業務利用していると、業務時間外でも取引先から連絡が来る可能性もあり、気になって落ち着かないと感じる人もいるでしょう。社用携帯を使用していれば、こうしたストレスを感じることなく、業務時間外も安心して過ごすことができます。

取引先に電話番号を知られない

私用携帯を業務利用する場合、自分のプライベートな電話番号を取引先や顧客などの仕事関係者に教えなければならず、プライベートな付き合いを求められてしまうのではないかと不安になるかもしれません。

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社用・個人用を分ける2台持ちのデメリット

主なデメリットとして以下の2つが挙げられます。

持ち運びが重い・かさばる

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2台分の充電や管理が必要

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さらに、スマホを2台持っていると、失くしたり家や会社に忘れてしまったりするリスクも高くなり、管理が大変です。保存したデータについても、メモや写真がどちらのスマホに保存されているか把握しておかなければなりません。


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スマホが2台ある場合の持ち運びはどうする?

スマホが2台ある場合、ポケットが小さく2台一緒に持てなかったり、2台一緒にカバンに入れることで傷が付いたり熱がこもったりと、持ち運びでのトラブルに苦労するケースは少なくありません。

また、「個人用はポケットに、会社用はカバンに」などと分けて収納していて、いざ外出先で社用携帯に電話がかかってくると取り出すのに手間取ることもあるでしょう。こうした管理が面倒で机の上に出しっぱなしにして、ついつい置き忘れるような事態も考えられます。対策として、2台持ち対応のポーチやスマホケースを使用するといった工夫も必要です。

近年は耐衝撃性があり大画面モデルのスマホにも対応した2台収納用ポーチも販売されています。ショルダーストラップやカラビナが付いたカジュアルなタイプはもちろん、ビジネスシーンに便利なベルト掛けタイプもあるため、スマホ2台持ちの際の持ち運び方法に悩んでいる方は検討してみるとよいでしょう。

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個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説

ビジネスフォンお役立ち情報 > 個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説

個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説

公開日:2024/07/29   更新日:2024/10/04

公開日:2024/07/29 更新日:2024/10/04

従業員による個人携帯の業務利用を容認している・せざるを得ない企業は少なくありません。経営者の中には「個人携帯の業務利用はコンプライアンス的にどうなのか?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

本記事では、個人携帯を業務利用させることの法律上の問題やリスクについて、コンプライアンスの観点や世間の見解などさまざまな視点で解説します。社員が仕事で個人携帯を使いたくない理由や、個人携帯を安全に業務利用する際のポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説

個人携帯の業務利用はコンプライアンス的にどう?

企業のコンプライアンスが重要視されている昨今、下記のような法律上の観点から、個人携帯の業務利用は悩ましい問題であるといえます。

  1. 個人情報保護(従業員のプライバシー)の観点
  2. 不正競争防止(セキュリティリスク)の観点
  3. 労働基準(環境整備)の観点

1.個人情報保護(従業員のプライバシー)の観点

電話やメールなど個人間における通信は「通信の秘密」として個人のプライバシーが保護されています。そのため、従業員の個人携帯を強制的に業務利用させた場合、従業員の個人情報をはじめとしたデータの扱いに法的な問題が生じる可能性もあります。

例えば、個人携帯を使用して業務上の連絡やデータ交換を行う際、従業員の携帯に保存されていた個人情報や通信記録が業務上の情報と混在してしまった場合、「従業員のプライバシーに対する不当な介入」と見なされる可能性もゼロではありません。

2.不正競争防止(セキュリティリスク)の観点

企業の機密情報は不正競争防止法で保護されており、その観点からも個人携帯の業務利用にはリスクがあると考えられます。

例えば、従業員が業務利用している個人携帯を紛失した際、それが第三者の手に渡る可能性もあり、結果として携帯内にある業務上の機密情報が漏洩するリスクがあります。また、従業員が個人携帯を利用し、転職時に顧客リストを外部に持ち出してしまうといったトラブルは後を絶ちません。

情報漏洩が起こると企業の信頼が失墜し、法的責任を問われます。企業はそのようなリスクを十分理解し、対策を講じる必要があるでしょう。

3.労働基準(環境整備)の観点

労働基準法の観点でいうと、個人携帯は勤務時間以外でも関係なく使えるため、いつでもどこでも業務ができてしまい、労働時間の増加につながることが懸念されます。

また、従業員が勤務中に個人携帯を使い仕事に取り組んでいる状況であったとしても、携帯の使用目的が仕事なのかプライベートなのか見た目で判断することは困難です。

このように、労働時間の厳密な管理ができなくなる問題も生じます。

個人携帯の業務利用「シャドーIT」がもたらすリスク

テレワークの浸透によって、ビジネスチャットをはじめとしたITツールは業務に欠かせないものになりました。一方で、セキュリティリスクの脅威として「シャドーIT」が問題視されています。

シャドーITとは

「シャドーIT」とは、個人で利用するデバイスやソフトウェアなどを、企業の許可なく業務で使用することをいいます。

例えば個人用アカウントで作ったドライブに会社の資料をアップロードした場合や、個人用タブレットで会社用クラウドメーラーを起動してメール送信した場合などもシャドーITにあたります。

「作業効率がよいから」「緊急対応でやむなく」といった理由で本人が悪意なく行っていたとしても、不正アクセスや情報漏洩などが起こる懸念があるため、企業としては見過ごせない問題です。

シャドーITの黙認によるデメリット

シャドーITを黙認しているとどのようなデメリットが生じるのでしょうか。具体的には、以下のような問題が生じるケースがあります。

バックアップが取れない

社用携帯は、バックアップを自動的に取るなどシステム化して情報を守ることができますが、個人のデバイスは、会社側でバックアップを取ることは難しいといえます。

また、バックアップを義務付けたとしても、従業員全員がきちんと守ってくれるとは限りません。バックアップが取れていない状態で個人携帯を紛失したり、故障したりしてしまった場合、重要なデータが消えてしまう可能性があります。

労働時間を管理しきれなくなる

従業員が顧客に個人携帯の電話番号を教えてしまうことで、出勤日や定時に関係なく問い合わせが入ってしまい、業務時間外に対応せざるを得なくなるケースがあります。

労働時間を厳密に管理できなくなるほか、どのような問い合わせがあったか管理することも難しくなります。

具体的なケースと解決策は以下のコンテンツでも紹介しています。
関連ページ:ビジネスフォンお悩み相談室「時間外スケジュール機能で労務管理の問題を解決

端末ごとにセキュリティ性能の差がある

社用携帯を支給する場合は、一定のセキュリティ性能を持つデバイスを会社側が選択できます。しかし、従業員一人ひとりが持つ個人携帯は端末のキャリアやスペックが異なるため、セキュリティ対策やバックアップ機能の有無など性能に差が生じます。

過去にはセキュリティの脆弱性から企業のSNSアカウントが乗っ取られ、なりすまし事件が発生した例もあります。万が一情報漏洩などが起きれば、企業にとって深刻な被害をもたらす可能性があるでしょう。

専用アプリを通じた業務利用がおすすめ

個人携帯などのデバイスを、専用アプリなどを用いた適切なリスク管理のもと業務利用することを「BYOD」といいます。

BYODは「Bring Your Own Device=私的デバイスを持ち込む」という意味で、従業員が日頃使い慣れたデバイスを業務に持ち込むことです。これにより、業務効率や生産性の向上が期待できるだけでなく、企業側が社用携帯の購入・維持費を削減できるメリットもあります。

一方で、BYODにはセキュリティ面の課題があります。例えばウイルス対策ソフトを導入しない個人PCで業務を行えば、マルウェアなどに感染するリスクがあるでしょう。従業員への教育やルール遵守の徹底によって、セキュリティリスクを補う必要があります。

ルールを定めたうえでBYODを全社的に認め、業務に取り入れると、従業員の自己判断によるシャドーITのリスクを防ぐ効果があります。結果的に業務上のデータの保護や労務管理に役立つといえるでしょう。

仕事に個人携帯を使いたくない人は増えている?

仕事に個人携帯を使いたくない人は少なくありません。その主な理由として下記の4つの理由が挙げられます。

社用端末が配布されないときの対応策を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:個人携帯を仕事に使いたくない!社用端末が配布されないときの対応策を紹介

仕事とプライベートを切り替えられない

1つ目は、仕事とプライベートが切り替えにくくなるという理由です。携帯の中に仕事とプライベートの両方の情報が混在するため、電話帳や写真、資料などのデータの区分が難しく、常に仕事のことが気にかかりストレスを感じるという人もいます。

また、使用しているアプリによっては2つのアカウントを同時に持てず、個人的なメッセージを上司や取引先に誤送信してしまうなど、予期せぬミスやトラブルが発生する危険性もあります。

取引先に電話番号を知られたくない

2つ目は、取引先に連絡先を教えたくないという理由です。

個人携帯を業務使用していると、取引先や業者などの仕事相手に対し、電話番号という個人情報を伝えざるを得ません。

しかし、連絡先を交換することでプライベートな付き合いを強要されてしまうのではないかという不安から、仕事関係の人間に個人情報を教えることに対し、恐怖や嫌悪感を抱く人は一定数います。

セキュリティに不安がある

3つ目は、セキュリティに不安があるという理由です。

個人携帯を業務利用していると、携帯内に機密情報や社外秘の情報が蓄積されていきます。しかし、個人携帯はプライベートな場面でも持ち歩かざるを得ません。紛失したり、操作ミスから情報漏洩してしまったりすると、個人の問題では済まなくなる可能性もあります。

従業員は業務時間外までそのリスクを背負うことになります。必要以上に緊張感を強いられることにストレスを感じる人もいるでしょう。

通話料金や通信料金などを負担したくない

4つ目は、通話料金や通信料金などを負担したくないという理由です。

個人携帯を業務利用している場合、仕事で利用した通話料を経費として申請することが可能な企業もありますが、通話料金の明細からプライベート分と仕事分を区別する作業が発生します。明確な分別が困難であることから、毎月の経理処理が面倒だと不満を感じる人もいます。

社用携帯を持つのは面倒という意見も

一方で、社用携帯を持つのは面倒だという意見もあります。その主な理由として下記の2つの理由が挙げられます。

会社用携帯と個人携帯の2台持ちに関する情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:会社用携帯と個人携帯の2台持ちは面倒?持ち運びや1台にまとめる方法を紹介

持ち物がかさばる

1つ目は、持ち物がかさばるという理由です。

普段から社用と個人用の2台の携帯を常に持ち歩くことになります。近年のスマートフォンは6インチを超える大画面のモデルや大容量バッテリー搭載の200g前後のモデルもあるため、2台分となるとそれなりの重量があり、荷物もかさばります。

2台分充電しなければならない

2つ目は、2台分の充電が手間だという理由です。

スマートフォンは電池の消費が早く、毎日充電している人も多いでしょう。社用と個人用の2台持ちをしていると、普段から2台分のバッテリー残量を気にしなければなりません。また、社用と個人用の機種が違う場合、出張などの際は充電器を2つ持ち歩く必要も生じてしまいます。


個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説

個人携帯の業務利用を助けるツール

固定費の削減やブラックボックス化した労務管理の回復のため、個人携帯の業務利用を検討している方は多いでしょう。しかし、セキュリティリスクをはじめとしたデメリットも気になるところです。

ここでは、比較的安全かつわかりやすい方法で、個人携帯の業務利用をサポートするツールを紹介します。

  1. ビジネス専用チャットツールの導入
  2. BYOD管理ツールの導入
  3. クラウドPBXの導入

1.ビジネス専用チャットツールの導入

プライベートで利用している人が多いLINEなどのツールで業務連絡を行うと、誤送信のリスクが高く、情報漏洩にもつながりかねません。

そのようなリスクを防ぐためには、SlackやChatworkといったビジネス専用チャットツールの利用がおすすめです。メッセージやデータのやり取りだけでなく、音声通話やビデオ会議などもツールを介して行うことで、プライベートと仕事をしっかり区別できます。

無料で使えるものもありますが、有料プランはより高いセキュリティや利便性の向上が見込めます。

2. BYOD管理ツールの導入

前述のとおり、BYODは従業員の個人携帯などのデバイスを業務利用することをいいます。近年、勤務形態の多様化やテレワークの拡大により、BYODを導入する企業は増えつつあります。

スマートフォン保有率の上昇に伴い、モバイルデバイス利用に適した業務用アプリやクラウドサービスも増加しています。

Widefone(ワイドフォン)」は、従業員のスマホで仕事用の電話番号が使えるサービスです。アプリをインストールすることで、私用スマホを法人向けBYODフォンとして活用できます。

端末購入の必要がなく、初期費用も月額基本料も1番号あたり900円という、ワンプラン・ワンプライスのわかりやすさも魅力です。無料通話対象IP電話番号宛の通話料は無料、それ以外の電話番号宛であっても、通話料は大手キャリア・格安スマホ各社と比較しても業界最安値水準という圧倒的な安さを誇ります。

3.クラウドPBXの導入

クラウドPBXとは、電話交換機(PBX)をクラウド上に設置することで、インターネット回線を介して内線、外線、転送などの電話機能が利用できるようになるITサービスです。「クラウド電話」「クラウドフォン」とも呼ばれています。

前述のBYODフォン「Widefone(ワイドフォン)」は、従業員のスマホに2つめの仕事用の電話番号(050番号)を付与するサービスでありながら、クラウドPBXの側面も持っています。

自社開発でカスタマイズ性が高いのが特長で、回線構成や端末構成など、ニーズに応じたカスタマイズが可能です。自動音声による時間外ガイダンスや通話録音機能、内線メッセージ機能付のアプリなど、機能も豊富です。

外線番号(050番号)の発着信だけではなく、内線や転送など、従来のビジネスフォンと同様の使い勝手を求める方にもお勧めです。

個人携帯を業務利用させる際のポイント

<個人携帯を業務利用させるには、下記の3つのポイントが重要です。

  1. 従業員にセキュリティ教育を行う
  2. リスクマネジメントを行う
  3. 費用負担を明確にし、手当支給も検討する

1. 従業員にセキュリティ教育を行う

日常使いしている個人携帯の扱いは、従業員個々人によってさまざまです。情報管理やセキュリティ面においては、会社から支給されている端末とは違い、気の緩みが出てしまうかもしれません。

従業員に対するセキュリティ教育を定期的に行い、セキュリティリスクへの正しい認識や、個人携帯といえども大事な企業情報を扱っている意識を持たせることが重要です。

2. リスクマネジメントを行う

個人携帯の業務利用に伴うさまざまなリスクを回避するための体制や環境づくりを心掛けましょう。セキュリティ教育とあわせて、管理者を決めルールを守った運用になっているか定期的にチェックする体制も必要です。

情報漏洩のリスク対策に加え、BYODに関する負担を現場で明らかにし、問題や不満があれば解決策を講じましょう。また、定期的なヒアリングにより従業員のセキュリティリスクへの意識向上を促すなど、リスクマネジメントを適切に行うことが大切です。

3. 費用負担を明確にし、手当支給も検討する

個人携帯の通話料や通信料を、プライベートと仕事で明確に区別することは困難です。結果的に従業員が自己負担を強いられたと感じるような運用では、会社に対する不満が増幅しかねません。

使用量や料金を計測できるアプリの導入や、経費として申請できる仕組みの構築、一定金額の手当支給を検討するなど、費用負担を明確にすることが大切です。

強制はNG!個人携帯を業務に利用するなら準備とリスク対策を

従業員に個人携帯の業務利用を「強制すること」は、法律やコンプライアンスの観点から見ても望ましいことではありません。しかし、社用携帯の配布が難しい場合は、仕事で個人携帯を使いたくない人でも安心できる対策と仕組みを構築した上で、BYODを導入するのも一つの方法といえます。

社用携帯の配布とBYODの導入、双方のメリット・デメリットやコスト面も考慮しながら、自社のニーズに合ったサービスの導入を検討されてはいかがでしょうか。

手軽に導入できコスパの高いBYODやクラウドPBXサービスをお探しなら、ぜひ「Widefone」をご検討ください。

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個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説

公開日:2024/07/29   更新日:2024/10/04

公開日:2024/07/29 更新日:2024/10/04

従業員による個人携帯の業務利用を容認している・せざるを得ない企業は少なくありません。経営者の中には「個人携帯の業務利用はコンプライアンス的にどうなのか?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

本記事では、個人携帯を業務利用させることの法律上の問題やリスクについて、コンプライアンスの観点や世間の見解などさまざまな視点で解説します。社員が仕事で個人携帯を使いたくない理由や、個人携帯を安全に業務利用する際のポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説

個人携帯の業務利用はコンプライアンス的にどう?

企業のコンプライアンスが重要視されている昨今、下記のような法律上の観点から、個人携帯の業務利用は悩ましい問題であるといえます。

  1. 個人情報保護(従業員のプライバシー)の観点
  2. 不正競争防止(セキュリティリスク)の観点
  3. 労働基準(環境整備)の観点

1.個人情報保護(従業員のプライバシー)の観点

電話やメールなど個人間における通信は「通信の秘密」として個人のプライバシーが保護されています。そのため、従業員の個人携帯を強制的に業務利用させた場合、従業員の個人情報をはじめとしたデータの扱いに法的な問題が生じる可能性もあります。

例えば、個人携帯を使用して業務上の連絡やデータ交換を行う際、従業員の携帯に保存されていた個人情報や通信記録が業務上の情報と混在してしまった場合、「従業員のプライバシーに対する不当な介入」と見なされる可能性もゼロではありません。

2.不正競争防止(セキュリティリスク)の観点

企業の機密情報は不正競争防止法で保護されており、その観点からも個人携帯の業務利用にはリスクがあると考えられます。

例えば、従業員が業務利用している個人携帯を紛失した際、それが第三者の手に渡る可能性もあり、結果として携帯内にある業務上の機密情報が漏洩するリスクがあります。また、従業員が個人携帯を利用し、転職時に顧客リストを外部に持ち出してしまうといったトラブルは後を絶ちません。

情報漏洩が起こると企業の信頼が失墜し、法的責任を問われます。企業はそのようなリスクを十分理解し、対策を講じる必要があるでしょう。

3.労働基準(環境整備)の観点

労働基準法の観点でいうと、個人携帯は勤務時間以外でも関係なく使えるため、いつでもどこでも業務ができてしまい、労働時間の増加につながることが懸念されます。

また、従業員が勤務中に個人携帯を使い仕事に取り組んでいる状況であったとしても、携帯の使用目的が仕事なのかプライベートなのか見た目で判断することは困難です。

このように、労働時間の厳密な管理ができなくなる問題も生じます。

個人携帯の業務利用「シャドーIT」がもたらすリスク

テレワークの浸透によって、ビジネスチャットをはじめとしたITツールは業務に欠かせないものになりました。一方で、セキュリティリスクの脅威として「シャドーIT」が問題視されています。

シャドーITとは

「シャドーIT」とは、個人で利用するデバイスやソフトウェアなどを、企業の許可なく業務で使用することをいいます。

例えば個人用アカウントで作ったドライブに会社の資料をアップロードした場合や、個人用タブレットで会社用クラウドメーラーを起動してメール送信した場合などもシャドーITにあたります。

「作業効率がよいから」「緊急対応でやむなく」といった理由で本人が悪意なく行っていたとしても、不正アクセスや情報漏洩などが起こる懸念があるため、企業としては見過ごせない問題です。

シャドーITの黙認によるデメリット

シャドーITを黙認しているとどのようなデメリットが生じるのでしょうか。具体的には、以下のような問題が生じるケースがあります。

バックアップが取れない

社用携帯は、バックアップを自動的に取るなどシステム化して情報を守ることができますが、個人のデバイスは、会社側でバックアップを取ることは難しいといえます。

また、バックアップを義務付けたとしても、従業員全員がきちんと守ってくれるとは限りません。バックアップが取れていない状態で個人携帯を紛失したり、故障したりしてしまった場合、重要なデータが消えてしまう可能性があります。

労働時間を管理しきれなくなる

従業員が顧客に個人携帯の電話番号を教えてしまうことで、出勤日や定時に関係なく問い合わせが入ってしまい、業務時間外に対応せざるを得なくなるケースがあります。

労働時間を厳密に管理できなくなるほか、どのような問い合わせがあったか管理することも難しくなります。

具体的なケースと解決策は以下のコンテンツでも紹介しています。
関連ページ:ビジネスフォンお悩み相談室「時間外スケジュール機能で労務管理の問題を解決

端末ごとにセキュリティ性能の差がある

社用携帯を支給する場合は、一定のセキュリティ性能を持つデバイスを会社側が選択できます。しかし、従業員一人ひとりが持つ個人携帯は端末のキャリアやスペックが異なるため、セキュリティ対策やバックアップ機能の有無など性能に差が生じます。

過去にはセキュリティの脆弱性から企業のSNSアカウントが乗っ取られ、なりすまし事件が発生した例もあります。万が一情報漏洩などが起きれば、企業にとって深刻な被害をもたらす可能性があるでしょう。

専用アプリを通じた業務利用がおすすめ

個人携帯などのデバイスを、専用アプリなどを用いた適切なリスク管理のもと業務利用することを「BYOD」といいます。

BYODは「Bring Your Own Device=私的デバイスを持ち込む」という意味で、従業員が日頃使い慣れたデバイスを業務に持ち込むことです。これにより、業務効率や生産性の向上が期待できるだけでなく、企業側が社用携帯の購入・維持費を削減できるメリットもあります。

一方で、BYODにはセキュリティ面の課題があります。例えばウイルス対策ソフトを導入しない個人PCで業務を行えば、マルウェアなどに感染するリスクがあるでしょう。従業員への教育やルール遵守の徹底によって、セキュリティリスクを補う必要があります。

ルールを定めたうえでBYODを全社的に認め、業務に取り入れると、従業員の自己判断によるシャドーITのリスクを防ぐ効果があります。結果的に業務上のデータの保護や労務管理に役立つといえるでしょう。

仕事に個人携帯を使いたくない人は増えている?

仕事に個人携帯を使いたくない人は少なくありません。その主な理由として下記の4つの理由が挙げられます。

社用端末が配布されないときの対応策を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:個人携帯を仕事に使いたくない!社用端末が配布されないときの対応策を紹介

仕事とプライベートを切り替えられない

1つ目は、仕事とプライベートが切り替えにくくなるという理由です。携帯の中に仕事とプライベートの両方の情報が混在するため、電話帳や写真、資料などのデータの区分が難しく、常に仕事のことが気にかかりストレスを感じるという人もいます。

また、使用しているアプリによっては2つのアカウントを同時に持てず、個人的なメッセージを上司や取引先に誤送信してしまうなど、予期せぬミスやトラブルが発生する危険性もあります。

取引先に電話番号を知られたくない

2つ目は、取引先に連絡先を教えたくないという理由です。

個人携帯を業務使用していると、取引先や業者などの仕事相手に対し、電話番号という個人情報を伝えざるを得ません。

しかし、連絡先を交換することでプライベートな付き合いを強要されてしまうのではないかという不安から、仕事関係の人間に個人情報を教えることに対し、恐怖や嫌悪感を抱く人は一定数います。

セキュリティに不安がある

3つ目は、セキュリティに不安があるという理由です。

個人携帯を業務利用していると、携帯内に機密情報や社外秘の情報が蓄積されていきます。しかし、個人携帯はプライベートな場面でも持ち歩かざるを得ません。紛失したり、操作ミスから情報漏洩してしまったりすると、個人の問題では済まなくなる可能性もあります。

従業員は業務時間外までそのリスクを背負うことになります。必要以上に緊張感を強いられることにストレスを感じる人もいるでしょう。

通話料金や通信料金などを負担したくない

4つ目は、通話料金や通信料金などを負担したくないという理由です。

個人携帯を業務利用している場合、仕事で利用した通話料を経費として申請することが可能な企業もありますが、通話料金の明細からプライベート分と仕事分を区別する作業が発生します。明確な分別が困難であることから、毎月の経理処理が面倒だと不満を感じる人もいます。

社用携帯を持つのは面倒という意見も

一方で、社用携帯を持つのは面倒だという意見もあります。その主な理由として下記の2つの理由が挙げられます。

会社用携帯と個人携帯の2台持ちに関する情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:会社用携帯と個人携帯の2台持ちは面倒?持ち運びや1台にまとめる方法を紹介

持ち物がかさばる

1つ目は、持ち物がかさばるという理由です。

普段から社用と個人用の2台の携帯を常に持ち歩くことになります。近年のスマートフォンは6インチを超える大画面のモデルや大容量バッテリー搭載の200g前後のモデルもあるため、2台分となるとそれなりの重量があり、荷物もかさばります。

2台分充電しなければならない

2つ目は、2台分の充電が手間だという理由です。

スマートフォンは電池の消費が早く、毎日充電している人も多いでしょう。社用と個人用の2台持ちをしていると、普段から2台分のバッテリー残量を気にしなければなりません。また、社用と個人用の機種が違う場合、出張などの際は充電器を2つ持ち歩く必要も生じてしまいます。


個人携帯を業務利用させるリスクは?コンプライアンスの観点からも解説

個人携帯の業務利用を助けるツール

固定費の削減やブラックボックス化した労務管理の回復のため、個人携帯の業務利用を検討している方は多いでしょう。しかし、セキュリティリスクをはじめとしたデメリットも気になるところです。

ここでは、比較的安全かつわかりやすい方法で、個人携帯の業務利用をサポートするツールを紹介します。

  1. ビジネス専用チャットツールの導入
  2. BYOD管理ツールの導入
  3. クラウドPBXの導入

1.ビジネス専用チャットツールの導入

プライベートで利用している人が多いLINEなどのツールで業務連絡を行うと、誤送信のリスクが高く、情報漏洩にもつながりかねません。

そのようなリスクを防ぐためには、SlackやChatworkといったビジネス専用チャットツールの利用がおすすめです。メッセージやデータのやり取りだけでなく、音声通話やビデオ会議などもツールを介して行うことで、プライベートと仕事をしっかり区別できます。

無料で使えるものもありますが、有料プランはより高いセキュリティや利便性の向上が見込めます。

2. BYOD管理ツールの導入

前述のとおり、BYODは従業員の個人携帯などのデバイスを業務利用することをいいます。近年、勤務形態の多様化やテレワークの拡大により、BYODを導入する企業は増えつつあります。

スマートフォン保有率の上昇に伴い、モバイルデバイス利用に適した業務用アプリやクラウドサービスも増加しています。

Widefone(ワイドフォン)」は、従業員のスマホで仕事用の電話番号が使えるサービスです。アプリをインストールすることで、私用スマホを法人向けBYODフォンとして活用できます。

端末購入の必要がなく、初期費用も月額基本料も1番号あたり900円という、ワンプラン・ワンプライスのわかりやすさも魅力です。無料通話対象IP電話番号宛の通話料は無料、それ以外の電話番号宛であっても、通話料は大手キャリア・格安スマホ各社と比較しても業界最安値水準という圧倒的な安さを誇ります。

3.クラウドPBXの導入

クラウドPBXとは、電話交換機(PBX)をクラウド上に設置することで、インターネット回線を介して内線、外線、転送などの電話機能が利用できるようになるITサービスです。「クラウド電話」「クラウドフォン」とも呼ばれています。

前述のBYODフォン「Widefone(ワイドフォン)」は、従業員のスマホに2つめの仕事用の電話番号(050番号)を付与するサービスでありながら、クラウドPBXの側面も持っています。

自社開発でカスタマイズ性が高いのが特長で、回線構成や端末構成など、ニーズに応じたカスタマイズが可能です。自動音声による時間外ガイダンスや通話録音機能、内線メッセージ機能付のアプリなど、機能も豊富です。

外線番号(050番号)の発着信だけではなく、内線や転送など、従来のビジネスフォンと同様の使い勝手を求める方にもお勧めです。

個人携帯を業務利用させる際のポイント

<個人携帯を業務利用させるには、下記の3つのポイントが重要です。

  1. 従業員にセキュリティ教育を行う
  2. リスクマネジメントを行う
  3. 費用負担を明確にし、手当支給も検討する

1. 従業員にセキュリティ教育を行う

日常使いしている個人携帯の扱いは、従業員個々人によってさまざまです。情報管理やセキュリティ面においては、会社から支給されている端末とは違い、気の緩みが出てしまうかもしれません。

従業員に対するセキュリティ教育を定期的に行い、セキュリティリスクへの正しい認識や、個人携帯といえども大事な企業情報を扱っている意識を持たせることが重要です。

2. リスクマネジメントを行う

個人携帯の業務利用に伴うさまざまなリスクを回避するための体制や環境づくりを心掛けましょう。セキュリティ教育とあわせて、管理者を決めルールを守った運用になっているか定期的にチェックする体制も必要です。

情報漏洩のリスク対策に加え、BYODに関する負担を現場で明らかにし、問題や不満があれば解決策を講じましょう。また、定期的なヒアリングにより従業員のセキュリティリスクへの意識向上を促すなど、リスクマネジメントを適切に行うことが大切です。

3. 費用負担を明確にし、手当支給も検討する

個人携帯の通話料や通信料を、プライベートと仕事で明確に区別することは困難です。結果的に従業員が自己負担を強いられたと感じるような運用では、会社に対する不満が増幅しかねません。

使用量や料金を計測できるアプリの導入や、経費として申請できる仕組みの構築、一定金額の手当支給を検討するなど、費用負担を明確にすることが大切です。

強制はNG!個人携帯を業務に利用するなら準備とリスク対策を

従業員に個人携帯の業務利用を「強制すること」は、法律やコンプライアンスの観点から見ても望ましいことではありません。しかし、社用携帯の配布が難しい場合は、仕事で個人携帯を使いたくない人でも安心できる対策と仕組みを構築した上で、BYODを導入するのも一つの方法といえます。

社用携帯の配布とBYODの導入、双方のメリット・デメリットやコスト面も考慮しながら、自社のニーズに合ったサービスの導入を検討されてはいかがでしょうか。

手軽に導入できコスパの高いBYODやクラウドPBXサービスをお探しなら、ぜひ「Widefone」をご検討ください。

今なら、5番号または10番号単位で割引する「マルチパック」を提供しています。5番号単位一括でお申込みいただくと、初期費用・月額料金ともに13%、10番号なら16%が、なんと「永年」割引されます。

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※機能や価格は公開日時点の情報です
※価格は税抜表示です

月総額1,800円で「0120」番号が使える!
「着信課金電話番号」オプションリニューアルのお知らせ

月総額1,800円で「0120」番号が使える!
「着信課金電話番号」オプションリニューアルのお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

Widefoneでは、外線電話番号(標準番号/代表電話番号/IVR電話番号)向けのオプションとして提供しております「着信課金電話番号」のサービス内容を改定し、リニューアルいたしました。
主な変更点は以下の通りです。

「着信課金電話番号」リニューアル内容

  • 既にお使いの他社0120/0800番号そのままにWidefoneへの乗り換えが可能な「番号ポータビリティ」に正式対応
  • 折り返し発信時にWidefoneの050番号ではなく、0120/0800番号を通知できる「特定番号通知」に正式対応
  • 携帯電話・公衆電話など、特定の端末種別からの着信を制限可能な「発信端末規制」をはじめ、豊富な付加機能が利用できる「スタンダード」プランを追加

月総額1,800円で「0120」番号が使える!

多機能クラウドIPフォンWidefoneとともにオプション「着信課金電話番号」をともにお使いいただくと、月総額1,800円(※1)で0120番号での受電が可能です。0800番号なら、1,500円(※2)からお使いいただけます。

※1着信課金電話番号「シンプル」(900円/月)+Widefone標準番号(900円/月)。通話料は別途必要です。

※2着信課金電話番号「ライト」(600円/月)+Widefone標準番号(900円/月)。通話料は別途必要です。


サービス詳細は「着信課金電話番号」オプションサービスのご案内ページをご覧ください。
ぜひともこの機会に、Widefoneでの0120/0800番号ご利用をご検討ください

※本オプションは楽天コミュニケーションズ株式会社との契約のもと、株式会社ワイドテックがWidefoneサービスの一環として提供します。

※価格は税抜表示です。



本件に関するお問合せは、下記までご連絡ください。

株式会社ワイドテック「Widefone」お客様相談センター
メール:widefone@widetec.com
お問合せフォーム:https://widefone.jp/contact/

よくある電話問い合わせを削減するには?
効果的な方法やIVRのSMS応答機能(SMS連携)を紹介

よくある電話問い合わせを削減するには?
効果的な方法やIVRのSMS応答機能(SMS連携)を紹介

よくある電話問い合わせを削減するには?効果的な方法やIVRのSMS応答機能(SMS連携)を紹介

顧客からの問い合わせ対応業務は、企業や店にとって重要な役割を担っています。しかし、電話での問い合わせが多すぎると、従業員への負担が増加し、顧客満足度の低下につながるおそれもあります。

本記事では、電話問い合わせへの対応業務を削減し、業務効率を改善する方法について解説します。また、解決の手段として注目されている「クラウドIVR」をはじめとしたサービスや、導入する際のポイントについても具体的にご紹介します。

電話問い合わせ対応業務を削減し、業務効率を改善する方法

顧客からかかってくる電話での問い合わせへの対応業務を削減し、業務効率を改善するには、下記の4つ方法が挙げられます。

  1. 社内で対応マニュアルや過去の回答を共有する
  2. ホームページで使用マニュアルやFAQを提供する
  3. 問い合わせ方法をメールに切り替える
  4. IVR(自動音声応答システム)のSMS応答機能(SMS連携)を活用する

1. 社内で対応マニュアルや過去の回答を共有する

1つ目は、社内で「この質問にはこのように対応する」といった対応マニュアルや、過去の回答をまとめた資料をあらかじめ作成し、従業員の間で共有することです。

マニュアルを共有すれば、問い合わせへの対応をスムーズに行えるようになります。問題の解決スピードが高まり、対応する従業員の負担軽減と顧客満足度の両方をかなえることが可能です。

問い合わせ内容を記録することで、顧客からよく聞かれる質問や対応履歴を蓄積し、マニュアル化に役立てるとよいでしょう。

2. ホームページで使用マニュアルやFAQを提供する

2つ目は、顧客が疑問点や不明点を自己解決できる仕組みを提供する方法です。 比較的取り組みやすく効果が高いのは、ホームページ上に使用マニュアルやFAQページへのリンクを掲載することです。

基本的な利用方法や、問い合わせが多い「よくある質問」とその回答をあらかじめ示しておくことで、ホームページにアクセスした顧客は問題を自己解決できるようになります。その結果、電話での問い合わせ自体を減らすことにつながるのです。

3. 問い合わせ方法をメールに切り替える

問い合わせの方法を電話からメールに変え、メールで問題解決につながる使用マニュアルやFAQの閲覧を促すことで、対応にかかる負担を軽減する方法もあります。

通常業務に区切りがついたタイミングでメール対応すれば、業務効率への影響は少なく済みます。さらに、よくある返信文をテンプレート化しておくことで、メール返信にかかる時間も削減できるでしょう。

ただし、メールを見落として対応を忘れてしまうといったミスが起こらないよう注意が必要です。また、顧客にとってはメール本文を考えたり、フォームを探して必要項目に入力したりする手間が発生するため、問い合わせ自体をやめてしまう可能性がある点も留意しておきましょう。

4. IVR(自動音声応答システム)のSMS応答機能(SMS連携)を活用する

お問い合わせ先に電話をかけると「製品については1を、サポートについては2を…」という音声ガイダンスが流れることがあります。この自動応答システムを「IVR」といいます。NEON IVRは、インターネットを通じてIVRのサービスを提供している「クラウドIVR」です。

NEON IVRには、1通あたり8円で送信できる「SMS送信」機能があります。この機能を活用すれば、電話での応対の代わりに、SMSで適切な案内メッセージやWebサイトへのリンクURLを自動的に返すことが可能になります。

電話対応が減り業務効率を改善できるのはもちろん、問い合わせメールへの対応を忘れるといったミスも起きず、顧客の信用を失う心配もありません。また、電話では案内しにくいURLも自動で送信できるため、案内がスムーズになり顧客満足度の向上にも期待できます。

電話対応業務が増え、仕事を妨げる原因とは

電話対応業務が増加し、本業業務が妨げられる原因として、下記の3つが考えられます。

  1. 人手が足りない
  2. 顧客が問題を自己解決できない
  3. 問い合わせ内容が事前にわからない

電話対応が多すぎて仕事が進まないときの対処法は以下のページでご紹介しています。
特集記事:仕事が進まない!電話対応が多いとき・集中できないときの対処法を紹介

1. 人手が足りない

カスタマーサポートセンターのような専門部署がある企業を除くと、電話受付専任者を雇える企業は少なく、従業員が本業業務と兼任するケースがほとんどです。

商品やサービスが多様化している昨今、新人に電話対応でスムーズに説明・案内するスキルを習得させるには、時間や労力、コストが必要となり、人材育成が難しいのが現状です。 加えて、電話対応によるトラブル解決の困難さや理不尽なクレームなどが原因で、電話対応に精神的な負担やストレスを感じる人は多く、早期離職につながりやすいことも問題視されています。

離職者が増え人手不足に陥ると、残された担当者に業務負荷が偏り、ストレスが高まることでさらに離職を招くという悪循環が生じるリスクもあります。

2. 顧客が問題を自己解決できない

電話での問い合わせが増える原因として、顧客が問題を自己解決できないことが考えられます。

まず、ホームページに使用マニュアルやFAQを記載することが解決への第一歩です。それでも電話での問い合わせが減らない場合や、FAQに記載されている「よくある質問」が何度も繰り返し寄せられる場合、顧客が使用マニュアルやFAQにたどり着けていない、あるいは問題解決に必要な情報をホームページから見つけ出せないという可能性が考えられます。

FAQページを顧客の目につきやすい箇所に設置する、リンクを増やす、問い合わせ内容の検索機能を追加するなど、ホームページの利便性や動線を見直し、回答にスムーズに誘導できるよう改善を図りましょう。

3. 問い合わせ内容が事前にわからない

通常の電話対応では、相手が誰か、どんな用件か、架電元の情報はほとんどわかりません。

しつこい営業電話や、担当者に確認しなければわからない問い合わせ内容などもあるでしょう。口頭でのお断りや担当者への電話取次、伝言業務の積み重ねで、本業業務が妨げられてしまうこともあります。

顧客側にとっても、電話の待ち時間が発生したり、最初に担当者につながらなかったりすることが、ストレスや信頼低下につながるリスクも考えられます。また、営業電話への対応のせいで顧客からの問い合わせ対応が後回しになってしまうなど、電話対応の優先順位がつけられない点も問題です。


電話の問い合わせ対応を効率化し、顧客満足度を高めるメリット

電話の問い合わせ対応を効率化し、顧客満足度を高めるメリット

電話対応を効率化すると、顧客満足度が高まり、相乗的に下記の4つの効果も期待できます。

  1. 顧客対応のスピード・品質向上
  2. 現場の業務負担の解消
  3. 電話対応業務にかかるコストの削減
  4. 売上アップへの貢献

1.顧客対応のスピード・品質向上

入電件数が多いと、なかなか電話がつながらなかったり取次に時間がかかったりして顧客が待たされ、不愉快に感じるデメリットが生じます。

電話対応の効率化によりこのような事態を防ぐことで、顧客対応をスピーディにでき、スムーズな問題解決と顧客満足度の向上につながります。

また、企業の規模や担当者の人数に見合った問い合わせ対応が可能になり、ゆとりを持って対応できる環境が整えられます。担当者も一つひとつの問い合わせに対して丁寧に対応でき、対応品質の向上が期待できます。

2. 現場の業務負担の解消

電話対応を効率化できれば、現場の業務負担の解消にもつながります。電話受付業務による本業業務の遅れや、顧客からのクレーム対応による精神的ストレスを軽減でき、パフォーマンスの向上や離職率の低下が期待できるでしょう。

また、電話受付業務に割いていた時間を、営業活動や新しい企画の提案など、より生産的な業務に充てることも可能になります。会社全体の業績アップにもつながるため、現場の業務負担の解消には大きなメリットがあるといえます。

3. 電話対応業務にかかるコストの削減

電話対応業務のためには、電話に出られる人員を確保しておかなければならず、多くの人件費をかけている企業もあるでしょう。また、設備の通信費や光熱費なども年単位で見ると大きなものです。

電話での問い合わせ件数が減れば、それらの設備コストが削減できます。また、担当者の業務負担も減り、残業代や人員確保のための費用を省けるでしょう。

担当者の勤務体制や労働環境も改善できるため、離職を防ぐことにつながり、社員の採用や教育に使ったコストも無駄になりません。

4. 売上アップへの貢献

問い合わせ受付業務は、顧客との重要な接点でもあり、マーケティング戦略にとって重要なヒントを得られるチャンスでもあります。顧客からの質問や不満など、問い合わせ内容を蓄積することで、既存の商品・サービスの改善に役立てられるでしょう。

また、顧客のリアルな声が聞けるため、「顧客が何を求めているのか」という具体的なニーズを把握できます。顧客にとって価値のある商品やサービスを新たに生み出すことが可能になり、結果的に会社全体の業績アップにもつながることでしょう。

IVRが問い合わせ削減・効率化につながる理由

IVR(自動音声応答サービス)の下記2つの機能を利用することで、問い合わせ削減・効率化につなげることが可能です。

  • 電話の自動応答・振り分け機能
  • SMSの自動送信機能

電話の自動応答・振り分け機能

1つ目は、顧客からの入電に対し自動音声ガイダンスで応答し、問い合わせ内容別の電話番号へ自動で振り分ける「自動応答・振り分け機能」です。顧客を問い合わせ内容に応じた担当番号に素早くつなげるため、待ち時間や手間の削減につながり、効率的な対応を実現できます。

また、自動音声ガイダンスにより簡易的に問い合わせ対応の一部をまかなうことができ、従業員の電話対応時間も減らせます。オフィスや店舗に専用の「電話交換手」を配置するような使用感で、実際には有人対応の必要がないところが最大のメリットです。

SMSの自動送信機能

2つ目は、SMSで案内メッセージやWebサイトへのURLを自動的に送信する「SMSの自動送信機能」です。固定電話からの問い合わせの場合も、顧客がダイヤルを使って指定した携帯番号へ転送できます。

顧客の自己解決を促せるため、電話対応が減り担当者の業務効率を改善できます。また顧客側にとっても、問い合わせの気軽さを保ちつつ、スムーズに問題解決できるのが魅力です。

クラウド形IVR の「NEON IVR」であれば、SMS送信は1通あたり8円(日本語70文字まで、半角英数字のみなら160文字まで)という低料金で送信可能です。他社IVRのSMS送信機能や、A2P(Application to Person:Webサービスとして提供されるSMSサービスで、10円~15円/通の料金設定が一般的)カテゴリー全般と比べても、お得な料金で気軽に利用できるのが特徴です。

IVR以外で問い合わせを削減できるサービス

IVR以外で問い合わせを削減する手段として、下記のようなサービスもあります。

  • FAQシステム
  • チャットボット

FAQシステム

FAQシステムとは、「よくある質問」とその回答を載せたFAQサイトを、テンプレートやマウス操作などで簡単に構築できるシステムです。

搭載されている機能はシステム提供会社によって異なり、顧客が必要な情報をスムーズに見つけられる検索機能、現場の担当者が使用するFAQ管理機能などさまざまです。

近年ではAIを搭載したFAQシステムも登場しています。金融業界、IT業界、流通業界など、顧客対応が頻繁に発生する企業におすすめです。

チャットボット

チャットボットとは、「チャット(会話)」と「ロボット」をあわせた造語で、自動会話プログラムのことをいいます。

企業のWebサイト上などにチャットウィンドウが表示され、質問を入力すると自動的に回答が返信されます。AI搭載型であれば、蓄積されたデータをもとに学習し、回数を重ねるごとに自動応答の精度が高まっていくのも魅力です。


これらのサービスは近年大きな注目を集めており、銀行や鉄道会社、保険会社、配送会社などでも導入されています。単体でも問い合わせ削減につながりますが、IVRと組み合わせると顧客の誘導が容易になり、さらなる効果に期待できます。例えば、FAQ やチャットボットのURLには、いろいろな付帯情報が追記され長くなりがちですが、短縮URLならどんなに長いURLも21文字で表現できます。長いURLを持つFAQやチャットボットに誘導するには、IVRのSMS送信機能は必須です。

IVR以外で問い合わせを削減できるサービス

問い合わせ業務効率化サービスの導入のプロセスには、以下4つのポイントがあります。

  1. サービス導入によって求める効果を洗い出す
  2. 自社にとって必要な機能を検討する
  3. かけられるコストに見合うサービスを選定する
  4. 活用マニュアルを作成し、周知する

1. サービス導入によって求める効果を洗い出す

導入することだけを目的に進めると、期待した効果を得られないことも少なくありません。例えば「電話問い合わせの件数そのものを減らしたい」「新規問い合わせとカスタマーサポートの電話のみ取れるようにしたい」など、サービス導入によってどのような問題を解決したいか、どのような成果を求めるのか、まずは目的や効果を明確に洗い出しましょう。

2. 自社にとって必要な機能を検討する

目的に応じ、自社にとって必要な機能を検討しましょう。

目的が「電話問い合わせ件数を減らす」であれば、顧客がホームページ上で自己解決できる機能や電話以外の選択肢を示せる機能が必要になります。目的が「必要な電話のみ取りたい」であれば、電話の内容を自動で振り分けられる機能や、架電先を複数の番号(部署)から選べる機能が有効でしょう。

3. かけられるコストに見合うサービスを選定する

導入にかかるコストと、導入による人件費削減などの効果を十分に分析し、コストに見合うサービスを選定することが重要です。

例えばFAQシステムには、社内にサーバーを設置し高いセキュリティ強度を持つ「オンプレミス型」と、既存のサーバーを利用する「クラウド型」があり、初期費用はオンプレミス型で200万円程度 、クラウド型で20万円程度かかります。月額費用はオンプレミス形で10万円程度、クラウド形は数万円で導入が可能です 。

チャットボットシステムは、初期契約費用は無料、もしくは5~10万円が一般的で、AI型は20万円~100万円程度です。運用費用は月額10万円~30万円程度、AI型は月額30万円~100万円程度が相場です。

4. 活用マニュアルを作成し、周知する

システムは導入がゴールではなく、導入するだけで自然と効率がよくなるものでもありません。システムを使う人間がいかに活用できるかが重要です。

システムを使って業務改善を実現するためには、活用マニュアルの作成や従業員への周知、教育が必要となります。従業員がシステムを使いこなすための育成コストも検討材料に入れ、簡単に取り入れられるツールや導入後サポートがあるサービスを選定するとよいでしょう。

問い合わせ削減にはIVRのSMS自動送信機能が効果的!

よくある問い合わせへの対応業務を削減し、業務効率を改善する手段として、クラウドIVR、FAQシステム、チャットボットなど、新しいサービスが注目されています。

クラウドIVRは、業務の効率化や担当者の人件費削減だけでなく、顧客満足度の向上にもつながります。特に、IVRのSMS自動送信機能は、問い合わせ件数の削減に効果的です。

本記事を参考に、自社のニーズに合ったサービスの導入を検討されてはいかがでしょうか。満足度の高い応対フローを実現できるIVRでSMS送信ができるサービスをお探しなら、ぜひ「NEON IVR」をご検討ください。

※機能や価格は公開日時点の情報です
※価格は税抜表示です

電話の自動応答・振り分けサービスの「NEON IVR」とは?中小企業向けの導入のヒント

ビジネスフォンお役立ち情報 > 電話の自動応答・振り分けサービスの「NEON IVR」とは?中小企業向けの導入のヒント

電話の自動応答・振り分けサービスの「NEON IVR」とは?中小企業向けの導入のヒント

公開日:2024/06/17   更新日:2024/09/03

公開日:2024/06/17 更新日:2024/09/03

電話の自動応答・振り分けサービスの「NEON IVR」とは?費用や機能を紹介

「IVR」とは「自動音声応答サービス」とも呼ばれ、顧客からの電話に自動で応答し、あらかじめ用意した音声ガイダンスを流したり、問い合わせ内容に応じて電話を自動で振り分けたりするサービスのことです。

ひとくちに「電話の自動応答・振り分けサービス」といっても、提供する会社によってかかる費用や付随する機能はさまざまです。導入を検討する際には機能やコストも含め慎重に比較検討したいものでしょう。

ここではクラウド型IVRの「NEON IVR」の特長や費用、機能について紹介します。IVRとして過不足ないシンプルな機能に加えて、手頃な価格で導入できるため、コストパフォーマンスに優れたサービスです。

また、電話自動応答・振り分けサービスの選定のコツについても解説するため、IVRの導入を検討している、またはクラウド型IVRに興味があるという方、オフィスの電話対応効率化をお考えになっている方はぜひ最後までご覧ください。

安くてシンプルな電話自動応答振り分け「NEON IVR」の魅力

インターネットを通じてサービスを利用するクラウドIVRである「NEON IVR」の特長は下記の3つです。

  1. 圧倒的なコストパフォーマンス
  2. 過不足ないシンプルな機能
  3. 使いやすい管理画面

圧倒的なコストパフォーマンス

「NEON IVR」は、自社050番号を保有し、国内通信キャリアと直接提携している強みを活かして圧倒的なコストパフォーマンスをかなえている電話自動応答・振り分けサービスです。電話番号維持費や自動応答着信料金が無料で、月額基本料3,000円(税抜)で利用できます。

さらに、通話料・SMS送信料金も圧倒的にお得です。

固定電話から30分、携帯電話から30分の通話、SMS送信20通を目安とすると、月額料金は「3,717円」です。すでに他社IVRをお使いの方は、この圧倒的なコストパフォーマンスに驚かれるでしょう。

固定電話の0AB-J番号を用いるケースや多階層IVRのケースなど、さまざまなパターンでコストの内訳まで細かくご紹介している、以下の「ユースケース」も合わせてご参考ください。

「NEON IVR」ユースケ-ス~コスト試算もご紹介~

NEON IVR
月額基本料 3,000円
電話番号維持費 無料
自動応答着信料金
(TTS=テキスト音声変換)
無料
SMS送信(約70文字あたり) 8円/1通
メッセージ録音(留守番電話)
電話転送(電話番号) 固定電話・IP電話宛:8円/3分
携帯電話宛:15.9円/分
Widefone(内線/050)宛:無料
電話転送(ブラウザ・アプリ)※ 無料
電話発信(ブラウザ・アプリ)※ 固定電話・IP電話宛:8円/3分
携帯電話宛:15.9円/分
受電履歴管理(メモ)

※Widefone PWA(オプション)です。NEON IVR とWidefone内の内線で連携しています。

過不足ないシンプルな機能

「NEON IVR」のメイン機能は、電話の自動応答・振り分け機能です。顧客からの入電に対し自動音声ガイダンスで応答し、顧客が問い合わせ内容に応じた番号を入力することで、担当番号に素早くつなぐことができます。

また、自動音声ガイダンスにより簡易的に問い合わせ対応の一部をまかなうことができるため、効率的な対応を実現でき、従業員の電話対応時間を大幅に減らせます。オフィスや店舗に専用の「電話交換手」を配置するイメージですが、有人対応の必要がないところが最大のメリットです。

このようなメリットがあるためIVRのシステムは、電話対応業務の効率を上げたいと考える人手不足の中小企業や、24時間365日対応を実現したいサービス業などで、特に導入が進んでいます。

便利なSMS自動送信機能

指定携帯番号へ自動的にSMSを送信する「SMSの自動送信機能」も利用できます。適切な案内メッセージやWebサイトへのURLを自動送信できるため、電話対応が減り担当者の業務効率を改善できます。また顧客側も、電話で気軽に問い合わせてスムーズに問題解決できるため大変便利です。

SMS送信に関しては「指定携帯番号へのSMS送信」機能もNEON IVRの特長の1つです。固定電話など、SMSを受信できない番号から着信した場合に、携帯電話番号の入力を促すガイダンスを流し、入力された番号宛にSMSを送信できます。

さらに下記のような機能もあり、シンプルながらビジネス電話のフロントエンドとして過不足のない機能を備えています。

  • テキスト入力したガイダンスを自動生成(録音不要)
  • 通話接続・録音・SMS送信などの多彩な分岐アクション

使いやすい管理画面

「NEON IVR」は導入後、簡単な設定のみですぐに利用が可能です。管理画面も使いやすく、好みの設定にカスタマイズしやすいのもメリットのひとつです。


「NEON IVR」は導入後、簡単な設定のみですぐに利用が可能です

アクション管理画面では、テキスト入力したガイダンス内容を2種類の音声(女声・男声)で自動生成したり、ガイダンスを読み上げる速度を調整したりできます。


「NEON IVR」は導入後、簡単な設定のみですぐに利用が可能です

また、SMSに記載するための短縮URLの作成や有効期限の設定など、それぞれのアクションにおける音声ガイダンスの詳細設定も可能です。「通話接続」「用件録音」の接続先の選択といった分岐の設定や、SMSの送信履歴を確認することもできます。

NEON IVRの機能を詳しく見る

電話自動応答振り分けサービスの選定のコツ

現在、通信サービス業各社がさまざまなIVRのサービスを提供しています。ここでは、電話自動応答振り分けサービスを選ぶ際のコツについて、以下の3つポイントに絞って解説します。

  1. 自社に必要な機能の有無
  2. 費用・コストパフォーマンス
  3. 導入・利用開始までにかかる時間

自社に必要な機能の有無

IVRサービスを提供する会社によって、付随している機能はさまざまです。そのため、自社に必要な機能が備わっているか確認することが大切です。下記は機能の一例です。

  • 電話転送機能
  • 通話録音機能
  • 迷惑電話拒否機能
  • 音声合成機能
  • 文字起こし機能
  • 外国語対応機能
  • 稼働状態モニタリング機能

例えばコールセンター向けのサービスは呼量分析や自動分配など、複数のスタッフが同時に多数の着信に対応することを前提とした機能が豊富ですが、当然、機能が多いほど導入費用やランニングコストが高くなります。

企業の規模によっては、シンプルに最低限の機能を持った製品のほうが、使い勝手とコスト面のバランスがよい場合もあります。まずは自社に必要な機能の要件を明確にし、慎重に比較検討しましょう。

費用・コストパフォーマンス

IVRサービス導入の際にかかる費用は、初期導入費用、月額基本料、付加機能使用料などで構成されています。回線数や稼動時間に応じて料金が加算される場合もあり、必要な機能と予算にあわせて最適なサービスを選ぶのがポイントです。

IVRには、オンプレミス型とクラウド形がありますが、オフィスにIVR専用機を設置する必要があるオンプレミス型は初期導入費用として数百~数千万円程度かかります。一方、クラウド型はインターネットを介して行うサービスのため専用装置や工事が不要で、初期導入費用は数千円~数万円程度で済みます。導入費用をなるべく抑えたい場合はクラウド型IVRがおすすめです。

導入・利用開始までにかかる時間

IVRを導入するときは、利用開始までにかかる時間もチェックが必要です。

オリジナリティやカスタマイズ性の高い自社専用のIVRシステムを開発・導入する場合、打ち合わせをはじめとした準備期間や開発期間が必要となり、利用開始までにかなりの時間を要します。

一方、申し込みから利用開始までが早いタイプのIVRは、シンプルな機能で設定も簡単です。中小企業や小規模な事業所、店舗などへの導入であれば、十分な機能がそろっているといえるでしょう。

電話対応の効率をスピーディーに改善したいなら、クラウド型のIVRをはじめとした導入後すぐ利用できるサービスを選ぶのがおすすめです。

安く電話自動応答振り分けサービスを使うなら「NEON IVR」

電話自動応答振り分けサービスを活用すれば、効率的な電話対応が実現でき、従業員の電話対応時間の削減や対応品質の向上、さらには顧客満足度の向上も期待できます。

本記事を参考に、自社の目的や予算に合ったIVRサービスの導入を検討されてはいかがでしょうか。

前述の「電話自動応答振り分けサービス選定のコツ」でご紹介した「機能・費用・時間」の3点においては、NEON IVRは中小企業に非常に適した選択肢です。

電話自動応答・振り分けに必要な機能は過不足なく搭載しており、コストパフォーマンスに優れた価格で提供しています。また、導入から運用開始までのプロセス、特に設定が簡単なため、リソースが限られている中小企業でも短時間で利用をスタートしていただけます。

社外からの電話への対応に課題を抱えている方や、シンプルな機能で使いやすいIVRをお探しの方は、ぜひ「NEON IVR」をご検討ください。

※機能や価格は公開日時点の情報です
※価格は税抜表示です

ビジネスフォンお悩み相談室 > 電話の自動応答・振り分けサービスの「NEON IVR」とは?中小企業向けの導入のヒント

ビジネスフォンお悩み相談室

電話の自動応答・振り分けサービスの「NEON IVR」とは?中小企業向けの導入のヒント

公開日:2024/06/17   更新日:2024/09/03

公開日:2024/06/17 更新日:2024/09/03

電話の自動応答・振り分けサービスの「NEON IVR」とは?費用や機能を紹介

「IVR」とは「自動音声応答サービス」とも呼ばれ、顧客からの電話に自動で応答し、あらかじめ用意した音声ガイダンスを流したり、問い合わせ内容に応じて電話を自動で振り分けたりするサービスのことです。

ひとくちに「電話の自動応答・振り分けサービス」といっても、提供する会社によってかかる費用や付随する機能はさまざまです。導入を検討する際には機能やコストも含め慎重に比較検討したいものでしょう。

ここではクラウド型IVRの「NEON IVR」の特長や費用、機能について紹介します。IVRとして過不足ないシンプルな機能に加えて、手頃な価格で導入できるため、コストパフォーマンスに優れたサービスです。

また、電話自動応答・振り分けサービスの選定のコツについても解説するため、IVRの導入を検討している、またはクラウド型IVRに興味があるという方、オフィスの電話対応効率化をお考えになっている方はぜひ最後までご覧ください。

安くてシンプルな電話自動応答振り分け「NEON IVR」の魅力

インターネットを通じてサービスを利用するクラウドIVRである「NEON IVR」の特長は下記の3つです。

  1. 圧倒的なコストパフォーマンス
  2. 過不足ないシンプルな機能
  3. 使いやすい管理画面

圧倒的なコストパフォーマンス

「NEON IVR」は、自社050番号を保有し、国内通信キャリアと直接提携している強みを活かして圧倒的なコストパフォーマンスをかなえている電話自動応答・振り分けサービスです。電話番号維持費や自動応答着信料金が無料で、月額基本料3,000円(税抜)で利用できます。

さらに、通話料・SMS送信料金も圧倒的にお得です。

固定電話から30分、携帯電話から30分の通話、SMS送信20通を目安とすると、月額料金は「3,717円」です。すでに他社IVRをお使いの方は、この圧倒的なコストパフォーマンスに驚かれるでしょう。

固定電話の0AB-J番号を用いるケースや多階層IVRのケースなど、さまざまなパターンでコストの内訳まで細かくご紹介している、以下の「ユースケース」も合わせてご参考ください。

「NEON IVR」ユースケ-ス~コスト試算もご紹介~

NEON IVR
月額基本料 3,000円
電話番号維持費 無料
自動応答着信料金
(TTS=テキスト音声変換)
無料
SMS送信(約70文字あたり) 8円/1通
メッセージ録音(留守番電話)
電話転送(電話番号) 固定電話・IP電話宛:8円/3分
携帯電話宛:15.9円/分
Widefone(内線/050)宛:無料
電話転送(ブラウザ・アプリ)※ 無料
電話発信(ブラウザ・アプリ)※ 固定電話・IP電話宛:8円/3分
携帯電話宛:15.9円/分
受電履歴管理(メモ)

※Widefone PWA(オプション)です。NEON IVR とWidefone内の内線で連携しています。

過不足ないシンプルな機能

「NEON IVR」のメイン機能は、電話の自動応答・振り分け機能です。顧客からの入電に対し自動音声ガイダンスで応答し、顧客が問い合わせ内容に応じた番号を入力することで、担当番号に素早くつなぐことができます。

また、自動音声ガイダンスにより簡易的に問い合わせ対応の一部をまかなうことができるため、効率的な対応を実現でき、従業員の電話対応時間を大幅に減らせます。オフィスや店舗に専用の「電話交換手」を配置するイメージですが、有人対応の必要がないところが最大のメリットです。

このようなメリットがあるためIVRのシステムは、電話対応業務の効率を上げたいと考える人手不足の中小企業や、24時間365日対応を実現したいサービス業などで、特に導入が進んでいます。

便利なSMS自動送信機能

指定携帯番号へ自動的にSMSを送信する「SMSの自動送信機能」も利用できます。適切な案内メッセージやWebサイトへのURLを自動送信できるため、電話対応が減り担当者の業務効率を改善できます。また顧客側も、電話で気軽に問い合わせてスムーズに問題解決できるため大変便利です。

SMS送信に関しては「指定携帯番号へのSMS送信」機能もNEON IVRの特長の1つです。固定電話など、SMSを受信できない番号から着信した場合に、携帯電話番号の入力を促すガイダンスを流し、入力された番号宛にSMSを送信できます。

さらに下記のような機能もあり、シンプルながらビジネス電話のフロントエンドとして過不足のない機能を備えています。

  • テキスト入力したガイダンスを自動生成(録音不要)
  • 通話接続・録音・SMS送信などの多彩な分岐アクション

使いやすい管理画面

「NEON IVR」は導入後、簡単な設定のみですぐに利用が可能です。管理画面も使いやすく、好みの設定にカスタマイズしやすいのもメリットのひとつです。


「NEON IVR」は導入後、簡単な設定のみですぐに利用が可能です

アクション管理画面では、テキスト入力したガイダンス内容を2種類の音声(女声・男声)で自動生成したり、ガイダンスを読み上げる速度を調整したりできます。


「NEON IVR」は導入後、簡単な設定のみですぐに利用が可能です

また、SMSに記載するための短縮URLの作成や有効期限の設定など、それぞれのアクションにおける音声ガイダンスの詳細設定も可能です。「通話接続」「用件録音」の接続先の選択といった分岐の設定や、SMSの送信履歴を確認することもできます。

NEON IVRの機能を詳しく見る

電話自動応答振り分けサービスの選定のコツ

現在、通信サービス業各社がさまざまなIVRのサービスを提供しています。ここでは、電話自動応答振り分けサービスを選ぶ際のコツについて、以下の3つポイントに絞って解説します。

  1. 自社に必要な機能の有無
  2. 費用・コストパフォーマンス
  3. 導入・利用開始までにかかる時間

自社に必要な機能の有無

IVRサービスを提供する会社によって、付随している機能はさまざまです。そのため、自社に必要な機能が備わっているか確認することが大切です。下記は機能の一例です。

  • 電話転送機能
  • 通話録音機能
  • 迷惑電話拒否機能
  • 音声合成機能
  • 文字起こし機能
  • 外国語対応機能
  • 稼働状態モニタリング機能

例えばコールセンター向けのサービスは呼量分析や自動分配など、複数のスタッフが同時に多数の着信に対応することを前提とした機能が豊富ですが、当然、機能が多いほど導入費用やランニングコストが高くなります。

企業の規模によっては、シンプルに最低限の機能を持った製品のほうが、使い勝手とコスト面のバランスがよい場合もあります。まずは自社に必要な機能の要件を明確にし、慎重に比較検討しましょう。

費用・コストパフォーマンス

IVRサービス導入の際にかかる費用は、初期導入費用、月額基本料、付加機能使用料などで構成されています。回線数や稼動時間に応じて料金が加算される場合もあり、必要な機能と予算にあわせて最適なサービスを選ぶのがポイントです。

IVRには、オンプレミス型とクラウド形がありますが、オフィスにIVR専用機を設置する必要があるオンプレミス型は初期導入費用として数百~数千万円程度かかります。一方、クラウド型はインターネットを介して行うサービスのため専用装置や工事が不要で、初期導入費用は数千円~数万円程度で済みます。導入費用をなるべく抑えたい場合はクラウド型IVRがおすすめです。

導入・利用開始までにかかる時間

IVRを導入するときは、利用開始までにかかる時間もチェックが必要です。

オリジナリティやカスタマイズ性の高い自社専用のIVRシステムを開発・導入する場合、打ち合わせをはじめとした準備期間や開発期間が必要となり、利用開始までにかなりの時間を要します。

一方、申し込みから利用開始までが早いタイプのIVRは、シンプルな機能で設定も簡単です。中小企業や小規模な事業所、店舗などへの導入であれば、十分な機能がそろっているといえるでしょう。

電話対応の効率をスピーディーに改善したいなら、クラウド型のIVRをはじめとした導入後すぐ利用できるサービスを選ぶのがおすすめです。

安く電話自動応答振り分けサービスを使うなら「NEON IVR」

電話自動応答振り分けサービスを活用すれば、効率的な電話対応が実現でき、従業員の電話対応時間の削減や対応品質の向上、さらには顧客満足度の向上も期待できます。

本記事を参考に、自社の目的や予算に合ったIVRサービスの導入を検討されてはいかがでしょうか。

前述の「電話自動応答振り分けサービス選定のコツ」でご紹介した「機能・費用・時間」の3点においては、NEON IVRは中小企業に非常に適した選択肢です。

電話自動応答・振り分けに必要な機能は過不足なく搭載しており、コストパフォーマンスに優れた価格で提供しています。また、導入から運用開始までのプロセス、特に設定が簡単なため、リソースが限られている中小企業でも短時間で利用をスタートしていただけます。

社外からの電話への対応に課題を抱えている方や、シンプルな機能で使いやすいIVRをお探しの方は、ぜひ「NEON IVR」をご検討ください。

※機能や価格は公開日時点の情報です
※価格は税抜表示です

電話業務のDX化とは?メリットやおすすめのツール・システムを紹介

ビジネスフォンお役立ち情報 > 電話業務のDX化とは?メリットやおすすめのツール・システムを紹介

電話業務のDX化とは?メリットやおすすめのツール・システムを紹介

公開日:2024/06/17   更新日:2024/06/17

公開日:2024/06/17 更新日:2024/06/17

日々進化するデジタル技術などを用いて、ビジネスにダイナミックな変革をもたらす「DX」。今や企業にとってDXへの取り組みは避けて通れないものです。

こうしたDXの波は、ビジネスシーンで重要な役割を果たしてきた電話業務にも及んでいます。本記事では、電話業務のDX化とは具体的にどういったものか、そのメリットについても解説します。おすすめのツールやシステムも紹介するため、電話業務のDX化を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

なお、問い合わせ対応業務の削減に関する情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:よくある電話問い合わせを削減するには?効果的な方法やIVRのSMS連携機能を紹介

電話業務のDX化とは?

電話業務をDX化するには、具体的にどういったことに取り組めばよいのでしょうか?

複電話業務をDX化するとはどういうこと?

電話業務のDX化とは、電話業務を取り巻く課題をDX化により解決し、効率化やコスト削減を図ることを意味します。具体的には以下のような取り組みが挙げられます。

  • 単純な電話対応を自動音声応答やチャットボットで代行
  • 固定電話を従業員のスマートフォンで代替し、社外での電話対応を可能に
  • インターネット回線の利用で電話料金を削減
  • 通話の録音や、音声テキストへの変更でメモ作業を削減
  • 電話記録を元にした顧客情報の確認、管理

電話業務DX化に使えるツールの例

電話業務DX化に使えるツールのひとつに、従業員の個人携帯を業務利用する「BYOD」があります。

「Widefone(ワイドフォン) 」は従業員の私物スマホに仕事用の050電話番号を与え、BYODフォンとして利用できるサービスです。初期費用も月額基本料も1番号あたり900円という安さで提供しています。複雑な設定は不要で、従業員の個人スマートフォンに専用のアプリをインストール・設定するだけなので、手軽に利用できます。

通話料金はWidefone同士であれば無料のため、従業員間の通話は内線感覚で利用できます。それ以外の電話番号宛であっても、通話料は大手キャリア・格安スマホ各社と比較して業界最安値水準という圧倒的な安さを誇ります。また、WidefoneにオプションでIVR機能を付けることも可能です。

電話業務をDX化するメリット

電話業務のDX化によって生じる効果やメリットとして、以下の3つが挙げられます。

  1. 顧客管理や情報整理を迅速に行える
  2. 現場の人手不足に対応できる
  3. 電話対応の優先順位付けや振り分けを自動化できる

1. 顧客管理や情報整理を迅速に行える

電話での会話は記録が残らないため、顧客管理や情報伝達がしにくいという問題があります。DX化によって電話番号から自動的に顧客情報を割り出せる顧客管理システムを活用すれば、すぐに情報を確認でき、スムーズに対応できるようになります。

顧客側も長時間の保留や担当者をたらい回しにされることがなくなり、対応が早く済むことで満足度の向上や安心感につながるでしょう。

2. 現場の人手不足に対応できる

ただでさえ人手不足に悩まされている企業が多い中、電話に出られる人員を常に確保することは簡単ではありませんが、自動音声応答システムを活用すればその労力が必要なくなります。

従業員が電話対応業務に追われることもなくなり、本来の業務に集中できます。限られた人数でも業務効率の向上が期待できるでしょう。

3. 電話対応の優先順位付けや振り分けを自動化できる

企業には毎日さまざまな用件の電話がかかってきますが、中にはしつこい営業電話のような本来の業務に関係ない電話であることも多々あります。

自動応答・振り分け機能を活用すれば、取る必要がないムダな電話をあらかじめ避けられます。また、問い合わせ内容に応じて事前に振り分けられるため、担当者に直接つながり、優先順位の高い電話から対応することが可能になります。

電話業務をDX化するツール・システム

ここでは、電話DXにおすすめのツールをご紹介します。選定のポイントは、自社が抱える課題に対して必要な機能がそろっているかどうかです。

IVR(音声自動応答システム)

かかってきた電話に対し、音声ガイダンスにて自動応答をするシステムのことを「IVR」といいます。

IVRの主な機能は、以下のとおりです。

  • あらかじめ録音、生成した音声ガイダンスを自動再生する「自動応答機能」
  • 問い合わせ内容別に番号をプッシュさせ、適切なオペレーターや部署に電話をつなぐ「振り分け機能」

「NEON IVR」はインターネットを通じてIVRのサービスを提供している「クラウドIVR」です。自社050番号を保有しているほか、国内通信キャリアと直接提携している強みを活かし、圧倒的なコストパフォーマンスをかなえているのが最大の特徴です。

電話番号維持費・自動応答着信料金は無料で、月額基本料は3,000円(税別)で利用できるため、ランニングコストを抑えられます。オフィスや店舗に専任の「電話交換手」を配置するイメージですが、有人対応の必要がない点がメリットです。


電話業務のDX化とは?メリットやおすすめのツール・システムを紹介

クラウドPBX(インターネット経由の電話回線)

クラウドPBXとは、電話交換機(PBX)をクラウド上に設置することで、インターネット回線を介して内線・外線・転送などの電話機能を利用するITサービスです。アプリをインストールするだけで従業員が会社の電話番号を利用でき、オフィス以外の場所でも会社宛の電話に対応できます。

クラウドPBXサービスのひとつである「Widefone(ワイドフォン)」は、法人向け多機能クラウド電話です。自社開発・自社運用のため小回りが利きやすく、利用回線・端末などを希望に合わせてカスタマイズできます。自動音声による時間外ガイダンスや通話録音機能、内線メッセージ機能付のアプリなど、豊富な機能が標準仕様となっている点も特長です。

CTI(電話とコンピューターの統合)

CTIとは、電話とコンピューターを統合するシステムを指します。

CTIの主な機能は、以下のとおりです。

  • 入電時に、電話番号や発信元、着信履歴などの情報をコンピューター画面に表示する「着信情報表示」
  • 顧客の過去の問い合わせ履歴や購入履歴などの情報を、コンピューター画面に表示する「履歴情報表示」
  • 通話を録音し、後から確認できるようにする「通話録音」
  • 適切なオペレーターに電話を転送する「通話転送」

電話DX化の方法は多種多様!自社に合うものを取り入れましょう

電話対応業務には、DX化により効率化や生産性の向上が期待できる部分が多くあります。電話DX化の方法はさまざまですが、現場が抱える課題や必要な機能の洗い出しを行い、自社に合うサービスを取り入れることがポイントです。

ワイドテックでは、ビジネスフォンのDX化に役立つサービスを多数提供しています。各企業の課題に寄り添った提案が可能ですので、電話業務のDX化を検討している方は気軽にお問い合わせください。

※機能や価格は公開日時点の情報です
※価格は税抜表示です

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電話業務のDX化とは?メリットやおすすめのツール・システムを紹介

公開日:2024/06/17   更新日:2024/06/17

公開日:2024/06/17 更新日:2024/06/17

日々進化するデジタル技術などを用いて、ビジネスにダイナミックな変革をもたらす「DX」。今や企業にとってDXへの取り組みは避けて通れないものです。

こうしたDXの波は、ビジネスシーンで重要な役割を果たしてきた電話業務にも及んでいます。本記事では、電話業務のDX化とは具体的にどういったものか、そのメリットについても解説します。おすすめのツールやシステムも紹介するため、電話業務のDX化を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

なお、問い合わせ対応業務の削減に関する情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:よくある電話問い合わせを削減するには?効果的な方法やIVRのSMS連携機能を紹介

電話業務のDX化とは?

電話業務をDX化するには、具体的にどういったことに取り組めばよいのでしょうか?

複電話業務をDX化するとはどういうこと?

電話業務のDX化とは、電話業務を取り巻く課題をDX化により解決し、効率化やコスト削減を図ることを意味します。具体的には以下のような取り組みが挙げられます。

  • 単純な電話対応を自動音声応答やチャットボットで代行
  • 固定電話を従業員のスマートフォンで代替し、社外での電話対応を可能に
  • インターネット回線の利用で電話料金を削減
  • 通話の録音や、音声テキストへの変更でメモ作業を削減
  • 電話記録を元にした顧客情報の確認、管理

電話業務DX化に使えるツールの例

電話業務DX化に使えるツールのひとつに、従業員の個人携帯を業務利用する「BYOD」があります。

「Widefone(ワイドフォン) 」は従業員の私物スマホに仕事用の050電話番号を与え、BYODフォンとして利用できるサービスです。初期費用も月額基本料も1番号あたり900円という安さで提供しています。複雑な設定は不要で、従業員の個人スマートフォンに専用のアプリをインストール・設定するだけなので、手軽に利用できます。

通話料金はWidefone同士であれば無料のため、従業員間の通話は内線感覚で利用できます。それ以外の電話番号宛であっても、通話料は大手キャリア・格安スマホ各社と比較して業界最安値水準という圧倒的な安さを誇ります。また、WidefoneにオプションでIVR機能を付けることも可能です。

電話業務をDX化するメリット

電話業務のDX化によって生じる効果やメリットとして、以下の3つが挙げられます。

  1. 顧客管理や情報整理を迅速に行える
  2. 現場の人手不足に対応できる
  3. 電話対応の優先順位付けや振り分けを自動化できる

1. 顧客管理や情報整理を迅速に行える

電話での会話は記録が残らないため、顧客管理や情報伝達がしにくいという問題があります。DX化によって電話番号から自動的に顧客情報を割り出せる顧客管理システムを活用すれば、すぐに情報を確認でき、スムーズに対応できるようになります。

顧客側も長時間の保留や担当者をたらい回しにされることがなくなり、対応が早く済むことで満足度の向上や安心感につながるでしょう。

2. 現場の人手不足に対応できる

ただでさえ人手不足に悩まされている企業が多い中、電話に出られる人員を常に確保することは簡単ではありませんが、自動音声応答システムを活用すればその労力が必要なくなります。

従業員が電話対応業務に追われることもなくなり、本来の業務に集中できます。限られた人数でも業務効率の向上が期待できるでしょう。

3. 電話対応の優先順位付けや振り分けを自動化できる

企業には毎日さまざまな用件の電話がかかってきますが、中にはしつこい営業電話のような本来の業務に関係ない電話であることも多々あります。

自動応答・振り分け機能を活用すれば、取る必要がないムダな電話をあらかじめ避けられます。また、問い合わせ内容に応じて事前に振り分けられるため、担当者に直接つながり、優先順位の高い電話から対応することが可能になります。

電話業務をDX化するツール・システム

ここでは、電話DXにおすすめのツールをご紹介します。選定のポイントは、自社が抱える課題に対して必要な機能がそろっているかどうかです。

IVR(音声自動応答システム)

かかってきた電話に対し、音声ガイダンスにて自動応答をするシステムのことを「IVR」といいます。

IVRの主な機能は、以下のとおりです。

  • あらかじめ録音、生成した音声ガイダンスを自動再生する「自動応答機能」
  • 問い合わせ内容別に番号をプッシュさせ、適切なオペレーターや部署に電話をつなぐ「振り分け機能」

「NEON IVR」はインターネットを通じてIVRのサービスを提供している「クラウドIVR」です。自社050番号を保有しているほか、国内通信キャリアと直接提携している強みを活かし、圧倒的なコストパフォーマンスをかなえているのが最大の特徴です。

電話番号維持費・自動応答着信料金は無料で、月額基本料は3,000円(税別)で利用できるため、ランニングコストを抑えられます。オフィスや店舗に専任の「電話交換手」を配置するイメージですが、有人対応の必要がない点がメリットです。


電話業務のDX化とは?メリットやおすすめのツール・システムを紹介

クラウドPBX(インターネット経由の電話回線)

クラウドPBXとは、電話交換機(PBX)をクラウド上に設置することで、インターネット回線を介して内線・外線・転送などの電話機能を利用するITサービスです。アプリをインストールするだけで従業員が会社の電話番号を利用でき、オフィス以外の場所でも会社宛の電話に対応できます。

クラウドPBXサービスのひとつである「Widefone(ワイドフォン)」は、法人向け多機能クラウド電話です。自社開発・自社運用のため小回りが利きやすく、利用回線・端末などを希望に合わせてカスタマイズできます。自動音声による時間外ガイダンスや通話録音機能、内線メッセージ機能付のアプリなど、豊富な機能が標準仕様となっている点も特長です。

CTI(電話とコンピューターの統合)

CTIとは、電話とコンピューターを統合するシステムを指します。

CTIの主な機能は、以下のとおりです。

  • 入電時に、電話番号や発信元、着信履歴などの情報をコンピューター画面に表示する「着信情報表示」
  • 顧客の過去の問い合わせ履歴や購入履歴などの情報を、コンピューター画面に表示する「履歴情報表示」
  • 通話を録音し、後から確認できるようにする「通話録音」
  • 適切なオペレーターに電話を転送する「通話転送」

電話DX化の方法は多種多様!自社に合うものを取り入れましょう

電話対応業務には、DX化により効率化や生産性の向上が期待できる部分が多くあります。電話DX化の方法はさまざまですが、現場が抱える課題や必要な機能の洗い出しを行い、自社に合うサービスを取り入れることがポイントです。

ワイドテックでは、ビジネスフォンのDX化に役立つサービスを多数提供しています。各企業の課題に寄り添った提案が可能ですので、電話業務のDX化を検討している方は気軽にお問い合わせください。

※機能や価格は公開日時点の情報です
※価格は税抜表示です

仕事が進まない!電話対応が多いとき・集中できないときの対処法を紹介

ビジネスフォンお役立ち情報 > 仕事が進まない!電話対応が多いとき・集中できないときの対処法を紹介

仕事が進まない!電話対応が多いとき・集中できないときの対処法を紹介

公開日:2024/06/17   更新日:2024/06/17

公開日:2024/06/17 更新日:2024/06/17

仕事が進まない!電話対応が多いとき・集中できないときの対処法を紹介

本業業務を行うかたわら、電話対応業務を行っている方の中には、「ひっきりなしにかかってくる電話対応に追われ、仕事が進まない、集中できない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では電話対応に時間を割くデメリットや電話対応で仕事が圧迫されてしまう原因、仕事に集中できないときの対処法について解説します。さらに解決の手段として注目されているクラウドIVRについても具体的にご紹介します。

なお、問い合わせ対応業務の削減に関する情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:よくある電話問い合わせを削減するには?効果的な方法やIVRのSMS連携機能を紹介

仕事の電話がひっきりなしにかかってくることによるデメリット

本業業務を行うかたわら、ひっきりなしにかかってくる電話に対応すると、以下のようなデメリットが生じます。

  • 本業業務に費やす時間が減ってしまう
  • 電話のたびに本業務を中断すると、集中力が途切れ作業効率が悪い
  • クレームやトラブルなどで、精神的ストレスが増加
  • やるべき仕事の時間管理、タスク管理が複雑になる
  • イレギュラーな対応が生じ、やるべき仕事が終わらず残業が増加

電話対応業務が多く、特に社外からの電話業務に課題を抱えている企業におすすめの解決策が「IVRの導入」です。

企業などに電話をかけると、「製品については1を、サポートについては2を…」と自動音声ガイダンスが流れることがありますが、あれが「IVR(自動音声応答システム)」です。IVRを活用すれば、営業電話や迷惑電話などへの対応時間を削減し、用件ごとに担当者が直接応答できるようになるでしょう。

「NEON IVR」は手軽に安くIVRが利用できるクラウド形のサービスです。ビジネス電話のフロントエンドに必要な機能がそろっており、使い方がわかりやすいのがポイントです。シンプルなサービスに絞っているため費用も月額基本料3,000円、便利なSMS送信も1通8円~とコストを低く抑えられます。また導入に大がかりな設備が必要なく、すぐに利用開始できる点も魅力です。

電話対応コストを削減できる自動音声応答・振り分けシステム、NEON IVRのサービスを見る

電話対応で仕事が進まなくなる原因

電話対応で仕事が進まなくなる原因として、以下の3つが挙げられます。

  • 1. 電話問い合わせの件数自体が多すぎる
  • 2. 用件不明の電話に対応する必要がある
  • 3. 取次や伝言業務に時間がかかっている

1. 電話問い合わせの件数自体が多すぎる

1件の電話に対応する時間が仮に2~3分であっても、1日に何十件とかかってくれば、仕事が進まなくなる原因になります。

例えば営業時間やアクセスなど、会社や店舗に関する些細な問い合わせも、積み重なれば大きな時間のロスにつながります。

また、ホームページに示しているマニュアルやFAQ(よくある問い合わせ)の使い勝手が悪いことや、内容が的を射ていないために顧客が問題を自己解決できず、電話での問い合わせ増加につながっているケースも考えられます。

2. 用件不明の電話に対応する必要がある

通常の電話対応では、相手が誰か、どんな用件か、架電元の情報はほとんどわかりません。しつこい営業電話や迷惑電話なども判別できず、対応することになります。また自分の担当外の用件だった場合は対応に手間取り、仕事が滞ってしまう要因となります。

2. 用件不明の電話に対応する必要がある

通常の電話対応では、相手が誰か、どんな用件か、架電元の情報はほとんどわかりません。しつこい営業電話や迷惑電話なども判別できず、対応することになります。また自分の担当外の用件だった場合は対応に手間取り、仕事が滞ってしまう要因となります。

3. 取次や伝言業務に時間がかかっている

1件の電話対応でも、自分の担当外の用件の場合、以下のような業務が発生します。

  • 相手の名前や用件を聞く
  • 担当者を確認する
  • 担当者に用件を伝え電話を転送する
  • 担当者が不在の場合は伝言メモを作成する

このように多くの工程と時間を要し、その分本業業務に支障をきたします。さらに、入電件数が多ければ多いほど仕事への影響も大きくなります。

電話対応で仕事に集中できないときの対処法・解決策

電話対応で仕事に集中できないときの対処法・解決策として、以下の3つが挙げられます。

  • 1. 取次・伝言は効率的に行う
  • 2. 優先度の高い業務中は思い切って電話を無視する
  • 3. 社内の体制や業務フローを見直す
  • 4. 電話対応を自動化するツールを取り入れる

1. 取次・伝言は効率的に行う

電話がかかってきたらすぐにメモが取れるよう準備しておいたり、伝言メモ用のテンプレートを用意したりすることで、対応時間の短縮を図りましょう。また、取次を行うたびに顧客名と担当者をメモし、次にかかってきたときにスムーズに取次できるよう備えるのも有効です。

2. 優先度の高い業務中は思い切って電話を無視する

特に忙しいときや優先度の高い業務に取り組んでいるときは、電話がかかってきても思い切って無視するというのもひとつの手です。

メールやチャットなどで連絡を取り合うことが可能な場合、仕事が一区切りついてから改めて対応すれば問題ないでしょう。また、時間に余裕があるときに丁寧な対応をする方が、結果として顧客に与える印象がよくなる可能性もあります。

3. 社内の体制や業務フローを見直す

社内に電話対応専門の部署を設けたり、「この1時間はこの人が電話対応に専念する」など時間担当制にしたりと、社内の体制や業務フローを見直すことで効率化を図り、本業業務への影響を最小限にするという対処法もあります。

4. 電話対応を自動化するツールを取り入れる

電話対応を自動化するツール「IVR」の導入もおすすめです。顧客からの入電に対し自動音声ガイダンスで応答し、問い合わせ内容別の電話番号へ自動で振り分けることで、着信対応を任せて仕事に集中できます。

クラウド型IVRサービスである「NEON IVR」は、手軽に安く導入できることが強みです。専用の装置や工事も不要で、月額基本料3,000円。また、便利なSMS送信も8円/1通(約70文字あたり)とランニングコストも低く抑えられます。設定変更も簡単にでき、使い方がわかりやすいのも魅力です。

NEON IVRで電話対応を自動化する

電話対応で仕事が進まない状況を解決するなら「NEON IVR」

「電話対応が多く、仕事が進まない、集中できない!」とお困りでしたら、電話対応を自動化するツールIVRの導入がおすすめです。

クラウドIVRは、問い合わせ業務の効率化や人件費削減が実現できるだけでなく、顧客満足度の向上にもつながります。本記事を参考に、ぜひ前向きに導入を検討されてはいかがでしょうか。手軽に安く導入できるクラウドIVRサービスをお探しなら、ぜひ「NEON IVR」をご検討ください。

NEON IVRについて相談する

特集記事:よくある電話問い合わせを削減するには?効果的な方法やIVRのSMS連携機能を紹介

※機能や価格は公開日時点の情報です
※価格は税抜表示です

ビジネスフォンお悩み相談室 > 仕事が進まない!電話対応が多いとき・集中できないときの対処法を紹介

ビジネスフォンお悩み相談室

仕事が進まない!電話対応が多いとき・集中できないときの対処法を紹介

公開日:2024/06/17   更新日:2024/06/17

公開日:2024/06/17 更新日:2024/06/17

仕事が進まない!電話対応が多いとき・集中できないときの対処法を紹介

本業業務を行うかたわら、電話対応業務を行っている方の中には、「ひっきりなしにかかってくる電話対応に追われ、仕事が進まない、集中できない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では電話対応に時間を割くデメリットや電話対応で仕事が圧迫されてしまう原因、仕事に集中できないときの対処法について解説します。さらに解決の手段として注目されているクラウドIVRについても具体的にご紹介します。

なお、問い合わせ対応業務の削減に関する情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
特集記事:よくある電話問い合わせを削減するには?効果的な方法やIVRのSMS連携機能を紹介

仕事の電話がひっきりなしにかかってくることによるデメリット

本業業務を行うかたわら、ひっきりなしにかかってくる電話に対応すると、以下のようなデメリットが生じます。

  • 本業業務に費やす時間が減ってしまう
  • 電話のたびに本業務を中断すると、集中力が途切れ作業効率が悪い
  • クレームやトラブルなどで、精神的ストレスが増加
  • やるべき仕事の時間管理、タスク管理が複雑になる
  • イレギュラーな対応が生じ、やるべき仕事が終わらず残業が増加

電話対応業務が多く、特に社外からの電話業務に課題を抱えている企業におすすめの解決策が「IVRの導入」です。

企業などに電話をかけると、「製品については1を、サポートについては2を…」と自動音声ガイダンスが流れることがありますが、あれが「IVR(自動音声応答システム)」です。IVRを活用すれば、営業電話や迷惑電話などへの対応時間を削減し、用件ごとに担当者が直接応答できるようになるでしょう。

「NEON IVR」は手軽に安くIVRが利用できるクラウド形のサービスです。ビジネス電話のフロントエンドに必要な機能がそろっており、使い方がわかりやすいのがポイントです。シンプルなサービスに絞っているため費用も月額基本料3,000円、便利なSMS送信も1通8円~とコストを低く抑えられます。また導入に大がかりな設備が必要なく、すぐに利用開始できる点も魅力です。

電話対応コストを削減できる自動音声応答・振り分けシステム、NEON IVRのサービスを見る

電話対応で仕事が進まなくなる原因

電話対応で仕事が進まなくなる原因として、以下の3つが挙げられます。

  • 1. 電話問い合わせの件数自体が多すぎる
  • 2. 用件不明の電話に対応する必要がある
  • 3. 取次や伝言業務に時間がかかっている

1. 電話問い合わせの件数自体が多すぎる

1件の電話に対応する時間が仮に2~3分であっても、1日に何十件とかかってくれば、仕事が進まなくなる原因になります。

例えば営業時間やアクセスなど、会社や店舗に関する些細な問い合わせも、積み重なれば大きな時間のロスにつながります。

また、ホームページに示しているマニュアルやFAQ(よくある問い合わせ)の使い勝手が悪いことや、内容が的を射ていないために顧客が問題を自己解決できず、電話での問い合わせ増加につながっているケースも考えられます。

2. 用件不明の電話に対応する必要がある

通常の電話対応では、相手が誰か、どんな用件か、架電元の情報はほとんどわかりません。しつこい営業電話や迷惑電話なども判別できず、対応することになります。また自分の担当外の用件だった場合は対応に手間取り、仕事が滞ってしまう要因となります。

2. 用件不明の電話に対応する必要がある

通常の電話対応では、相手が誰か、どんな用件か、架電元の情報はほとんどわかりません。しつこい営業電話や迷惑電話なども判別できず、対応することになります。また自分の担当外の用件だった場合は対応に手間取り、仕事が滞ってしまう要因となります。

3. 取次や伝言業務に時間がかかっている

1件の電話対応でも、自分の担当外の用件の場合、以下のような業務が発生します。

  • 相手の名前や用件を聞く
  • 担当者を確認する
  • 担当者に用件を伝え電話を転送する
  • 担当者が不在の場合は伝言メモを作成する

このように多くの工程と時間を要し、その分本業業務に支障をきたします。さらに、入電件数が多ければ多いほど仕事への影響も大きくなります。

電話対応で仕事に集中できないときの対処法・解決策

電話対応で仕事に集中できないときの対処法・解決策として、以下の3つが挙げられます。

  • 1. 取次・伝言は効率的に行う
  • 2. 優先度の高い業務中は思い切って電話を無視する
  • 3. 社内の体制や業務フローを見直す
  • 4. 電話対応を自動化するツールを取り入れる

1. 取次・伝言は効率的に行う

電話がかかってきたらすぐにメモが取れるよう準備しておいたり、伝言メモ用のテンプレートを用意したりすることで、対応時間の短縮を図りましょう。また、取次を行うたびに顧客名と担当者をメモし、次にかかってきたときにスムーズに取次できるよう備えるのも有効です。

2. 優先度の高い業務中は思い切って電話を無視する

特に忙しいときや優先度の高い業務に取り組んでいるときは、電話がかかってきても思い切って無視するというのもひとつの手です。

メールやチャットなどで連絡を取り合うことが可能な場合、仕事が一区切りついてから改めて対応すれば問題ないでしょう。また、時間に余裕があるときに丁寧な対応をする方が、結果として顧客に与える印象がよくなる可能性もあります。

3. 社内の体制や業務フローを見直す

社内に電話対応専門の部署を設けたり、「この1時間はこの人が電話対応に専念する」など時間担当制にしたりと、社内の体制や業務フローを見直すことで効率化を図り、本業業務への影響を最小限にするという対処法もあります。

4. 電話対応を自動化するツールを取り入れる

電話対応を自動化するツール「IVR」の導入もおすすめです。顧客からの入電に対し自動音声ガイダンスで応答し、問い合わせ内容別の電話番号へ自動で振り分けることで、着信対応を任せて仕事に集中できます。

クラウド型IVRサービスである「NEON IVR」は、手軽に安く導入できることが強みです。専用の装置や工事も不要で、月額基本料3,000円。また、便利なSMS送信も8円/1通(約70文字あたり)とランニングコストも低く抑えられます。設定変更も簡単にでき、使い方がわかりやすいのも魅力です。

NEON IVRで電話対応を自動化する

電話対応で仕事が進まない状況を解決するなら「NEON IVR」

「電話対応が多く、仕事が進まない、集中できない!」とお困りでしたら、電話対応を自動化するツールIVRの導入がおすすめです。

クラウドIVRは、問い合わせ業務の効率化や人件費削減が実現できるだけでなく、顧客満足度の向上にもつながります。本記事を参考に、ぜひ前向きに導入を検討されてはいかがでしょうか。手軽に安く導入できるクラウドIVRサービスをお探しなら、ぜひ「NEON IVR」をご検討ください。

NEON IVRについて相談する

特集記事:よくある電話問い合わせを削減するには?効果的な方法やIVRのSMS連携機能を紹介

※機能や価格は公開日時点の情報です
※価格は税抜表示です

【期間限定】5台、10台ならより安く!「マルチパック」を提供開始

【期間限定】5台、10台ならより安く!「マルチパック」を提供開始

Widefoneでは2024年12月末までの期間限定で、Widefone「標準番号」を5番号または10番号単位で割引するキャンペーン料金「マルチパック5」「マルチパック10」を提供します。
5番号単位一括でお申し込みいただくと、初期費用・月額料金ともに13%、10番号なら16%が永年割引されます。

お得な「マルチパック」キャンペーン料金

一括導入をご検討中の方は、ぜひともこの機会に「マルチパック」をご利用ください。

[消費税別]

割引料金
(初期費用・月額料金とも)
通常料金 割引率
マルチパック5
(標準番号5端末パック)
3,900円/5端末 4,500円/5端末 13%
マルチパック10
(標準番号10端末パック)
7,500円/10端末 9,000円/10端末 16%

複数個のマルチパックのお申し込みも可能です(例: 15ユーザー=マルチパック10とマルチパック5)。


【おことわり】
・マルチパックに5番号未満で番号を追加する場合、標準料金(900円[税別])での追加となります。
・1回のお申し込みで5または10番号となるケースに対しての適用となります。5番号未満で回線を複数回追加し、カンパニー内の総回線数が5や10の倍数になっても、割引の自動適用はありません。
・オプション料金はユーザー(回線)単位ごとに標準料金での加算となります(オプションに対する割引はありません)。

お見積りのご要望やご不明点など、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。

サービスラインナップおよび料金体系変更のお知らせ

サービスラインナップおよび料金体系変更のお知らせ

お客様各位

平素はWidefoneをご利用いただき、誠にありがとうございます。

Widefoneでは、よりわかりやすいサービス、透明性の高い料金体系を目指し、サービスラインナップの集約と初期費用・月額料金の原則同額化を実施いたしました。
なお、現在ご利用いただいているお客様への契約内容やご利用機能、料金の変更は発生いたしません。

新サービスラインナップの特徴

■サービスラインナップの統合

これまでの「Widefone CV」と「Widefone」の区分を廃止し、サービス体系を「Widefone」1種類に統合しました。
新ラインナップでは従来の「Widefone CV」を「標準番号」として位置づけ、初期費用・月額料金・基本サービス内容はそのままに、すべてのオプションを適用可能としました。
これまで通り「標準番号」は初期費用・月額料金ともに900円(税別)で1番号からお申し込みいただけます。

■初期費用と月額料金を原則同額に

各サービス・オプションメニューにおいて、原則として初期費用と月額料金を同額に設定しました。
※代表電話番号、IVR電話番号、着信者課金電話番号 (0120/0800) を除く

Widefoneでは、端末アプリからサービス基盤、IP電話回線まで、全てを自社開発・自社運用で提供する強みはそのままに、自社プラットフォームならではの拡張性を持たせた多機能なサービスへと変化を続けて参ります。

お客様のニーズに応えたサービスを独自の発想と技術力で提供することを目指して参ります。
引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。


本件に関するお問合せは、下記までご連絡ください。

株式会社ワイドテック「Widefone」サービス運用担当
メール:widefone@widetec.com
お問合せフォーム:https://widefone.jp/contact/

中小企業向けクラウド電話導入ガイド

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中小企業向けクラウド電話導入ガイド

情報通信業界の動向
中小企業向けクラウド電話導入ガイド
中小企業向けクラウド電話導入ガイド

クラウド電話の代表的なサービスを挙げ、機能や価格を比較。導入を検討されている企業の皆様に有益な情報をご提供します。【従業員に仕事の電話番号を安く手軽に付与できる】秘訣もお伝えします。

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大企業向けクラウドPBX導入ガイド

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大企業向けクラウドPBX導入ガイド

情報通信業界の動向
大企業向けクラウドPBX導入ガイド
大企業向けクラウドPBX導入ガイド

クラウドPBXの代表的なシステムを価格や機能で比較しながら、大企業の情報システム担当者様が抱えているお悩みに対する解決策を紹介します。

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「従業員に仕事の電話を与えたい」中小企業の悩みを解消!
クラウド電話導入ガイド【5社比較】

ビジネスフォンお役立ち情報 > 「従業員に仕事の電話を与えたい」中小企業の悩みを解消!
クラウド電話導入ガイド【5社比較】

「従業員に仕事の電話を与えたい」中小企業の悩みを解消!
クラウド電話導入ガイド【5社比較】

公開日:2024/04/02   更新日:2024/07/02

公開日:2024/04/02 更新日:2024/07/02

「従業員に仕事の電話を与えたい」中小企業の悩みを解消!クラウド電話導入ガイド【5社比較】

中小企業の電話対応に関する悩みはクラウドPBXで解消!

「従業員に仕事用の電話番号を与えたい」「だけど携帯端末の購入費が負担で実現できていない」「場所を問わない電話対応を実現したいが、コストも抑えたい」とお悩みの企業は多いのではないでしょうか。

このようなお悩みを解決する手段として注目されているのが、電話交換機をクラウド上に設置し、インターネットを介して電話機能を利用できる「クラウドPBX」です。

PBXとは、「Private Branch eXchange」の略で、企業などの拠点内に設置し、外線の発着信の制御や内線間の通話などを行えるシステムです。従来のPBXは物理的な装置を設置する必要がありましたが、クラウドPBXはクラウド上のPBXを使用するため、物理的な装置が必要ありません。

本資料では、クラウドPBXの代表的なサービスを挙げ、導入を検討されている企業の皆様に有益な情報をご提供します。クラウドPBXを導入しなくても、【従業員に仕事の電話番号を安く手軽に付与できる】秘訣もお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。

従来のPBX クラウドPBX
初期投資 ハードウェア費用に加え、工事費など初期構築費用が必要。数十万~ サーバ設定費のみ。数千円~数万円程度
機器メンテナンス 必要 不要
拡張性 低い(都度工事が発生) 高い
(管理画面の設定変更のみで対応可能)
音声品質
(インターネット品質に依存)

クラウドPBX導入のよくある失敗事例

クラウドPBXはその優位性から、今や多くのビジネスシーンで活用されています。しかし、導入に失敗してしまうとサービス見直しを余儀なくされ、コストの浪費につながることもあります。クラウドPBX導入の失敗を防ぐために、よくある失敗事例と対策について解説します。

自社に必要な機能が実装されていなかった

さまざまな機能を組み合わせて、自社に合ったカスタマイズができるのはクラウドPBXの利点の1つです。しかし、ベンダーによって利用できる機能は異なります。十分確認せずに導入してしまうと、自社に必要な機能を満たしていなかったという事態も起こり得ます。

従来よりもトータルコストが高くなった

利用する予定の人数や有料オプションなどを把握せずに導入してしまうことも失敗につながります。利用するチャンネル数により月額料金が変動するクラウドPBXでは、オプション構成によってはトータルコストが割高になってしまう場合があります。

通話の音声が悪くなった

クラウドPBXの特徴でもあるインターネットを介した電話通信は、ときに通話品質の低下を招くことも考えられます。通信環境に問題がある場合、十分な通話品質が確保できないケースもあります。

クラウドPBXのサービスを選ぶポイント

クラウドPBXを選定するにあたっては、導入目的や自社の規模などに応じたサービスの検討が必要です。以下の3つのポイントに気を付けながらクラウドPBXを選定することで、自社に最適なサービスを見つけられるでしょう。

サービスや機能が自社に合うか確認する

クラウドPBXサービスが提供する基本的な機能だけでなく、オプションを含めて自社に最適な機能が搭載されているかを確認することが重要です。たとえば全通話履歴・録音や通話数分析、インターネットFAXの利用やIVR(自動音声応答)など、付帯する機能はサービスによってさまざまです。どの機能がどのプランで利用できるかを把握したうえで、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことが大切です。

トータルコストが希望に沿うか確認する

使い方次第では、クラウドPBXはランニングコストが割高になってしまうこともあります。利用する端末の数やオプション構成を考慮しつつ、導入にかかる初期費用から維持費用まで、TCO(総保有コスト)を算出したうえで検討しましょう。サービスによっては基本料金が安いように見えても、有料オプションや端末利用台数次第で想定していたよりも割高になってしまうことも考えられます。

トライアルで音質や使用感を確認する

クラウドPBXの導入で失敗しないためには、実際の使用感を確認することも大切です。

クラウドPBXの通話音声品質はインターネット通信の品質に依存します。そのため、無料トライアルなどを活用し、実際に現場で利用したうえで通話の音質や操作性を確認することが重要です。

クラウドPBXの導入によってできること

クラウドPBXはオフィスへの主装置(PBX)の設置や電話配線が不要という特徴があります。そのため、以下のようなことが実現できます。

コストを削減できる

クラウドPBXは電話回線の引き込み工事が必要なく、導入時にするべきことはサーバ上の初期データ設定のみです。そのため、端末購入費や工事費用を削減できます。また、クラウドPBXでつないだ電話機同士は内線通話が可能なため、社員間の通話は料金がかからないうえに、電話の取り次ぎ作業といった雑務も削減できます。

いつでもどこでも通話が可能

クラウドPBXを導入していれば、スマートフォンやPC、タブレットなど端末を問わずにどこからでも会社宛にかかってきた電話を受けられます。外出先やテレワークで自宅にいる従業員でも、顧客や取引先を待たせることなく応対が可能なため、結果として企業全体の生産性向上も期待できるでしょう。

デバイスの縛りがない

従来のビジネスフォンの場合、社内に固定電話機を設置して運用することしかできませんでした。しかし、クラウドPBXは固定電話機以外にも、スマートフォンやPCでも電話対応が可能となります。加えて、従業員の私物端末を社用電話としても使用する「BYOD(Bring Your Own Device)」でも対応できるため、端末代金の削減にもつながります。

スマートフォンで仕事の電話が使える「Widefone」

ここまでクラウドPBX導入の魅力をお伝えしてきましたが、従業員に仕事の電話番号を付与したいというニーズに応えるサービスがあります。ワイドテックが提供する「Widefone」です。

Widefoneは、「費用の負担を抑えて、安く050番号を利用したい」「内線は不要なためクラウドPBXは導入しなくてよい」といった中小企業におすすめのサービスです。

特徴

  1. 端末購入費が不要……Widefoneは従業員のスマートフォンを活用(BYOD)することで端末の購入が不要なため、導入時の初期費用を抑えることができます。企業にとって費用面での負担が少ない点が魅力です。
  2. 導入が簡単……専用のアプリをスマートフォンにインストールするだけで利用を開始できます。
  3. 利便性が高い……出張先や自宅にいるときなど、従業員は場所を選ばず仕事の電話番号が使用できます。
  4. スマホ2台持ちから解放……会社用と個人用、2台のスマートフォンを持つ必要がありません。2台持ちからの解放は、従業員から評価が高いポイントです。

基本機能

Widefoneは充実した機能を備えており、企業のコミュニケーションを効率的に支援します。たとえば「端末専用電話番号」の機能では、従業員に仕事用の電話番号を付与できます。そのため、安く050番号を社員に与えたいというニーズを満たすことが可能です。

価格

Widefoneは、BYOD(Bring Your Own Device)としても活用できるため、端末の購入が不要です。IP電話特有の複雑な設定は不要で、お手持ちのスマートフォンに専用のアプリをインストール・設定するだけですぐに利用できます。通話料金もWidefone同士の通話であれば無料で利用できるため、従業員同士の通話は内線感覚でご利用いただけます。月額基本料は、050番号、AGEphone Cloudサブスクリプションが含まれて900円/ユーザー(税抜)です。

お申し込みからご利用開始までの流れ

Widefoneのお申し込みからご利用開始までの流れは、以下の通りです。

step1
お問い合わせ・お見積り
お問合せ・お見積り

Widefoneは利用回線や端末を含むサービス構成をお客様のご要望に応じてカスタマイズを行うサービスです。お問い合わせフォームからご希望をお聞かせください、また、要件を入力いただければ概算のお見積りをご提出いたします。

step2
お打ち合わせ・要件確認
お打ち合わせ・要件確認

Web会議・対面でのお打ち合わせ等により、お客様のご要望をヒアリングいたします。またお客様の課題を解消していただくためのソリューションをご提案いたします。

step3
最終見積・ご契約
最終見積・ご契約

お客様のご要件を元に、最終的なお見積りを提出いたします。構成・金額・スケジュールなどご納得いただけましたらご契約いただきます。

※内容によっては、ご発注から納品までお時間をいただく場合がございます。また技術的、その他の条件により対応しかねる場合もございます。予めご了承ください。

他社比較

主要なクラウドで利用できる電話サービスの機能や特徴、価格を比較していきます。また、中小企業で便利に使える050番号のサービスも含めて紹介しています。

他社比較

資料は下記のリンクよりダウンロードいただけます。ぜひご覧ください。

まとめ

ご紹介した通り、クラウドPBXは、ビジネスを展開するうえで役立つ機能やコスト削減の可能性を持ったツールです。

多拠点での業務運営やクラウドシステム導入が本格化している現在、従来のビジネスフォンからクラウドPBXへ切り替えを検討する企業は年々増加しています。

本資料を参考に、自社のニーズに合ったクラウドPBXシステムを選定してください。

ビジネスフォンお悩み相談室 > 「従業員に仕事の電話を与えたい」中小企業の悩みを解消!
クラウド電話導入ガイド【5社比較】

ビジネスフォンお悩み相談室

「従業員に仕事の電話を与えたい」中小企業の悩みを解消!
クラウド電話導入ガイド【5社比較】

公開日:2024/04/02   更新日:2024/07/02

公開日:2024/04/02 更新日:2024/07/02

「従業員に仕事の電話を与えたい」中小企業の悩みを解消!クラウド電話導入ガイド【5社比較】

中小企業の電話対応に関する悩みはクラウドPBXで解消!

「従業員に仕事用の電話番号を与えたい」「だけど携帯端末の購入費が負担で実現できていない」「場所を問わない電話対応を実現したいが、コストも抑えたい」とお悩みの企業は多いのではないでしょうか。

このようなお悩みを解決する手段として注目されているのが、電話交換機をクラウド上に設置し、インターネットを介して電話機能を利用できる「クラウドPBX」です。

PBXとは、「Private Branch eXchange」の略で、企業などの拠点内に設置し、外線の発着信の制御や内線間の通話などを行えるシステムです。従来のPBXは物理的な装置を設置する必要がありましたが、クラウドPBXはクラウド上のPBXを使用するため、物理的な装置が必要ありません。

本資料では、クラウドPBXの代表的なサービスを挙げ、導入を検討されている企業の皆様に有益な情報をご提供します。クラウドPBXを導入しなくても、【従業員に仕事の電話番号を安く手軽に付与できる】秘訣もお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。

従来のPBX クラウドPBX
初期投資 ハードウェア費用に加え、工事費など初期構築費用が必要。数十万~ サーバ設定費のみ。数千円~数万円程度
機器メンテナンス 必要 不要
拡張性 低い(都度工事が発生) 高い
(管理画面の設定変更のみで対応可能)
音声品質
(インターネット品質に依存)

クラウドPBX導入のよくある失敗事例

クラウドPBXはその優位性から、今や多くのビジネスシーンで活用されています。しかし、導入に失敗してしまうとサービス見直しを余儀なくされ、コストの浪費につながることもあります。クラウドPBX導入の失敗を防ぐために、よくある失敗事例と対策について解説します。

自社に必要な機能が実装されていなかった

さまざまな機能を組み合わせて、自社に合ったカスタマイズができるのはクラウドPBXの利点の1つです。しかし、ベンダーによって利用できる機能は異なります。十分確認せずに導入してしまうと、自社に必要な機能を満たしていなかったという事態も起こり得ます。

従来よりもトータルコストが高くなった

利用する予定の人数や有料オプションなどを把握せずに導入してしまうことも失敗につながります。利用するチャンネル数により月額料金が変動するクラウドPBXでは、オプション構成によってはトータルコストが割高になってしまう場合があります。

通話の音声が悪くなった

クラウドPBXの特徴でもあるインターネットを介した電話通信は、ときに通話品質の低下を招くことも考えられます。通信環境に問題がある場合、十分な通話品質が確保できないケースもあります。

クラウドPBXのサービスを選ぶポイント

クラウドPBXを選定するにあたっては、導入目的や自社の規模などに応じたサービスの検討が必要です。以下の3つのポイントに気を付けながらクラウドPBXを選定することで、自社に最適なサービスを見つけられるでしょう。

サービスや機能が自社に合うか確認する

クラウドPBXサービスが提供する基本的な機能だけでなく、オプションを含めて自社に最適な機能が搭載されているかを確認することが重要です。たとえば全通話履歴・録音や通話数分析、インターネットFAXの利用やIVR(自動音声応答)など、付帯する機能はサービスによってさまざまです。どの機能がどのプランで利用できるかを把握したうえで、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことが大切です。

トータルコストが希望に沿うか確認する

使い方次第では、クラウドPBXはランニングコストが割高になってしまうこともあります。利用する端末の数やオプション構成を考慮しつつ、導入にかかる初期費用から維持費用まで、TCO(総保有コスト)を算出したうえで検討しましょう。サービスによっては基本料金が安いように見えても、有料オプションや端末利用台数次第で想定していたよりも割高になってしまうことも考えられます。

トライアルで音質や使用感を確認する

クラウドPBXの導入で失敗しないためには、実際の使用感を確認することも大切です。

クラウドPBXの通話音声品質はインターネット通信の品質に依存します。そのため、無料トライアルなどを活用し、実際に現場で利用したうえで通話の音質や操作性を確認することが重要です。

クラウドPBXの導入によってできること

クラウドPBXはオフィスへの主装置(PBX)の設置や電話配線が不要という特徴があります。そのため、以下のようなことが実現できます。

コストを削減できる

クラウドPBXは電話回線の引き込み工事が必要なく、導入時にするべきことはサーバ上の初期データ設定のみです。そのため、端末購入費や工事費用を削減できます。また、クラウドPBXでつないだ電話機同士は内線通話が可能なため、社員間の通話は料金がかからないうえに、電話の取り次ぎ作業といった雑務も削減できます。

いつでもどこでも通話が可能

クラウドPBXを導入していれば、スマートフォンやPC、タブレットなど端末を問わずにどこからでも会社宛にかかってきた電話を受けられます。外出先やテレワークで自宅にいる従業員でも、顧客や取引先を待たせることなく応対が可能なため、結果として企業全体の生産性向上も期待できるでしょう。

デバイスの縛りがない

従来のビジネスフォンの場合、社内に固定電話機を設置して運用することしかできませんでした。しかし、クラウドPBXは固定電話機以外にも、スマートフォンやPCでも電話対応が可能となります。加えて、従業員の私物端末を社用電話としても使用する「BYOD(Bring Your Own Device)」でも対応できるため、端末代金の削減にもつながります。

スマートフォンで仕事の電話が使える「Widefone」

ここまでクラウドPBX導入の魅力をお伝えしてきましたが、従業員に仕事の電話番号を付与したいというニーズに応えるサービスがあります。ワイドテックが提供する「Widefone」です。

Widefoneは、「費用の負担を抑えて、安く050番号を利用したい」「内線は不要なためクラウドPBXは導入しなくてよい」といった中小企業におすすめのサービスです。

特徴

  1. 端末購入費が不要……Widefoneは従業員のスマートフォンを活用(BYOD)することで端末の購入が不要なため、導入時の初期費用を抑えることができます。企業にとって費用面での負担が少ない点が魅力です。
  2. 導入が簡単……専用のアプリをスマートフォンにインストールするだけで利用を開始できます。
  3. 利便性が高い……出張先や自宅にいるときなど、従業員は場所を選ばず仕事の電話番号が使用できます。
  4. スマホ2台持ちから解放……会社用と個人用、2台のスマートフォンを持つ必要がありません。2台持ちからの解放は、従業員から評価が高いポイントです。

基本機能

Widefoneは充実した機能を備えており、企業のコミュニケーションを効率的に支援します。たとえば「端末専用電話番号」の機能では、従業員に仕事用の電話番号を付与できます。そのため、安く050番号を社員に与えたいというニーズを満たすことが可能です。

価格

Widefoneは、BYOD(Bring Your Own Device)としても活用できるため、端末の購入が不要です。IP電話特有の複雑な設定は不要で、お手持ちのスマートフォンに専用のアプリをインストール・設定するだけですぐに利用できます。通話料金もWidefone同士の通話であれば無料で利用できるため、従業員同士の通話は内線感覚でご利用いただけます。月額基本料は、050番号、AGEphone Cloudサブスクリプションが含まれて900円/ユーザー(税抜)です。

お申し込みからご利用開始までの流れ

Widefoneのお申し込みからご利用開始までの流れは、以下の通りです。

step1
お問い合わせ・お見積り
お問合せ・お見積り

Widefoneは利用回線や端末を含むサービス構成をお客様のご要望に応じてカスタマイズを行うサービスです。お問い合わせフォームからご希望をお聞かせください、また、要件を入力いただければ概算のお見積りをご提出いたします。

step2
お打ち合わせ・要件確認
お打ち合わせ・要件確認

Web会議・対面でのお打ち合わせ等により、お客様のご要望をヒアリングいたします。またお客様の課題を解消していただくためのソリューションをご提案いたします。

step3
最終見積・ご契約
最終見積・ご契約

お客様のご要件を元に、最終的なお見積りを提出いたします。構成・金額・スケジュールなどご納得いただけましたらご契約いただきます。

※内容によっては、ご発注から納品までお時間をいただく場合がございます。また技術的、その他の条件により対応しかねる場合もございます。予めご了承ください。

他社比較

主要なクラウドで利用できる電話サービスの機能や特徴、価格を比較していきます。また、中小企業で便利に使える050番号のサービスも含めて紹介しています。

他社比較

資料は下記のリンクよりダウンロードいただけます。ぜひご覧ください。

まとめ

ご紹介した通り、クラウドPBXは、ビジネスを展開するうえで役立つ機能やコスト削減の可能性を持ったツールです。

多拠点での業務運営やクラウドシステム導入が本格化している現在、従来のビジネスフォンからクラウドPBXへ切り替えを検討する企業は年々増加しています。

本資料を参考に、自社のニーズに合ったクラウドPBXシステムを選定してください。

クラウドPBX導入に失敗しないために確認したいポイント【5社比較】

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クラウドPBX導入に失敗しないために確認したいポイント【5社比較】

公開日:2024/04/02   更新日:2024/04/17

公開日:2024/04/02 更新日:2024/04/17

クラウドPBX導入に失敗しないために確認したいポイント【5社比較】

そのお悩み、クラウドPBXで解決!大企業こそクラウドPBXを導入すべき理由

DXにともなう電話対応の負担削減が求められている背景から、大企業においてもインターネット回線を介したクラウドPBXシステムの導入が広がりを見せています。しかし、「クラウドPBXの仕組みはある程度理解しているけど、導入に踏み切ることができない……」といったお悩みをお持ちの情報システム担当の方も多いでしょう。

本資料では、クラウドPBXの代表的なシステムを比較しながら、大企業の情報システム担当者様が抱えているお悩みに対する解決策を紹介します。

巻末では、サービス比較資料のダウンロードができるURLをご案内しています。クラウドPBX導入のご検討に是非お役立てください。

複数拠点間の電話の取次ぎが大変

拠点数が多い大企業にとって、拠点間の電話取次ぎは手間のかかる業務の1つです。場合によっては海外の拠点に取り次ぐケースもあり、電話対応における待ち時間や費用負担が課題となっています。

複数の拠点間で連携が可能に

多拠点を展開する大企業では、クラウドPBXを導入することで国内外の全ての拠点を一元管理できます。これは、クラウドPBXを活用すれば、複数の拠点がシステム上で仮想的に1つのオフィスのように機能し、内線環境を構築できるためです。全拠点の番号を1つに統一できるため、顧客への迅速な対応や円滑なコミュニケーションにつながるでしょう。

オフィス移転や社員の増減のたびに業者を呼ぶため、コストがかかる

従来のビジネスフォンでは、オフィスを移転したり拠点が増えたりするたびに業者に連絡して対応するのが通例です。そのための労力とコストが企業にとって負担になっているのではないでしょうか。

事業環境の変化や従業員の増減に柔軟に対応可能に

クラウドPBXは、上記のようなお悩みも解決できます。クラウドPBXの設定は、Webブラウザで変更可能です。電話の利用状況や拠点の移動に合わせて、柔軟にオプション機能や回線数を変更できます。

新入社員が入社した際にも、ユーザーの新規追加は余剰ライセンスを保有していれば、従来のPBXよりも比較的短時間で変更を反映できるため、新入社員への内線番号付与もスムーズに実施できます。

法定停電の準備と対応に手間がかかる

大企業における情報システム管理業務において、現場の大きな負担となっているのが法定停電です。保安規定により毎年発生する法定停電のために、何ヶ月も前から準備をする必要があります。停電時、停電後の立ち合いやシステムの立ち上げなどにかなりの時間がかかるという企業も多いでしょう。

法定停電の負担を削減可能に

クラウドPBXの大きな特徴として、主装置が不要である点が挙げられます。そのため、開通から停止まで数ヶ月を要していた法定停電への備えが不要になります。加えて、定期的なPBXのメンテナンスも削減できるため、法定停電に関わる繁雑な業務を削減可能です。

場所を問わずに電話を取りたい

リモートワークやテレワークを導入したいものの、固定電話を使用しているために、オフィスにいないと電話応対ができないこともよくある悩みです。

社員のスマートフォンからでも電話対応が可能に

インターネット回線にアクセスできればどこにいても利用できるクラウドPBXは、社員のスマートフォンからでも会社の代表番号を使った外線通話や内線が可能になります。自宅や外出先からも社用電話の応対が可能になるため、出社に縛られずに柔軟な働き方を実現できます。

クラウドPBX導入に失敗しないための確認事項

クラウドPBXは大企業でこそメリットが大きく、便利なシステムです。しかし、電話番号の流用や海外拠点の内線化への対応など、各社のサービスによって実装されていない機能もあります。ここからは、大企業がクラウドPBXを導入する際に確認すべき事項について解説します。

既存の電話番号をそのまま利用できる

企業にとって、固定電話番号は会社の看板ともいえる大切な情報です。しかし、クラウドPBXのサービスによっては、固定電話番号が引き継げないケースもあります。このような事態が発生した場合、既存の電話番号を変更せざるを得ないでしょう。電話番号を変更すると、登記簿の変更手続きをはじめ、資料や封筒、名刺などを修正する必要があるため、多くの工数が発生してしまいます。

そのため、大企業の担当者がクラウドPBXサービスを選ぶ際は、既存の電話番号をそのまま利用できるか確認することが大切です。

ワイドテックが提供するクラウドPBXサービス「Widefone」では、「0AB-J」の外線番号、つまり「03(などの市外局番)から始まる代表番号」の提供は行っておりません。そこでおすすめするのが、Widefoneと「ボイスワープ」などの通信事業者(電話会社)が提供する電話転送サービスとの併用です。お客様がお使いになっている03から始まる代表電話番号を、ボイスワープなどを経由してWidefoneの代表電話番号(外線050番号)に転送することで、現在の代表電話番号(0ABJ番号)を変更することなく外線からの電話を着信することができますが、発信する際は、050番号での発信になります。

フリーダイヤルに対応している

大企業は、中小企業に比べて対応すべき電話・問い合わせの量も多いでしょう。問い合わせ窓口として0120番号や0800番号といったフリーダイヤルを契約している企業も多く存在します。

そのため、クラウドPBX導入時にはフリーダイヤルに対応しているかも確認しましょう。サービスによっては「0800番号には非対応」のように対応番号が限られている場合があります。

海外でも利用できる

海外にも拠点を展開している企業では、海外拠点との連絡に国際電話を利用する必要があるため、コスト面で大きな負担になります。

その点、海外対応しているクラウドPBXであれば、海外から国内へ外線電話をかけた場合でも国内通話扱いとなるため、コスト面でのメリットが大きいです。また、海外拠点と国内拠点を内線で結べるため、まるで同じオフィスで働いているかように迅速な情報伝達、連携が実現できます。海外拠点がある、海外への進出予定がある大企業の場合は、クラウドPBXが海外でも利用できるか確認しておきましょう。

法人向け多機能クラウド電話「Widefone」

大企業におけるクラウドPBXの導入メリットや、導入を検討する際の注意点、確認しておくべき事項を踏まえたうえで、ワイドテックが提供する法人向けクラウド多機能PBXサービス「Widefone」をご紹介します。

特長

Widefoneは、内線数や外線数、代表電話番号の有無を自由に選択できるカスタマイズサービスを提供しているため、企業のニーズに最大限マッチした構成で導入できます。

たとえば代表リレー着信機能では、代表電話番号(外線050番号)への外線着信をあらかじめ設定された順序で引き継ぎ可能です。ほかにも代表一斉着信や時間外ガイダンス、サーバー型通話録音など、豊富な機能を標準で搭載しているため、オプション構成でコストを圧迫することもありません。

対応している端末はスマートフォン、パソコン、固定型SIM電話機(Yealink,Poly)など多岐にわたるため、さまざまなシチュエーションで活用し、高いコストパフォーマンスを実現します。

内線や外線の構成をカスタマイズ可能

Widefoneでは現場のニーズに合わせて内線と外線の数を調整でき、外線番号を共有することも可能です。端末構成も自由自在で、スマートフォン向けアプリやソフトフォン(PC電話)、固定型IP電話機も含め、お客様の要望に応じた豊富な選択肢があります。

加えて、IVR(電話自動応答)機能もオプションで利用ができるため、ニーズに合った機能をカスタマイズできます。

導入前後のコストの差

Widefoneを導入する前と導入後で、どのくらい運用コストに差が出るのか、事例をもとにご紹介します。

【事例】

  • 大手キャリアの「かけ放題」プランを契約中
  • 通話料を含めた1台あたりの月額コストがおよそ3,500円
  • 従業員は200名おり、月間の通信費は約700,000円
  • 利用は主に従業員同士の通話や、海外を含めた各事業部が利用する外線電話

このケースでは、「Widefone同士の通話が無料」という点が大きなメリットです。Widefone同士の通話がメインであれば、月額基本料のみで運用が可能になります。また、独自の回線契約などのオプションも複合して導入すると月額あたり約40%、およそ300,000円の節約につながる試算です。

導入前 Widefone導入後
(オプション込)
削減額
(1)1台あたりの月額コスト 3,500円 2,100円 △1,400円
(2)スマホ通信費 ((1)×200名) 700,000円 420,000円 △280,000円

お申し込みからご利用開始までの流れ

Widefoneのお申し込みからご利用開始までの流れは、以下の通りです。

step1
お問い合わせ・お見積り
お問合せ・お見積り

Widefoneは利用回線や端末を含むサービス構成をお客様のご要望に応じてカスタマイズを行うサービスです。お問い合わせフォームからご希望をお聞かせください、また、要件を入力いただければ概算のお見積りをご提出いたします。

step2
お打ち合わせ・要件確認
お打ち合わせ・要件確認

Web会議・対面でのお打ち合わせ等により、お客様のご要望をヒアリングいたします。またお客様の課題を解消していただくためのソリューションをご提案いたします。

step3
最終見積・ご契約
最終見積・ご契約

お客様のご要件を元に、最終的なお見積りを提出いたします。構成・金額・スケジュールなどご納得いただけましたらご契約いただきます。

※内容によっては、ご発注から納品までお時間をいただく場合がございます。また技術的、その他の条件により対応しかねる場合もございます。予めご了承ください。

他社比較

主要なクラウドPBXサービス5社の機能や特徴、価格を比較した資料をご紹介します。

他社比較

本資料では、クラウドPBXの代表的なシステムを比較しながら、大企業の情報システム担当者様が抱えているお悩みに対する解決策をご紹介しています。以下のリンクよりダウンロードください。

まとめ

ご紹介した通り、クラウドPBXは大企業でのビジネスに役立つ機能が備わった利便性の高いツールです。

国内外を問わず、複数拠点での業務運営やクラウドシステム導入が本格化している昨今、従来のビジネスフォンからクラウドPBXへ切り替えを検討する企業は年々増加しています。本資料を参考に、自社のニーズに合ったクラウドPBXシステムを選定してはいかがでしょうか。

ビジネスフォンお悩み相談室 > クラウドPBX導入に失敗しないために確認したいポイント【5社比較】

ビジネスフォンお悩み相談室

クラウドPBX導入に失敗しないために確認したいポイント【5社比較】

公開日:2024/04/02   更新日:2024/04/17

公開日:2024/04/02 更新日:2024/04/17

クラウドPBX導入に失敗しないために確認したいポイント【5社比較】

そのお悩み、クラウドPBXで解決!大企業こそクラウドPBXを導入すべき理由

DXにともなう電話対応の負担削減が求められている背景から、大企業においてもインターネット回線を介したクラウドPBXシステムの導入が広がりを見せています。しかし、「クラウドPBXの仕組みはある程度理解しているけど、導入に踏み切ることができない……」といったお悩みをお持ちの情報システム担当の方も多いでしょう。

本資料では、クラウドPBXの代表的なシステムを比較しながら、大企業の情報システム担当者様が抱えているお悩みに対する解決策を紹介します。

巻末では、サービス比較資料のダウンロードができるURLをご案内しています。クラウドPBX導入のご検討に是非お役立てください。

複数拠点間の電話の取次ぎが大変

拠点数が多い大企業にとって、拠点間の電話取次ぎは手間のかかる業務の1つです。場合によっては海外の拠点に取り次ぐケースもあり、電話対応における待ち時間や費用負担が課題となっています。

複数の拠点間で連携が可能に

多拠点を展開する大企業では、クラウドPBXを導入することで国内外の全ての拠点を一元管理できます。これは、クラウドPBXを活用すれば、複数の拠点がシステム上で仮想的に1つのオフィスのように機能し、内線環境を構築できるためです。全拠点の番号を1つに統一できるため、顧客への迅速な対応や円滑なコミュニケーションにつながるでしょう。

オフィス移転や社員の増減のたびに業者を呼ぶため、コストがかかる

従来のビジネスフォンでは、オフィスを移転したり拠点が増えたりするたびに業者に連絡して対応するのが通例です。そのための労力とコストが企業にとって負担になっているのではないでしょうか。

事業環境の変化や従業員の増減に柔軟に対応可能に

クラウドPBXは、上記のようなお悩みも解決できます。クラウドPBXの設定は、Webブラウザで変更可能です。電話の利用状況や拠点の移動に合わせて、柔軟にオプション機能や回線数を変更できます。

新入社員が入社した際にも、ユーザーの新規追加は余剰ライセンスを保有していれば、従来のPBXよりも比較的短時間で変更を反映できるため、新入社員への内線番号付与もスムーズに実施できます。

法定停電の準備と対応に手間がかかる

大企業における情報システム管理業務において、現場の大きな負担となっているのが法定停電です。保安規定により毎年発生する法定停電のために、何ヶ月も前から準備をする必要があります。停電時、停電後の立ち合いやシステムの立ち上げなどにかなりの時間がかかるという企業も多いでしょう。

法定停電の負担を削減可能に

クラウドPBXの大きな特徴として、主装置が不要である点が挙げられます。そのため、開通から停止まで数ヶ月を要していた法定停電への備えが不要になります。加えて、定期的なPBXのメンテナンスも削減できるため、法定停電に関わる繁雑な業務を削減可能です。

場所を問わずに電話を取りたい

リモートワークやテレワークを導入したいものの、固定電話を使用しているために、オフィスにいないと電話応対ができないこともよくある悩みです。

社員のスマートフォンからでも電話対応が可能に

インターネット回線にアクセスできればどこにいても利用できるクラウドPBXは、社員のスマートフォンからでも会社の代表番号を使った外線通話や内線が可能になります。自宅や外出先からも社用電話の応対が可能になるため、出社に縛られずに柔軟な働き方を実現できます。

クラウドPBX導入に失敗しないための確認事項

クラウドPBXは大企業でこそメリットが大きく、便利なシステムです。しかし、電話番号の流用や海外拠点の内線化への対応など、各社のサービスによって実装されていない機能もあります。ここからは、大企業がクラウドPBXを導入する際に確認すべき事項について解説します。

既存の電話番号をそのまま利用できる

企業にとって、固定電話番号は会社の看板ともいえる大切な情報です。しかし、クラウドPBXのサービスによっては、固定電話番号が引き継げないケースもあります。このような事態が発生した場合、既存の電話番号を変更せざるを得ないでしょう。電話番号を変更すると、登記簿の変更手続きをはじめ、資料や封筒、名刺などを修正する必要があるため、多くの工数が発生してしまいます。

そのため、大企業の担当者がクラウドPBXサービスを選ぶ際は、既存の電話番号をそのまま利用できるか確認することが大切です。

ワイドテックが提供するクラウドPBXサービス「Widefone」では、「0AB-J」の外線番号、つまり「03(などの市外局番)から始まる代表番号」の提供は行っておりません。そこでおすすめするのが、Widefoneと「ボイスワープ」などの通信事業者(電話会社)が提供する電話転送サービスとの併用です。お客様がお使いになっている03から始まる代表電話番号を、ボイスワープなどを経由してWidefoneの代表電話番号(外線050番号)に転送することで、現在の代表電話番号(0ABJ番号)を変更することなく外線からの電話を着信することができますが、発信する際は、050番号での発信になります。

フリーダイヤルに対応している

大企業は、中小企業に比べて対応すべき電話・問い合わせの量も多いでしょう。問い合わせ窓口として0120番号や0800番号といったフリーダイヤルを契約している企業も多く存在します。

そのため、クラウドPBX導入時にはフリーダイヤルに対応しているかも確認しましょう。サービスによっては「0800番号には非対応」のように対応番号が限られている場合があります。

海外でも利用できる

海外にも拠点を展開している企業では、海外拠点との連絡に国際電話を利用する必要があるため、コスト面で大きな負担になります。

その点、海外対応しているクラウドPBXであれば、海外から国内へ外線電話をかけた場合でも国内通話扱いとなるため、コスト面でのメリットが大きいです。また、海外拠点と国内拠点を内線で結べるため、まるで同じオフィスで働いているかように迅速な情報伝達、連携が実現できます。海外拠点がある、海外への進出予定がある大企業の場合は、クラウドPBXが海外でも利用できるか確認しておきましょう。

法人向け多機能クラウド電話「Widefone」

大企業におけるクラウドPBXの導入メリットや、導入を検討する際の注意点、確認しておくべき事項を踏まえたうえで、ワイドテックが提供する法人向けクラウド多機能PBXサービス「Widefone」をご紹介します。

特長

Widefoneは、内線数や外線数、代表電話番号の有無を自由に選択できるカスタマイズサービスを提供しているため、企業のニーズに最大限マッチした構成で導入できます。

たとえば代表リレー着信機能では、代表電話番号(外線050番号)への外線着信をあらかじめ設定された順序で引き継ぎ可能です。ほかにも代表一斉着信や時間外ガイダンス、サーバー型通話録音など、豊富な機能を標準で搭載しているため、オプション構成でコストを圧迫することもありません。

対応している端末はスマートフォン、パソコン、固定型SIM電話機(Yealink,Poly)など多岐にわたるため、さまざまなシチュエーションで活用し、高いコストパフォーマンスを実現します。

内線や外線の構成をカスタマイズ可能

Widefoneでは現場のニーズに合わせて内線と外線の数を調整でき、外線番号を共有することも可能です。端末構成も自由自在で、スマートフォン向けアプリやソフトフォン(PC電話)、固定型IP電話機も含め、お客様の要望に応じた豊富な選択肢があります。

加えて、IVR(電話自動応答)機能もオプションで利用ができるため、ニーズに合った機能をカスタマイズできます。

導入前後のコストの差

Widefoneを導入する前と導入後で、どのくらい運用コストに差が出るのか、事例をもとにご紹介します。

【事例】

  • 大手キャリアの「かけ放題」プランを契約中
  • 通話料を含めた1台あたりの月額コストがおよそ3,500円
  • 従業員は200名おり、月間の通信費は約700,000円
  • 利用は主に従業員同士の通話や、海外を含めた各事業部が利用する外線電話

このケースでは、「Widefone同士の通話が無料」という点が大きなメリットです。Widefone同士の通話がメインであれば、月額基本料のみで運用が可能になります。また、独自の回線契約などのオプションも複合して導入すると月額あたり約40%、およそ300,000円の節約につながる試算です。

導入前 Widefone導入後
(オプション込)
削減額
(1)1台あたりの月額コスト 3,500円 2,100円 △1,400円
(2)スマホ通信費 ((1)×200名) 700,000円 420,000円 △280,000円

お申し込みからご利用開始までの流れ

Widefoneのお申し込みからご利用開始までの流れは、以下の通りです。

step1
お問い合わせ・お見積り
お問合せ・お見積り

Widefoneは利用回線や端末を含むサービス構成をお客様のご要望に応じてカスタマイズを行うサービスです。お問い合わせフォームからご希望をお聞かせください、また、要件を入力いただければ概算のお見積りをご提出いたします。

step2
お打ち合わせ・要件確認
お打ち合わせ・要件確認

Web会議・対面でのお打ち合わせ等により、お客様のご要望をヒアリングいたします。またお客様の課題を解消していただくためのソリューションをご提案いたします。

step3
最終見積・ご契約
最終見積・ご契約

お客様のご要件を元に、最終的なお見積りを提出いたします。構成・金額・スケジュールなどご納得いただけましたらご契約いただきます。

※内容によっては、ご発注から納品までお時間をいただく場合がございます。また技術的、その他の条件により対応しかねる場合もございます。予めご了承ください。

他社比較

主要なクラウドPBXサービス5社の機能や特徴、価格を比較した資料をご紹介します。

他社比較

本資料では、クラウドPBXの代表的なシステムを比較しながら、大企業の情報システム担当者様が抱えているお悩みに対する解決策をご紹介しています。以下のリンクよりダウンロードください。

まとめ

ご紹介した通り、クラウドPBXは大企業でのビジネスに役立つ機能が備わった利便性の高いツールです。

国内外を問わず、複数拠点での業務運営やクラウドシステム導入が本格化している昨今、従来のビジネスフォンからクラウドPBXへ切り替えを検討する企業は年々増加しています。本資料を参考に、自社のニーズに合ったクラウドPBXシステムを選定してはいかがでしょうか。

「東商新聞」でNEON IVRをご紹介いただきました

「東商新聞」でNEON IVRをご紹介いただきました

東京商工会議所が発行する機関誌「東商新聞」(2024年3月20日発行/第2206号)でNEON IVRをご紹介いただきました。

「東商新聞」にNEON IVRが掲載されました

NEON IVRとは

手軽に安くIVRが利用できるクラウドサービスです。
「音声ガイダンス」「用件録音」「通話終了案内」「SMS自動送信」などIVRの基本的な機能はもちろん、「指定携帯電話へのSMS送信」などNEON IVR独自の機能も提供しています。

サービスの詳細はこちら:クラウド型自動音声応答サービス「NEON IVR」

東商新聞について

東商新聞とは、東京商工会議所の会員企業に毎月1回発行される機関誌です。

その中の「これから育つビジネスの”種”を紹介するコーナー「BizDane!」にNEON IVRを取り上げていただきました。


着信課金電話番号(オプションサービス)料金改定のお知らせ

着信課金電話番号(オプションサービス)料金改定のお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

楽天コミュニケーションズ株式会社は、提供する「フリーボイスシンプル/フリーボイスライト」の月額基本料金を、2024年5月1日より改定する発表を行いました。

それに伴い、Widefoneが提供するフリーボイスを利用したオプションサービス「着信課金電話番号」の料金改定を実施させていただくこととなりました。

日頃よりご愛顧を賜っておりますお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、どうかご理解いただきますとともに、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

外部リンク:(2024年2月13日発表)楽天コミュニケーションズ株式会社
フリーボイスシンプル/フリーボイスライト月額基本料金の改定について

料金改定の詳細

■対象サービス

着信課金電話番号(オプションサービス)

■料金改定日

2024年5月1日

■改定内容

サービスのタイプ 月額料金 変更前 変更後
(2024年5月1日以降)
新規発行タイプ 0120番号 800円/月 900円/月
0800番号 500円/月 600円/月
番号ポータビリティタイプ
(フリーボイスシンプル)
0120番号
0800番号
800円/月 900円/月

※価格は税抜表示です


[2024年7月24日発表]
本サービスのリニューアルを行いました。最新情報は、「着信課金電話番号」オプションサービスのご案内ページをご覧ください。



本件に関するお問合せは、下記までご連絡ください。

株式会社ワイドテック「Widefone」サービス運用担当
メール:widefone@widetec.com
お問合せフォーム:https://widefone.jp/contact/